一番怖い 自民党の”おごり” | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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山本農水相の「強行採決」発言は攻撃ネタ枯れで困っていた野党にとって、思わぬ恵の雨となった。同じような質問を繰り返してお茶を濁しつつ、いざ採決となった時にテレビ向けのパフォーマンスをするくらいしかなかったから小躍りしたい気分だろう。

 

単に「採決」と言えばなんの問題もないのに、わざわざ「強行」を付けるのだから気が緩んでいるとしか思えない。実際に発言している映像を見ても、ふがいない野党をバカにしているような感じだから「おごっている」と言われても仕方がない。

 

現在の自民党には2012年以降の自民党に風が吹いているときに当選した若手議員も多く、彼らのおごりや油断とも思える言動にはハラハラしてきた。ところが、山本氏は当選9回で第一次安倍政権では金融担当大臣も勤めたベテラン議員だ。

 

石破派に属してはいるが安倍総理に信頼されているからTPPの国会批准を控えたこの重要な時期に農水相に抜擢された。野党が何が何でも阻止しようとしているのだから、いまは最も言動に細心の注意を払うべきときなのにこのありさまである。

 

彼が所属する派閥の長は味方を後ろから撃つことで有名だが、その真似をして一緒に座禅を組むほど親しい安倍総理の足を引っ張ってどうするのかと言いたい。政治家としての主張には賛同できるだけに残念だ。

 

このようなベテラン議員すら極めて不用意な発言をするということは、自民党全体に緩みやおごりが生じているのではないか。野党の追及だどより、そちらのほうがもっと心配だ。

 

それは党の幹部も感じているようで、特に二階幹事長は緩んだ気分を引き締めようと躍起となっている。


TPP 山本有二農水相が「強行採決」に言及 二階俊博幹事長が菅義偉官房長官に「緊張感持って」と申し入れ
産経新聞 10月19日(水)11時14分配信

 自民党の二階俊博幹事長は19日午前、山本有二農林水産相が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)承認案を強行採決する可能性に言及したため、菅義偉官房長官に「内閣としても緊張感を持ってやってほしい」と電話で申し入れた。菅氏は「(山本氏を)厳重注意する。迷惑をかけて申し訳ない」と陳謝した。

(以下略)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161019-00000511-san-pol


自民・二階俊博幹事長「しっぺ返し食う」「実力超える票頂戴している」 衆院選巡り若手議員戒め
産経 2016.10.22 18:29

 自民党の二階俊博幹事長は22日、札幌市で講演し、2012年と14年の衆院選で自民党が勝利したことに関し「『前回、その前もうまくいった、選挙はだいたいこういうものだ』と思っていたら、しっぺ返しを食う」と述べた。来年1月の衆院解散が取り沙汰される中、選挙基盤が弱いとされる衆院当選1、2回の若手議員が慢心しないよう戒めた格好だ。

 

 二階氏は「自民党はたくさんの議席を持っているが、実力を超える票を頂戴している結果だ」とも指摘した。
http://www.sankei.com/politics/news/161022/plt1610220016-n1.html


菅官房長官が言うように、いまの自民党には緊張感が欠けている。また、二階幹事長が言うように若手を中心に慢心もあるだろう。そして、このような緊張感の欠如や慢心が生じるのは、彼らに政治家としての自覚も覚悟も足りないからではないか。

 

政治家として何を成すのかという「志」を持っていなければ自覚は生まれないし、これまで経験のない地道な選挙活動を始める覚悟も定まらないのだ。そんな状態を放置すれば、いつ解散するかに関わらず若手を中心に大勢の議員が今度は落選しかねない。

 

野党共闘をなめてはいけないのである。

 

だから、二階幹事長のように、地道に選挙区の声を拾って歩くことの大切さや選挙の戦術を教えることも大切だが、自民党の立党の精神や綱領に戻り、彼らが自らの志を問い直す機会を作ることも絶対に必要だ。

 

二階幹事長は勝つ気のない候補者、努力しない候補者の差し替えに言及しているが、その判断は早めにしておくべきである。

 

(以上)

 

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