今度は 二階の陰謀か?(笑) | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

安倍晋三応援ブログです。
やっと明るい未来を語る政治家が総理大臣になりました。しかし、闘いはまだまだこれから。子や孫が希望を持てる国になることを願うおやじです。

人気ブログランキングに参加しています
応援をよろしくお願いします。

 
人気ブログランキングへ

 

 

東京都の小池知事に対する風当たりが強くなっている。
ネットでは、東京マラソンの表彰式で、冷たい雨の中で選手が雨ざらしなのに自分は傘をさしてもらい、しかもポケットに手を入れている様子に批判の声が上がった。

これをきっかけに、「立ち止まって考える」から始まった豊洲移転の迷走と、それに伴う時間とお金の膨大な無駄遣いを思い出した人も多いだろう。また、開催中の都議会でも、自民党など野党がその件について厳しく追及している最中だ。

そんな中、その自民党の実力者である二階幹事長が、来年夏の都知事選で小池知事に協力すると表明したから驚いた。小池支持にも驚いたが、統一地方選が目の前に迫り、参院選の準備もたけなわのいま、なぜ鬼も笑う来年の話をするのか理解できなかった。

当然、安倍総理も「(知事選への言及が)早いな」と驚いている。


安倍首相、二階幹事長言及に「早いな」 小池都知事への「協力」発言めぐり
産経 2019.3.4 21:42

 安倍晋三首相(自民党総裁)は4日夜、首相公邸で開かれた与党幹部らとの会合で、二階俊博幹事長が来年夏の東京都知事選で小池百合子知事に協力すると述べたことについて「(知事選への言及が)早いな」と驚いた様子を見せた。出席者が明らかにした。

 二階氏は同日の記者会見で、小池氏が再選を目指して都知事選に立候補した場合に「協力するのは当たり前」と発言した。

 この日の会合には自民党の森山裕、公明党の高木陽介両国対委員長や菅義偉官房長官らが出席し、夏の参院選などについても話題に上がったという。

https://www.sankei.com/politics/news/190304/plt1903040019-n1.html


自民党は増田元総務相を担いだ2016年夏の都知事選で小池氏に敗れ、翌年の都議選でも小池氏率いる「都民ファーストの会」に惨敗を喫した。マスコミから一部の保守層まで巻き込んだ小池旋風に吹き飛ばされてしまったのである。

しかし、ご承知のように、その後の小池知事の迷走ぶりは、あのルーピー宰相以上だった。
多くの時間と都民のお金をどぶに捨てた豊洲移転の延期という大きな負の実績を残す一方、1ダースもの「ゼロ」を掲げた公約は一つも達成できていない



達成したゼロが「公約実現ゼロ」だけという惨状なのに、小池劇場を盛り上げた当事者のオールドメディアは批判を避けてきた。

石破氏などと同様に、まだまだ反自民、反安倍の駒として使えると考えていたのだろう。

ところが、最近はその図式に変化が感じられる
例えば、5日のTBS系の「ひるおび!」築地跡地の対応で小池氏の発言がブレまくっていることに関して特集している。

志らく 方向転換認めない小池都知事に苦言「現場の声、もうちょっと聞いたほうがいい」
2019年03月05日 15時05分    東スポWeb

https://news.nifty.com/article/entame/12275/12275-209636/


あれだけ小池氏側に立っていい加減な情報を垂れ流しておいて、いまになって掌を返すことには呆れるが、バカな視聴者はもう忘れたはずだとでも思っているのだろう。
とはいえ、彼らが批判に転じたのだとすればネタはいっぱいある。

これまで、小池批判を封印してきたマスコミがその方針を大転換するようなことになれば、猪瀬元知事、舛添前知事と同様に、あっという間に地に落ちる可能性が高い。
二階幹事長の発言はそんなタイミングで飛び出したのである。

