ハロウィン肖像画Ⅳ−37  なべちゃん(北海道) | New 天の邪鬼日記

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「名は体をあらわす」ということわざがあるが、まさに「名は人生をあらわす」とオレは思う。

札幌の魂友なべちゃん(56歳)の本名は、渡辺至宏(よしひろ)である。
「至」は、至る、達する、至上の愛とか。
「宏」は、うかんむりが家や建物、奥行きのある建物、懐の深い人をあらわす。
なべちゃんは若いころ他人を否定し、社会に反抗し、狭い心から現在の懐の深い人に激変した。
まさに「至宏」そのものではないか。
しかしとんがった若い頃を否定してはいけない。
その回り道があったからこそ、今の自分になれたのだから。


さてこの絵はワル全盛期20代のなべちゃんである。
マフィアのように渋いスーツとボルサリーノハット、ケンカに明け暮れたイケメンにはマシンガンが似合う。
今回のハロウィンⅣは、チェコ(あさ)、ブラジル(ちあき)、アフリカ(ダイスケ)、バリ島(ゆみこ母娘)、ハワイ(さとみ)、インド(みえ)と世界中をめぐり、初めての日本、若いなべちゃんが暴れまくった札幌の繁華街すすきのが舞台だ。
右下には白タクが並び、すすきのビルには有名なNIKKAウィスキーのおじさん、キリン一番搾り、「北海道を笑顔=よろこび」で満たしたい キリンビール」
パチンコ屋「マルハン」の下には、生まれたばかりのなべちゃんを抱えたお母さん、のぞきこむお父さんがいる。
「北海道はサッポロビール」、カラオケ「BIG ECHO」、
コカコーラの下には、なべちゃんと奥さん、息子と娘がいる。
docomo、アイフルのハートの目の部分に太陽と月の今までで最小の明サインがある。
札幌駅から国道36号線が伸び、街灯や車のライトが光っている。
オレはここ15年、毎年札幌でレコーディングとライブがあるので年に合計2ヶ月くらいは住んでいる。
ウィークリーマンションが禁煙になって以来、ここすすきののホテルに住んでいるので、おなじみの風景だ。
では、なべちゃん自身が書いた波乱万丈のライフストーリーを見ていこう。


1967年4月9日札幌生まれ54歳 未年、牡羊座、2児の父、動物占い猿
幼少期・・・厳格な父と繊細な母、4つ上の兄、8つ下の妹。
幼少期からいわゆる体罰と正座2時間の説教・・・恐怖と苦痛から父親に叱られないように殴られないようにうそをつき、父に愛されるように自分を偽るようになった
小学生から慢性胃炎、
男らしくしないと叱られる、勉強とスポーツの強要
100点、優勝しか褒められない・・・褒められたい、認められたい、愛されたい。進ー学校を目指し、中学生ではバドミントン部で豊平区で優勝。
中学2年自我に芽生える・・・「精神は肉体に勝る」という言葉を知り体罰に屈しないことにしたら余計殴られるようになった(笑)
恐怖で従う自分に危機感を感じ、本当の自分の意識を守ろうとした。
親にとって望ましい進路・・・進学高校、国立小樽商科大学入学
大学で一人暮らし・・・自我爆発、高校からの空手は父親を倒すためだった
空手、ケンカにより恐怖を感じる自分に打ち勝ちたい!認められるため。売られたケンカはすべて買った。
恐怖は酒でごまかし、日々女性に甘えることで不足する愛を満たそうとした。
酒とケンカとチョメチョメの日々。2年留年。チンピラとのケンカは勝ってしまう。パトカーに何度も乗る。やくざにケンカを売って、結果諭されてスカウトされた。
北海道に初めて山口組が上陸。囲われそうになる女たちをかくまってススキノに飛ばした。
質の悪いチンピラに追い回されるようになり、恐怖と不安でアルコール依存へ。自律神経が参ってしまいおねしょをするようになる。最後はドスを突き付けられて夜逃げ、同棲、肉体労働をして消息不明の3年(とび職、引越屋)無休の日々。
6年で卒業、25歳 就職(中小企業2社)するも長続きせず。
本音を言うと一般企業にいられない。28歳人事査定を避けて完全歩合制の生命保険業界へ。
生命保険業界で稼いだがススキノとの長い付き合い・・・心のバランスが崩れる。
2013年入院、2017年大きな組織を退職、会社設立、自由な立場から本当の自分探求


2019年宇宙師匠との出会い。陰陽の法則、因果の法則、相対性理論、量子力学などを学びながら内観の世界へ。本当の自分、見えない世界、引き寄せ、現象激変。
内観、俯瞰により父への憎しみは父からの愛が基盤だったとわかり日々号泣。心の浄化が急激に進んだ
2020年離婚決意部屋探し、娘は不登校、リスカ、オーバードーズを繰り返す。息子は「こんな家いらねー」と言って出ていった。
2021年妻への意識の統合を進めた結果、真実の愛を確認。家族で愛に触れて全員で号泣したとき、愛の光がたくさん飛んだのを全員が見た。
2022年夫婦再生、家族再生。家系のカルマ解消。心も魂も身体も浄化した一年。
2023年、保険業に感じていた違和感の原因がわかり廃業。自分が宇宙で決めてきた人生ストーリーに身を任せるため56歳にしてフリーターに。
興味があって、A型就労支援事業所のお弁当屋さんで軽い気持ちで体験バイト。
調理の仕事も福祉業も初めてなのに、なぜかしら店長になってしまう。
障害者手帳を持っている人たちと3か月ともに働く中で、人はみな平等であること、補い合い分かち合うことで一つ一つのお弁当が出来上がり人様の口に入ることに喜びを感じ日々感動。自分の不足は誰かが補う。お店の中に奇跡が起き始めている今日この頃です。(以上なべちゃん)


どう、やっぱ人生ってすばらしいでしょ?
振り幅の大きい人生ほどおもしろい。
人は何歳になっても気づいた瞬間に変われるんだね。

なべちゃんのハロウィンメイクは、涙で流れ落ち、口にはスカルの歯が描かれている。
この頃のなべちゃんは精いっぱい強がっていても、人間におびえ、孤独にふるえ、泣いていたんだ。
本来のやさしい真我から分離(セパレーション)し、偽我が長い回り道を経て、50歳過ぎて統合(インテグレーション)する。
真我と偽我が合体すると最強の人間ができあがる。
現在なべちゃんはFMラジオのパーソナリティをつとめながら、さまざまな人に生きる希望と勇気を与えている。

堂々とまちがえよう。
胸をはって傷つこう。
それは最強のあなたになるためのライフレッスンなのだから。


ハロウィン肖像画Ⅳ➖37、渡辺至宏(F15号。652×530mm


1月16日なべちゃんのライブペインティング動画



1月18日なべちゃんのハロウィンメイク動画



★ハロウイン絵画Ⅴ 1名募集!

2024年7、8月タイで描いてくるハロウィン肖像画限定5名に、

甲斐美香(神奈川県)、宇野紀和子(岐阜県)、むつみ(オランダ)、えみ(北海道)が決定しました!

4名が決まったので、空席はあと1名です。

くわしくはこちらのブログを参照してください。



★15th ネアリカフェスのメモリアル動画(1時間)が完成しました。

さとうみつろうさんとの対談とコラボ演奏、ネアリカ制作、受賞作品発表など盛りだくさんです。



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