Growing Wings

Growing Wings

淡路島在住、諸星アキラのブログ

渡邊渚のフォトエッセイ「透明を満たす」を読んだ。
僕は、毎朝、「めざましテレビ」を観ているので渡邊渚さんのデビュー時から存じているが、いつもニコニコしている胸の大きい子という印象であった。
そのスタイルの良さが、某人気大物芸能人の目に留まり蛮行に及ばれたのは想像に難くない。
某テレビ局の女子アナを献上するような社風も影響があったのだろう。
某氏に何をされたのかは、本書では語られていない。
しかし、それによって発症した心的外傷後ストレス障害(PTSD)の闘病記は可哀そうすぎて涙なしには読めなかった。
あの笑顔の印象しかない渡邊渚が自殺を考えるまで苦しんだのだ。
立ち直るきっかけが欲しくて海外にバレーボールの応援に行けば、闘病中なのに海外旅行に行っているとバッシングをされたり。
個人で会社を立ち上げてるので来た仕事を頑張って受けているのに性的なグラビアをやっていると批判される。
なぜ渡邊渚は、そんなに強いのか?
7歳の時に経験した新潟県中越地震、長期に及んだ地獄のような心的外傷後ストレス障害、2度死んで生き返ったような感覚が彼女の土台にあるようなのだ。
死んで身体が透明になった体に再び命の炎を満たすために頑張っているのだ。
ちなみに犯人の某元国民的人気アイドルグループのリーダー、被害者以外には好かれているのか、そろそろ芸能界に復帰してもいいみたいな事をネットで発言している人がいるが、アホかと思う。
示談したから懲役刑にならなかっただけの性犯罪者を擁護するのは、自分や身内が被害者ではないからではないか。
せっかく渡邊渚が立ち直ったのに、また病気を再発させて苦しめたいのだろうか?
個人的には、これからも渡邊渚を応援していきたいと思う。
 

 
2021年10月公開の映画「燃えよ剣」を観た。
監督は、原田眞人。
長い原作を148分に凝縮しているため新選組に対する予備知識がないと展開が早すぎてダイジェスト的に感じる人もいるかもしれない。
しかし、有名なエピソードはリアルにじっくり描いていて特に殺陣は鬼気迫る刃物で切りあう感じが出ていて素晴らしい。
何よりも配役がドンピシャで、まさに超不良なバラガキから鬼の副長、名指揮官へと成長する主人公・土方歳三を岡田准一、人に慕われるガキ大将的魅力のある近藤勇を鈴木亮平、子供のように無邪気で人に好かれるが剣の達人で命令ならば躊躇なく人を斬る沖田総司を山田涼介、その他それぞれが良い感じ。
徳川慶喜を愚鈍に、芹沢鴨をただの嫌な奴、山南敬助を土方に対立する理屈っぽいインテリとして描いているのは、やや不満に感じたが、井上源三郎、山崎烝の描き方は新鮮だった。斎藤一役の松下洸平は、カッコ良すぎ。
新選組が好きな人は、必見の映画だ。
 

 
2026年2月に配信開始されたドキュメンタリー映画「ポール・マッカートニー マン・オン・ザ・ラン」を観た。
監督は、モーガン・ネビル。イギリス・アメリカ合作。
ビートルズ解散から始まるポール・マッカートニーの軌跡を追ったドキュメンタリー。
計算高くてパワハラ体質の嫌な奴で聖人ジョン・レノンと対立しているというイメージを当時のマネージャーやマスコミに煽られ、妻のリンダまで無能だと罵詈雑言を浴びせられる。
新曲を発表しても同じ時期に発表したジョンの作品と比べられ酷評される。
それでも妻リンダや家族に支えられて曲作りを続け新しいバンド、ウイングスを結成。
徐々に評判となり世界ツアーも大成功、バンドメンバーの脱退はありながらも名声を取り戻す。
ビートルズのメンバーとも交流が再開する。
順調にいくかと思いきや1980年1月、日本で大麻の所持が発覚、9日間もの間拘留され強制送還。
愛着のあるウイングスも解散、さらに12月、交流も再開していた盟友ジョンが暗殺される。
そんな中でも、ポールはリンダと二人で再スタートをきる・・・。
映画は、そこまでが描かれているが、1998年に公私ともに支えてくれた妻リンダが乳癌のため56歳で死去。
ポールは、幼少期に母親をリンダと同じ乳癌で亡くしていた。
その時の悲しみもどれ程のものであったか・・・。
結局、ポールにとって田舎に引っ込み、リンダと共に世間に悪態をつかれながらも曲作り、子育てに奮闘していた頃が一番幸せな時期だったのではないか?
現在、ポール・マッカートニー、83歳、まだ現役で頑張っている。
 


2019年9月公開の映画「惡の華」を観た。
監督は、「片腕マシンガール」の井口昇。
原作は、押見修造の漫画で読みたいと思いながら、まだ読んでいない。
ボードレールの詩集「惡の華」を心の拠り所にしている中学2年生の春日高男。
彼は、同じクラスのマドンナ的存在である佐伯奈々子の体操着を衝動的に盗んでしまう。
それをクラスの問題児・仲村佐和に目撃されて、その日から春日は仲村に支配されるようになり変態的な恥ずかしい命令をされることとなるのだが、次第に心は、仲村に惹かれていく。
そんな壊れていく春日に惹かれていく佐伯。
思春期真っ只中の中学生3人の歪んだ恋心が町の人々を巻き込む大事件までエスカレートしていく。
春日を演じるのは伊藤健太郎、狂気じみた仲村を玉城ティナ、徐々に壊れていく美少女・佐伯は、秋田汐梨。
中学生に見えないという意見があるが、3人とも熱演している。
なぜ今頃、この映画を観たのかというとTVドラマ化されるのを知ったからだ。
配役は、徐々に壊れる男、春日を鈴木福、狂気の女、仲村をあの 。
それと後に2人に関わる文学少女・常磐文を乃木坂46の中西アルノが演じる。
TVでどこまで描くのか放送が楽しみである。
 

 
2025年2月から配信された映画「Broken Rage」を観た。
監督・脚本・主演は、北野武。
謎の男Mの支持で動くねずみと呼ばれる凄腕の殺し屋の男。
殺人容疑で警察に捕まった彼は罪を見逃してもらう代わりに、覆面捜査官として麻薬組織に潜入するよう命じられる。
刑事らの手引きにより、対象の麻薬組織のボス・金城のボディーガードに抜擢され薬物取引の現場を押さえるために動く。
前半は、いつものバイオレンス映画で後半は、同じシュチエーションでのセルフパロディ。
どちらかと言えば後半の方を描きたかった感じでビートたけしや強面の共演者もノリノリで演じている。
多少、ギャグが昭和で古臭くてひつこいが62分の小品なので、さらっと観られる。