映画「死霊のえじき 完全版」 | Growing Wings

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淡路島在住、諸星アキラのブログ

1986年に残酷な描写をカットされて公開されたバージョンが、2004年に
オリジナルバージョンで発売された「死霊のえじき 完全版」を観た。
監督は、ジョージ・A・ロメロで、ゾンビ三部作の最終作。
人間よりもゾンビの数の方が多くなった世界。
地下施設に科学者と軍人が立て籠もって、軍人がゾンビをサンプルとして捕獲して
科学者が研究していた。
たった一人の女性科学者サラは、常に気を張った状態が続いていた。
科学者のリーダーであるローガン博士は、一人のゾンビをバブと名付け、
教育した結果、バブは知性を示し始める。
が、その餌付けに死んだ軍人の肉を使用していた事を知った軍人のリーダー、
ローズ大尉は、ローガン博士を射殺。
科学者グループと軍人グループは、完全に対立してしまう。
そんな時に、軍人達からバカにされていたミゲルは、外にいたゾンビ達を施設に引き入れてしまう。
グロ注意な描写が多いが特典映像での創意工夫の様子を見て、その熱意に感心。
知性を持ち、ローガン博士の死を悲しむゾンビ、バブがちょっと可愛い。
さり気なく音楽がオシャレ。
三部作を通じて伝わってくるのは、ゾンビよりも人間の方が怖いし残酷だという事だ。