サイレントマジョリティの勝利 | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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やっと明るい未来を語る政治家が総理大臣になりました。しかし、闘いはまだまだこれから。子や孫が希望を持てる国になることを願うおやじです。

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現職の稲嶺氏有利とみられていた名護市長選での逆転勝利で思い出した話がある。
妻から何度も聞かされた話である。

いまから40うん年前、当時大阪で一人暮らししていた彼女は町長選で投票するために電車と汽車(まだSLが走ってたw)を乗り継いで実家に帰った。父親が支持する現職町長が今回の選挙は危ないので絶対帰ってこいと強い要請があったのである。

選挙など全く興味はなかったから断ったが、交通費は出す、多少の小遣いも出すという。
それで、母や妹の顔も見たいと思い帰省する気になったという。義父がそこまでしたのは、地元ではちょっとした名士で相当の票数を期待されていたからだ。

ところが、投票を済ませて家に戻り、「これで〇〇さんは3票確保したね」と言うと、父から思いもかけない言葉が返ってきた。


「わしは××に入れた」

「えーっ!」

「誰にも言うなよ」


なんと、娘を呼び戻してまで現職の〇〇候補に投票させた本人は対立する新人候補に投票していたのである。妻はこれにはびっくりするというより呆れ、なぜそんな不合理な行動に出たのかを問いただしたが義父は「誰にも言うなよ」と言うばかりだった。

特に不思議なのは、わざわざ呼び戻した娘たちに新人候補に入れろとは言わなかったことだ。
それについて妻は「私から漏れると思ったからでは?」と言うが、誰に投票したのかなど黙っていれば分からない。

納得しかねていたら、さらに私が田舎の怖さを知らないからだと言う。彼女が生まれ育った地域では、家庭の内情など近隣に筒抜けで選挙でだれがどこに入れたかくらい大抵わかるのだと。義父は娘を呼び戻すことでその対策をしたのだろう。

この話はこれまで何度も聞いているが、今回初めて出てきたのが投票所を出たところで出口調査をしていたという話だ。しかし、ウィキによれば日本で選挙の出口調査が始まったのは1989年だというから、40年前にはまだなかったはずだ。

そんな昔に田舎町の町長選で大手メディアによる出口調査があったとは考えられないから、この調査はなんとなく胡散臭い感じがする。もっとも、妻は回答を断ったそうだし、もし答えていても現町長に投票していたから問題はなかったのだが。

これは40年前のかなり田舎の選挙の話だが、今回の名護市長選でも「誰にも言うなよ」の人がかなりいたようだ。

どういうことか?

それを説明するために、まず、NHKの選挙速報で当選確実が出る前に発表された投票当日の出口調査結果を確認してみよう。


 

これらの画像はこちらのツイートから拝借した→https://twitter.com/Miquni54/status/960159828189433857


年代別では50代までは拮抗しているが6代以上では明らかに稲嶺氏有利だ。
しかも、稲嶺市政は74%の人が評価している。
だから、この時点ではツイッターでも悲観的な見方が多かった。

しかし、その後に当選確実が出たのは渡具知氏のほうで、最終的には3000票以上の差がついた。つまり、出口調査は有権者の動向とはかなり違う結果を導き出していたのである。
これに関しては次のような話もある。



具体的な数字は不明だが、出口調査を拒否する人が多かったのだ。
結果から見て、回答を拒否した人の多くは渡具知氏に投票していたことになる。
名護市でも家に帰って家族に「誰にも言うなよ」と言った人は結構いたのではないか。

そして、その理由は沖縄の特異な言論空間や基地反対派の過激な言動にあるのだろう。
沖縄の最高権力者は翁長知事で、県警すら知事の管轄下にある。基地反対運動を支援する自治体も多く、報道は琉球新報、沖縄タイムズが牛耳っている。

だから、選挙のある自治体に大勢が住民票を移す、投票所への道筋に陣取って投票に行く人を見張るようなことをするなど、やりたい放題だ。

出口調査しているすぐ横に彼らが張り付いていたとの証言もあり、答えても何のメリットもない調査に答える気にならないのも分かる。お巡りさんまで脅迫する基地反対派のいるところで
「渡具知氏に入れました」などと言う必要はないのだ。

もっとも、同じ出口調査でも期日前投票(こちらはOTV沖縄テレビ)では次のようになっている。



NHKの投票当日の結果と比べ、60代以上はそれほど差はないが、50代以下の結果がかなり違う。NHKの当日調査では投票先が拮抗しているのに、OTVの期日前出口調査では渡具知氏のほうが、かなりリードしている。

数字を見る限り渡具知氏支持者のほうが積極的に期日前投票に出かけたと言えそうだ。
基地反対運動ばかりに熱心で住民の生活改善に積極的ではない稲嶺市政を終わりにしたい人たちが自分の意思で期日前投票所に足を運んだということだろう。

選挙は下馬評でも選挙当日の出口調査でも劣勢だった渡具知氏の大逆転に終わった。
法律を軽視し、声がバカでかく、時に暴力的ですらある反基地派の連中にサイレントマジョリティ―が勝利したのである。

とはいえ、反基地勢力が今回の結果を反省して言動を抑制することはなく、むしろ、その無法ぶりは次の知事選でさらにエスカレートしそうだ。
しかし、若い世代を中心に現状をおかしいと考える有権者は増えている。

サイレントマジョリティーが沖縄の現状を変える力になりつつあるのではないか。

(以上)

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