月刊Hanadaが絶好調 | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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安倍晋三応援ブログです。
やっと明るい未来を語る政治家が総理大臣になりました。しかし、闘いはまだまだこれから。子や孫が希望を持てる国になることを願うおやじです。

月刊Hanadaが産経新聞に2月号の全面広告を出している。
早速買いに行った書店にはWILLと並んで置いてあったが、場末の書店でこんなに売れるのかと思うほど積み上げている。





『\5号連続完売御礼!!/』の大きな文字のすぐ上に『朝日虚報と全面対決』『朝日抗議文を全面論破』『朝日はいつ潰れるのか』『朝日はやっぱり●ね!』の文字が躍っているのがなんとも可笑しい。最近の売り上げ絶好調は朝日新聞のおかげだとからかっているのだ。

それほど感謝するなら朝日新聞にもこの全面広告を出してあげればよかったのにと思う。

それを見た読者がどう反応するのか見てみたい気がするが、朝日新聞に断られたのか、あるいは花田編集長がコストパフォーマンスが悪いと判断したのだろうか。

そして、今月号も読みどころ満載だ。
小川榮太郎氏の『朝日の抗議文を完全論破』は大半が朝日新聞の抗議文への回答の転載だが、すでにネットで公開されているものはこれを半分近くに圧縮したものだという。

 

(参考)

朝日新聞からの申入書に対する小川榮太郎の回答
2017年12月6日

http://psij.or.jp/2017/12/06/20171206_02-2/

私はその回答文も読んでいるが、このオリジナルフルヴァージョンにはそれにはない「説得力ある反論を」「やくざの恐喝とかわりない」「よく読んでください」などと、さらに挑発的な文言が飛び出してくる。だから、読み物としても実に面白いのだ。

そして、最大の読みどころは有本香氏の『安倍総理独占インタビュー』だ。安倍総理はこの取材に70分以上の時間を割いたが、首相動静でそれを知った元朝日新聞の富永格氏が「マイナー誌に1時間、大サービスだな。」とあほなツイートをしたことがネットで話題になった。

産経、WILLなどと共に朝日新聞を痛烈に批判し続けているHanadaが安倍総理に1時間もインタビューするのだから内容が気になったのだろう。ネットでは「マイノリティの意見を大事にしろとか言いながら、マイナー雑誌だと罵るとは、、」などの批判がたくさん寄せられた。

 

これはまずいと思ったのかそのツイートはすでに削除されているが、ためしに彼のツイッターを訪問してみたらブロックされていた(呆)
こちらはフォローしたことも絡んだこともないのにである。

言論誌を「マイナー雑誌」と蔑み、自分の発信に批判がくると削除し、フォロワー数が少ない遠吠えブロガーをブロックするような人物が看板コラムの天声人語を書いていたのが朝日新聞なのだ。

しかし、この騒ぎは月刊Hanadaにとってはいい宣伝になったらしく、ツイートでお礼を述べている。

自称たぬちん氏の問題のツイートは削除されているが、それを予測したのかHanada側ではスクショは取ってあったようだ。




編集部の皮肉たっぷりのコメントが可笑しい。

さて、その安倍総理へのインタビューだが、有本香氏がジャーナリストとしてよく準備して公邸に出向いたことが感じられる内容となっている。

話は明恵夫人がベルギーからの勲章授与式で「今年はいろいろなことがありまして」と涙ぐんだことから、モリカケ騒動、北朝鮮、外交、自由貿易、憲法改正と幅広いが、有本氏は実に適切な質問で安倍総理の話を引き出し、さらに深く突っ込んでゆく。

たとえば、安倍総理が木造船の漂着に触れると、次のように国民の不安を代弁する。


「木造船漂着のニュースに関しては、国民の間でも不安が広がっています。しかし、国会ではあまり議論されていない印象です。」


これに対し、安倍総理は青山繁晴議員が国会で「天然痘を発症させたまま上陸してきたらどうする」と質問してきたことにも触れ、そういうことも含めて万全の体制をとっていると説明する。

しかし、有本氏の質問はそれでは終わらない。


「彼らは本当に北朝鮮の漁民なのか」という不安が国民の間に広がりつつあります。(中略)武装難民やテロリストが海から容易に上陸してくるのではないかという不安もあります。その際、いわゆるグレーゾーン事態となる可能性もある。この場合、総理や政府はどう判断し、危機に対応するのだろうか。しっかり対処できるのか。国民は気を揉んでいます。」


こういう質問をするのがジャーナリストや野党の役割なのだ。
富永某なら1時間以上の時間をもらっても聞くネタに困るのではないか。モリやカケしかネタがなくて安倍総理から強烈な反論を喰らうのが席の山だろう。

話が逸れたので元に戻すと、この質問に対して安倍総理は国家安全保障会議(NSC)ができたことで、警察、海保、自衛隊などの情報共有が格段に進んだことなどを説明し、あらゆる事態に対処すべく策を練っているので安心してほしいと答えている。

さらに有本氏の質問は拉致被害者救出に及び、安倍総理の説明にあった「事が起きた時のシミュレーション」の中には朝鮮動乱の際の拉致被害者救出も盛り込まれていると見ていいかと問う。
 

そして、手の内を見せられない安倍総理があたりさわりのない答えをすると、今度は、何かいままでと違うアプローチをする考えはあるかとさらに突っ込むのである。

また、中国の公船や軍艦が尖閣諸島で領海侵犯などを常態化させていることなどを指摘したうえで、次のような質問もしている。


相手は長期的戦略で尖閣を取りに来ていますから、今後、日本がどんどん差し込まれる状況になりかねないという不安が拭えません。もう少し日本側から、尖閣の実効支配をより確かなものにする方策を取れないものでしょうか


私も早く灯台を作るなり、環境調査チームを常駐させるなりすればいいのにと思うが、それをしないのは中国と押したり引いたりの駆け引きをしているなかでの総合的な判断なのだろう。だからか、安倍総理はその質問に直接答えなかったが、ジャーナリストならこういう突っ込んだ質問をするべきなのだ。

他の記事も充実している。

上念司氏の『朝日はいつ潰れるのか』は期待して読んだが、リストラの余地の大きい同社は案外しぶとく簡単にはつぶれそうもない。実に残念だが、それは上念さんの責任ではない。

ところで、この本は巻末に掲載される『読者から』への投稿も高齢者が目立つが、私が購入した書店のお客も高齢者が多い。自民党は高齢者の支持率が低いと言われるが、それでも不支持より支持のほうが多いのだ。この論調が活字媒体を好む高齢者にも案外受けているのである。

商売上手(褒め言葉)な花田編集長は活字好きの高齢者という新しい読者層を獲得しつつある。

(以上)

 

他にも興味深い記事が満載の今月号もアマゾンでは即在庫切れとなったらしい(すでに回復)。完売は間違いないと思われるのでお早めに。

月刊Hanada2018年2月号

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