粒ぞろい 自民の参院選公募候補に期待 | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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自民党が参議院選の候補者をネット選挙で選ぶ「オープンエントリープロジェクト2016」を添加しているが、今月1日から始まったネット投票が不振だと産経が報じている。


不振にあえぐ自民の参院選公募候補のネット投票 “低投票率”に本番でも落選レベル
産経 2016.4.11 21:47

 自民党が夏の参院選の比例代表候補をインターネット投票で選ぶ「『オープンエントリー』プロジェクト2016」で、最終候補者「ファイナリスト」12人の8日までの総得票数が5千票に達していないことが11日、分かった。平成25年の前回参院選では自民党の比例代表の最下位当選は7万7173票だっただけに、苦しい船出となっている。

 

 

 プロジェクトは多様な人材の発掘が狙いで、候補者をネットなどで募集し、最終選考もネット投票。選挙権年齢の「18歳以上」への引き下げを見据え、ネットユーザーの多い若者を取り込む狙いもある。458人の応募者から最終候補者として33~58歳の12人(男女各6人)が選ばれた。

 4月1日から5月9日まで自民党ホームページ上で投票が行われており、今月13日には党本部で候補者による公開討論会を開催する。最終的な投票結果は5月11日に発表され、最高得票者が参院選比例代表候補として公認される予定だ。

 しかし、現時点でネット投票は低調で、選対幹部は「1週間で5千票未満。最大で1万票に達すればいい」とこぼす。背景には候補者の知名度不足に加え、氏名、生年月日、住所、電話番号の登録が投票に必要で、個人情報の提供への抵抗感も影響しているようだ。

 最高得票者が1万票を獲得しても、参院選の当選は厳しく、最終候補者の間では「トップになっても出馬は辞退するかも」との声が早くも出始めている。
http://www.sankei.com/politics/news/160411/plt1604110046-n1.html


確かにネットでの盛り上がりはいまのところ今一つではあるが、投票締め切りは5月9日とまだ先で、投票に必要な事前エントリも5月2日まで可能だ。最終候補者による討論会をまだ一度も開いていない段階で投票してしまう人が少ないのは当たり前ではないか。

 

それなのに、最終候補者の間で早くも出馬辞退の声が出ているのはなんとも情けないし、選対幹部とやらも記者に愚痴をこぼすなど論外だ。そんな暇があったら、せっかく始めたこの取り組みをどうしたら盛り上げることができるかに知恵を絞り、即実行するべきである。

以前のエントリでこの試みを取り上げたとき、次のように書いた。


応募者が458人となったことや、男女比率、最年少と最高齢者の年齢などで話題を作ることができるのに、そういう動きは見られない。ワクワクするような発信で参加者にもっと臨場感を持たせることが必要なのに、党のホームページには投票者の事前登録の画面があるだけで、熱気のかけらもない

 

せっかくいい取り組みなのに、肝心のネットへの対応がこれではもったいないではないか。先日のロジカルシンキングではないが、「あるべき姿」と現状をしっかり押さえ、そのギャップを埋めるための課題を明確化し、どう解決するかに知恵を絞れば必ずいい方法が見つかるはずだ。
(拙エントリ『18歳選挙権時代の選挙戦略』より)
http://ameblo.jp/akiran1969/entry-12134810222.html


その後、ツイッターやフェイスブックで最終候補者の発信や候補者同士のやり取りが始まり、それぞれの主張やキャラクターがある程度分かってきた。なかには、盛んに他の候補者のツイートにコメントしたりして、全体を盛り上げようと頑張っている人もいる。

 

しかし、自民党の選対本部からはこの取り組みを何とか盛り上げようとする意欲は全く伝わってこない。「オープンエントリープロジェクト2016」のホームページは最初から何も変わっていないし、そこを見ても明日(13日)に最終候補者による公開討論会があることすら告知されていない。

 

