結果を残す人 口だけの人 | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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安倍晋三応援ブログです。
やっと明るい未来を語る政治家が総理大臣になりました。しかし、闘いはまだまだこれから。子や孫が希望を持てる国になることを願うおやじです。

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「努力を積み重ねる」タイプの稀勢の里にふさわしい四字熟語は何かとちょっと調べてみたが結構多い。私の知らなかった難しい言葉もいろいろあるが、彼には「一生懸命」「一所懸命」あるいは「一意専心」のような素直なものが合う気がしていた。

ただ、「一生懸命」は朝青龍、鶴竜が、「一意専心」は若乃花が大関昇進時にすでに使っている。また、貴乃花関の「不惜身命」のように、よほどの物知りでないと知らない言葉を借りてくるのは「あこがれの横綱は」と聞かれて「自分は自分しかない」と答えた彼には似合わない。

 
(参考)力士が昇進時の口上に入れた四字熟語
http://hanntaigo.main.jp/yojijyukugo/sumo.html


若乃花は、横綱昇進時には「堅忍不抜(けんにんふばつ)」を選んだが、口上の時に「けんしんふばつ」と言ってしまった。知らない言葉を使うより、朝青龍関の「一生懸命」のほうが気持ちが素直に表れている感じでよほどいい。

結局、稀勢の里が口上で述べたのは「横綱の名に恥じぬよう精進いたします」というごくごくシンプルなものだった。四字熟語ではなかったのである。伝達式後の会見によると、いろんな人がこの場にふさわしい言葉を寄せてくれたが、最後は自分で決めたそうだ。

誰かの借り物ではなく、自ら考えで「精進」を選んだのだ。二文字でも「一生懸命」より深い意味が感じられるいい言葉である。
ぜひ精進して、息の長い横綱になってもらいたい。

ところで、前エントリでは稀勢の里関の努力の積み重ねを「ほふく(匍匐)前進」と表現したが、この姿勢は地面に手をつくから相撲には不適当だった。

さて、ほふく前進といえば安倍総理である。かつて「歴史問題は匍匐(ほふく)前進で行くしかない」と語っていたが、慰安婦問題などはまさにその実践によって日韓合意までこぎつけた。その結果、慰安婦像の問題はいまや韓国の国内問題になっている。

一生懸命に精進して一歩でも半歩でも前に進むからこそ結果がでるし、それを繰り返すことが大きな成果につながるのだ。しかし、民進党をはじめとする4野党は批判や審議の妨害に明け暮れており、一向に建設的な議論をする姿勢が見えない。

だから、安倍総理は施政方針演説の最後に、議場にいる全議員に次のように呼びかけた。


未来は変えられる。全ては、私たちの行動にかかっています。
 
 ただ批判に明け暮れたり、言論の府である国会の中でプラカードを掲げても、何も生まれません。意見の違いはあっても、真摯かつ建設的な議論をたたかわせ、結果を出していこうではありませんか。
 
 自らの未来を、自らの手で切り拓く。その気概が、今こそ、求められています。
 
 憲法施行七十年の節目に当たり、私たちの子や孫、未来を生きる世代のため、次なる七十年に向かって、日本をどのような国にしていくのか。その案を国民に提示するため、憲法審査会で具体的な議論を深めようではありませんか。
 
 未来を拓く。これは、国民の負託を受け、この議場にいる、全ての国会議員の責任であります。
 
 世界の真ん中で輝く日本を、一億総活躍の日本を、そして子どもたちの誰もが夢に向かって頑張ることができる、そういう日本の未来を、共に、ここから、切り拓いていこうではありませんか。
 
 御清聴ありがとうございました。

(第百九十三回国会における安倍内閣総理大臣施政方針演説より) 
http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/statement2/20170120siseihousin.html


これは全議員に語り掛けたものであり、太字強調の部分も含め特定の政党や勢力に向けたものではない。しかし、マスコミは民進党を念頭に置いた発言だと報じるし、何より身に覚えのある民進党自身が自分たちが攻撃されたと受け取った。

まあ、誰でも民進党のことだと思うだろうが、安倍総理は反発を予想したのか名指しは避けていた。だから、まさか蓮舫代表が代表質問で食いついてくるとは思わなかった。ところがそのすぐ後、実は自民党も野党時代にプラカードを掲げていたことが分かったのである。

私も、ツイッターで自民党がプラカードを掲げている写真を見たときにはこれは安倍総理も想定していなかったブーメランだと思った。これは、必ず国会で追及してくるなと思っていたら、やはりこれ幸いと噛みついてきたのである。

ところが、総理は「自民党だけを正当化する考えは毛頭ない」と述べて批判を一蹴した。
自民党のプラカードも知っていて、最初からそう答えるつもりだったのかもしれない。


安倍首相、また民進挑発=プラカード発言は「一般論」
 安倍晋三首相は24日の参院代表質問で、「批判に明け暮れ、国会の中でプラカードを掲げても何も生まれない」と施政方針演説で述べたことについて、「あくまで一般論で、民進党の皆さんだとは一言も言っていない。自らに思い当たる節がなければ、ただ聞いてもらえればいい」と語り、民進党を重ねて挑発した。

 同党の蓮舫代表が、自民党も野党時代にプラカードを掲げ、反対行動に及んだと指摘。「私たちへの批判とどう整合性を取るのか」と追及したのに対し、首相は「自民党だけを正当化する考えは毛頭ない」と述べた。

 民進党は23日の衆院議院運営委員会理事会で、「プラカード発言」に抗議していた。参院代表質問での首相発言を受け、同党は24日の同委理事会で再度抗議した。

 一方、日本維新の会は同委理事会で、プラカードの使用禁止を提案。これに対し、佐藤勉委員長は「各委員長が判断することに尽きる」としながらも、「(使用は)慎むべきものだ」と語った。(2017/01/24-20:14)

(太字強調はブログ主)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017012400556&g=pol


行政府の長である首相が立法府の国会の批判をするのはけしからんという議論があるが、安倍総理は真摯な議論を経て結果を出していこうと呼びかけているだけだ。それを国会や特定の政党に対する批判だと受け取るほうがおかしいのである。

野党の抗議を受けて自民党理事が「総理に注意する」などと応じたそうだが、いったい何を注意するというのか。
そもそも、自分たちが頼りないから少しも審議が進まないのだ。

とはいえ、民進党を挑発したりぎゃふんと言わせても得るものはない。憲法審査会をはじめ、あらゆる議論を避けて批判に明け暮れる民進党に議論の場に就くように促すのが真意だろう。しかし、蓮舫代表はそれを受けて立つとは言わず批判の材料にした。

彼女は代表就任時に提案型に変わると言ったが、相変わらず批判のための批判ばかりで一向に提案らしきものは出てこない。まともな政権運営ができなかったこの党にそんな力はないのだ。対案どころか議論する知識も意欲もないから、こうなることは最初から分かっていた。

横綱稀勢の里の誕生で大相撲の取り組みが楽しみになってきたが、国会は野党第一党がまともに土俵に上がらないからどうにも盛り上がらない。だから、安倍総理は民進党を挑発して少しでも国民の目を国会審議に向けさせようとしたのだろうか。

おかげでちょっと楽しませてもらったが、政府、自民党は民進党が難癖をつけて審議に応じないことを、もっと強く国民に訴えるべきである。

(以上) 
 
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