オピニオン誌の読者争奪戦 | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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やっと明るい未来を語る政治家が総理大臣になりました。しかし、闘いはまだまだこれから。子や孫が希望を持てる国になることを願うおやじのブログです。


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月刊正論の表紙が今年になってから変わったことをご存じだろうか。
最新の7月号と昨年の7月号ではこんなに違う。

最新号                       昨年7月号                  
   

写真の有無も大きな違いだが、なによりHanada顔負けのキャッチ―なタイトルに驚かされる。『金サマ習サマ 平和のイカサマ』『セクハラはチンパンジーでもやっている』はこの雑誌のこれまでの硬派なイメージをぶち壊すインパクトがあり、花田編集長もびっくりだろう。

表紙にインパクトのある月刊HanadaやWILLが売れ行き好調なことと関係があると思うが、いい刺激を受けたのか正論のほうも売れ行きは好調そうだ。しかも、執筆陣も内容も他の二誌とは一線を画しており、内容は正論らしさをまったく失っていない。

先日のエントリでも書いたが、これらの保守系月刊誌が出版不況の中で気を吐いているのに対し、総合雑誌の王者文芸春秋は部数を減らし続けてきた。今年1~3月の発行部数は42万部だが、これは2013年の同期と比べて28.5%も減っているのである。
(日本雑誌協会データによる)

それ以前も部数の減少は続いていたが、ここ5年間の減り方はそれよりずっと激しい。
特に2013年から14年にかけて大きく減少しており、まるで安倍政権誕生がきっかけで部数の減りかたが加速しているかのようである。

かつては保守系雑誌と言われていたのにいつの間にか左に傾きだし、特にモリカケ問題がマスコミをにぎわすようになるとまるで朝日新聞のように安倍政権叩きに走った。しかし、それに比例するように発行部数は減り続けたのである。

ところが、今日その文芸春秋の最新刊を書店で手に取って驚いた。
正論と違って表紙には何の変化もないのだが、その内容が激変しているのである。

表紙に書かれた「大特集」は『理想の介護と最期』となっているが、広告ではこうなっている。





この週刊誌並みの派手な広告で真っ先に目に飛び込んでくるのは『日本は核を持つべきだ』という、かなり刺激的な見出しだ。「総力特集」「北朝鮮を信用するな」との表現も目につくなど、保守系雑誌に奪われつつある読者を取り戻す意図が感じられる。

先日のエントリで、この種の雑誌には高齢者が比較的多いのではと書いたが、『理想の介護と最期』もそちら向けの特集だ。保守的で活字好きの高齢者は案外多く、紙の媒体にとって貴重な読者層なのである。

保守系月刊誌が週刊誌の読者を奪う!?

昨年5月に独占手記を掲載するなど持ち上げ続けてきた小池知事の経歴詐称を、いまさらのように取り上げたのも大きな転換である。今年の5月号では『安倍忖度政治との決別』、6月号でも『官僚は安倍官邸の下僕と化した』とやっていたのが上記のように変わった。

特集記事などで安倍政権、自民党を攻撃し続けてきたこの雑誌が、今月号ではそれを封印し、核武装論の記事を目玉に持ってきたのである。もっとも、安倍政権も自民党も核武装の可能性は否定しているから、この記事で政権を右側から攻撃していると言えないこともないが。

それはともかく、文春側も今月号の目玉としているエマニュエル・トッド氏が一種の核武装論者であることは分かっていたはずだ。かつて氏は「安倍の葬式は家で出す」で有名な朝日新聞の故・若宮啓文氏に日本の核武装の必要性を説いたことがあるのだ。

尚、この著名なフランスの歴史人口学者・家族人類学者は自身の政治的なスタンスを中道左派と述べている。だから、若宮氏はわざわざフランスまで出向き、よりによって核武装の必要性を説かれることになったのだろう。

今月号の文春の記事をここでご紹介することはできないので、若宮氏との興味深いやり取りをご紹介。


ブログ「メッテルニッヒの部屋」さんの
『エマニュエル トッド 朝日に説教する。』 2006-11-02 
https://metternich.exblog.jp/4115504/


文芸春秋が若宮氏のようにフランスまで行ったのか来てもらったのか知らないが、大金を使ってわざわざ海外に出向いて著名な学者にインタビューしたのはなぜだろうか。

理由は様々だとは思うが、日本の自称リベラル、自称中道左派(中には保守を名乗るのもいるが)にはまともな論説が期待できないことが大きいのではないか。
例えば、こんなのが日本では学者、有識者、評論家として大きな顔をしているのである。


【新潟県知事選】
野党系候補の応援演説で首相らを批判 佐高信氏「安倍のバカなバカ騒ぎ」、山口二郎氏「腐った男いらない」
産経 2018.6.8 21:15


 評論家の佐高信氏や法政大学法学部の山口二郎教授らが8日夜、新潟知事選の立候補者、元県議の池田千賀子氏(57)=立民、国民、共産、自由、社民推薦=の応援に駆け付け、新潟市中央区のJR新潟駅前で安倍晋三首相や、ほかの知事選候補者を批判する演説を行った。

 佐高氏は「安倍晋三は拉致問題を食い物にして首相になり、無責任なことやってる。本当に拉致問題を解決したいなら平壌に乗り込め。そして帰ってくるな」と絶叫。聴衆からは「そうだ」と大きな声が上がった。

 さらに、佐高氏は「安倍のバカなバカ騒ぎを打ち破るためにも絶対に勝たないといけない。自民党に天罰を、公明党に仏罰を」と声を張り上げた

 また、山口氏は「もう腐った男はいらない。女性の知事を実現させるべく、力いっぱい戦っていただきたい」と訴えた。

 米山隆一前知事の辞任に伴う知事選は10日、投開票。元五泉市議の安中聡氏(40)、元海上保安庁次長で元副知事の花角英世氏(60)=自民、公明支持、池田氏の無所属新人3氏が人口減少問題や産業振興などを争点に激しい舌戦を繰り広げている。

https://www.sankei.com/politics/news/180608/plt1806080031-n1.html


日本の自称リベラルはこんなのばかりなのだ。

以前のエントリでは保守系の雑誌に寄稿できる論客が少ないからもっと増えてほしいと書いたが、左派のほうにはまともな論客はほとんど見当たらないのである。
リベラルの視点でのまともな論説を掲載したければ、海外に頼るしかないのだろう。

事実を直視できない彼らに、読むに値する論説が書けるはずもない。直接反論のこないマスコミでで印象操作に励むか、デモや集会で感情的に絶叫するしかないのである。右か左かに関係なく、活字好きならこんな連中の書いたものを読む気もしないのは当然ではないか。

さて、とりあえず今月号はイメージチェンジを見せた月刊文芸春秋売れるのだろうか。
他の保守系雑誌の朝日たたきにもやや疲れが見えるから、目新しい今月号は案外売れるかもしれない。そして、この路線が続くかどうかはこれからの売上次第だろう。

(以上)

 

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