J-NSC(自民党ネットサポーターズクラブ)からは案内メールが来たが、これでは一般への周知にならない。ネットで候補者を選ぶだけではなく、それに参加してみようと考える人を大勢集めることが一番大きな目的ではなかったのか。事務的に物事を進めていてはそれは無理だ。


参院選公認候補「オープンエントリー」プロジェクト2016
https://www.jimin.jp/election/results/sen_san24/openentry/index.html


選対は、最終的な参加者数の目標を決め、そのために何をするのかをちゃんと考えているのだろうか。明日の公開討論会などももっと計画的に盛り上げを図るべきで、実施の前日にサポーターにだけ、しかも、北海道補選への協力を依頼するついでにメールを送っても人が集まるはずがない。

 

なかなか盛り上がらないのは、自分たちがやるべきことをやっていない結果なのに、愚痴を外部に漏らすなど論外ではないか。マスコミに記事の材料を提供するのなら、もっと前向きの話題を用意するべきである。

 

とはいえ、一方では、上記の記事に対し、そんな候補者は討論会に出るな、また、投票参加者はそれぞれの候補をじっくりと選んでほしいと訴える健気な候補者もいる


浅田恵理 オープンエントリー#6 ‏@asada_eri  
最後の一文、本当にそう思っているのなら明日の討論会出ずに辞退すべし。何かの間違いであることを祈る

不振にあえぐ自民の参院選公募候補のネット投票 “低投票率”に本番でも落選レベル… - 産経ニュース http://www.sankei.com/politics/news/160411/plt1604110046-n1.html … @Sankei_newsさんから


浅田恵理 オープンエントリー#6 ‏@asada_eri 
候補者選考に有権者が参加することに意義があります。それぞれの候補をじっくり比較検討してください。


浅田氏の言う通りである。もっとも、いまの段階で出場辞退を口走るような候補者は絶対に最終選考に残ることはないし、万一そうなっても本番の選挙で勝てるはずがない。とはいえ、いままでツイッターなどをフォローした結果、彼女も含めてやる気を感じる候補者は多い。

そこで、2つ目のツイートに対して、つぎのようにメッセージを送った。


 猫の遠ぼえ ‏@akirannet  
@asada_eri @Sankei_news そうなんです、いい人がたくさんおられてまだ決めていません。じっくり比較検討することが大切なのに、選対幹部や一部の最終候補者の弱音は許せません。皆さんのネットでの活動はしっかり見ていますから、選対のお尻も皆でたたいて頑張ってください。


それに対して「ありがとうございます!がんばります!本当にいいメンバーに囲まれて、日々研鑽中です!!」と返事が返ってきた。他にも様々な質問にきちんと答えている候補者は多く、記事のようなダメ候補者はネットでも十分見極められる

 

私自身も何人かには絞り込んでいるが、まだ誰に投票するのか決めるほどの情報は得られていない。選ぶ要素はいろいろあるが、最終的に候補者となって参議院選で勝てる人材かどうかが一番のポイントだ。それは、明日の公開討論会でかなりわかると思う。

「オープンエントリープロジェクト2016」公開討論会の様子を生中継!
2016/04/13(水) 開場:20:50 開演:21:00


上記の討論会をタイムシフト予約をしてじっくりと見てさらに絞りこみ、さらに演説なども見たうえで最終的にだれに投票するのか決めるつもりだ。

 

今回はネット投票で1位になった人だけが公認となるが、選挙が盛り上がれば複数者を公認してもいいはずだ。また、最終の候補者になれなくても今回の経験と実績を生かせば次の選挙で公認を得ることも可能だ。だから、各候補者には最後まで全力で戦ってほしい

 

そして、選対本部にはもっと本気でこの試みに取り組んでもらいたい。取りあえずやってみてうまくいけば儲けものとでも思っていたら絶対に成功しない。そんな甘い考えでは衆参同日選どころではないだろう。選挙戦はまだまだこれから続くのである。

 

(以上)

 

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