「むかし話」「みらい話」/本宮ひろ志 | Growing Wings

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淡路島在住、諸星アキラのブログ

本宮ひろ志の漫画「むかし話」と「みらい話」を読んだ。
「むかし話」の方は、各地の民話や地名の由来になった話の短編集。
内容的に感動的な展開もなく淡々とした教訓的な話が続く。
バイオレンスの描ける人なんだから大人向けのブラックな話にした方が面白かったのにと思った。
「みらい話」は、これから環境破壊から起こるであろう出来事の予想図的な話。
最終的には、地球に似た星に移住する展開なのだが、これも淡々とした物語。
ファンタジー系は面白いが、こういうガチなSFは向いてないのではないか?
どうしても巨匠の漫画家や映画監督の晩年は大人しい作風になってしまうものなのだろうか?