海亀3 風のきた道 | New 天の邪鬼日記

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小説家、画家、ミュージシャンとして活躍するAKIRAの言葉が、君の人生を変える。



マジでー! ブログで発表する前どころか、ライブペインティングの配信最中に嫁入りしてしまいました〜。

AKIRA絵画最大のコレクター、宇都宮のれいこ&たかこ母娘です。

この母娘は傑作を秒殺で見抜く審美眼をもっているのよ。

AKIRA絵画の傑作はほとんど所蔵しているので、いつか『キクチコレクション展』で審美眼の講演してもらいたいわ。


この絵のテーマにもどろう。

われわれのふるさと地球は、大気中に大量の酸素を蓄え、さまざまな命が支え合って生きている。

現代科学でもそのような星は地球以外見つかってない。

酸素濃度が低すぎると新陳代謝がおこなえず、高すぎると酸素中毒を起す。

地球は大気中、酸素 21%のバランスを数10億年も維持してきたのだ。

これってありえなくね!?



オレの自伝小説『COTTON 100&』にこんな文章がある。


昔々あるところに、ごくありふれた男がいました。男はそれまで何の不自由なく、ごく幸せな生活を送っていました。

 ところがある日たいへんなことに、ふっと気づいてしまったのです。

 それは、自分が息を吸っては、吐いているとゆー衝撃の真実でした。

 一度吸ったら、また吐いて、吐いたら、も一度吸わなきゃなんない。

 一度吐いたら、また吸って、吸ったら、も一度吐かなきゃなんない。

 「ホントかよぉー!」

 一度吸ったら、また吐いて、吐いたら、も一度吸わなきゃなんない。

 一度吐いたら、また吸って、吸ったら、も一度吐かなきゃなんない。

 男は一日に5万8千9百回も悩んでいるうち、窒息して死んでしまいました。


海亀は海中で暮らすが、肺呼吸の爬虫類である。

20分に1度海面に息を吸いにくる。

去年オレがスリランカで泳いでいるとき、海面から突き出した海亀様と目があった。

一生のうち最初で最後の奇跡である。

「ありがたや〜ありがたや〜、海面の海亀様をおがめるとは」

海亀の子も肺呼吸するので、母亀は陸にあがり卵を産む。



アメリカインディアンは、人の人生を「風のきた道」と呼ぶ。

生まれた瞬間、最初の風を吸いこみ、

死ぬ瞬間、最後の風を吐く。

最初の呼吸から最後の吐息までがあなたの人生だ。

「ミタクェオヤシン 」とは、自分とつながるすべての自然に感謝すること。

「風のきた道」に感謝を忘れることは、自分の歩んだ人生を否定することだ。

「命や自然があってあたりまえ」と感謝を忘れていたオレは病気になった。

余命宣告を受けた胃がん手術の翌朝、「はっ、息が吸える!オレは生きてるぞー!」と、生まれたての赤子のように感動した。

命への感謝を思い出すことによって、病気が治り、以前より健康な生活を送れるようになった。



この絵にはもうひとつのメッセージが隠されている。

一目で気づいた人もいるかもしれないが、不思議な違和感をもつはずだ。

「こんな表現見たことない。でも不思議な安らぎを感じる」と。

そう、リアリズム(具象)とアブストラクト(抽象)が溶け合っているのである。

亀は徹底したリアリズムで描かれ、海は光がランダムに反射するアブストラクトで表現されている。

具象と抽象という敵同士が和解し、たがいを支え合っているのだ。

インディアンには、「ピースメーカー」(調停者)という特別な役割をもつ存在があった。

ピースメーカーは敵同士の部族たちの言い分を聞き、たがいの利益(良さ)を引き出し、和解させる。


この絵は、あなたに命への感謝を思い出させ、たがいのちがいを敬い、多様性を受け入れる勇気を与えてくれるだろう。


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ライブペインティング

https://m.facebook.com/akira.sugiyama.351/videos/767893661095389/


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3、記録撮影が済んだ11月中に発送予定です。

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