これに対して自民党内から批判が出たのは当然だが、二階幹事長はさらに念押しするように二度目の支持表明を行った。
ただし、こんどは本音らしきものも顔を覗かせている。


二階幹事長、改めて小池都知事の支持を表明
産経 2019.3.5 11:45

 自民党の二階俊博幹事長は5日午前の記者会見で、来年夏の東京都知事選に小池百合子知事が立候補した場合、全面的に協力すると発言したことに関し「他に選択肢があるか。自民党が候補者を立てて党を挙げて大騒ぎしても勝てるのか」と述べ、小池氏支持の姿勢を改めて示した。「(前回の都知事選も)小池氏に勝てる候補を出せなかった。誰か今準備しているのか」とも語った。

 小池氏は平成28年の都知事選で自民党の推薦候補を破って初当選。翌年の都議選で地域政党「都民ファーストの会」を率いて自民党を惨敗に追い込んだ。

https://www.sankei.com/politics/news/190305/plt1903050012-n1.html


これに対して自民党東京都連の高島直樹幹事長は次のように反応している。


「小池知事は実績より思いつきが都民に影響」自民都連幹事長
NHK 2019年3月5日 16時42分

自民党の二階幹事長が、来年7月に任期満了を迎える東京都知事選挙に小池知事が立候補すれば全面的に協力する考えを示したことについて、自民党東京都連の高島直樹幹事長は「二階幹事長は都議会自民党を含めて東京都連に対し、『早く知事候補を決めろよ、待ってる』とエールを送ってくれたんだろう、という認識を持っている」と述べ、来年の都知事選挙の候補者の選定を急ぐ考えを示しました。

その一方で、二階幹事長が「小池知事の実績は見て分かるのではないか」と発言したことについて、高島幹事長は「私から見れば、実績よりも彼女がしたその場しのぎの思いつきの判断が都民に大きな影響を与えているのが実態であり、残念なことにその実績を評価するという二階幹事長のことばには、私自身も首をかしげる」と述べましたが、現時点で二階幹事長に発言の撤回などを求める考えはないとしています

(以下略)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190305/k10011836311000.html


二階幹事長の発言の意図が知事候補選定を促すためとの認識は正しいと思う。
また、小池知事の実績どころか、むしろ大きな悪影響を与えているとの批判も当然だ。
そして、二階氏の真意も、実はそこにあると考える。

小池氏は都知事選出馬時に次の知事選に出ないことを公約としているが、おそらく総理総裁への道を意識していたのだろう。
しかし、それはもうないから、間違いなく次の知事選に出るつもりでいる。

だから、自民党はそれに替わる選択肢を示す必要があるのに、その動きがまったく見えない。

だから二階幹事長がハッパをかけたのだ。
いくら来年の話でも、候補者のあてもないまま漫然と時を過ごしていていいはずがない。

また、小池知事の実績云々の発言だが、幹事長は本気で彼女の実績を調べれば豊洲がらみのマイナスの実績と「公約達成ゼロ」という実績くらいしか出てこないことは十分知っているはずだ。

つまり、この褒め言葉は小池氏にとって、むしろ迷惑であることも。

今日のワイドショーはゴーン保釈と籠池裁判に夢中だったが、今後ネタが不足してくれば自民党に接近する小池氏がターゲットになる可能性は十分ある。
そして、一旦その流れになれば、舛添前知事のようになるのはあっという間だ。

だから、その時に本当に都政を任せられる候補者を用意しておく必要がある。
私の願望は谷垣前総裁の出馬だが、閣僚クラスを充てることも含め真剣に検討すべき時に来ている。

あーでもないこーでもないとやっていたら時間はあっという間に過ぎるのだ。

二階幹事長がそこまで考えずに本気で小池氏を推している可能性も排除できないが、いずれにしても小池氏の負の実績を思い出させることに変わりはないのである。
「協力」発言と褒め言葉は、小池氏失脚の引き金になるかもしれない。

(以上)
 

人気ブログランキングに参加しています
応援をよろしくお願いします。

 
人気ブログランキングへ