表現というのは絵画や音楽、文学や演劇だけではない。
あなたが話すことも、笑うことも、泣くことも、怒ることも、落ちこむことも、あなたの生き様すべてが表現なのである。
あなたが生きているかぎり表現から逃れられない。
「生き様＝表現」ならば真っ向から自己表現に向き合い、その技術を習得し、日常生活に生かし、人を感動させる生き様をしていこう。
AKIRA合宿では表現のすべてを伝授する。
1、表現者の覚悟
2、表現者の思考法
3、表現の技術
4、表現者の生き方
ひとりひとりの中に眠る宝物を発掘するのだ。さらにトラウマや短所だと思いこんできたものが宝に変わる瞬間は感動的である。
10月28日（日）札幌「クリスチャンセンター」にて札幌秘伝伝授合宿(主催みかん)1日目
いきなり大雨の中、みんなの携帯から緊急避難警告が響く。
オレたちにとっては浄化の雨。むふふ、今回の合宿ですさまじい浄化が起る前兆である。
10:40から「塞翁が馬ライブ」である。
12人全員に「災い転じて福となる」という人生ストーリーを語ってもらう。
トップバッターは愛知 トモヤだ。トモヤは真剣を使う居合道二段の達人である。
動画はこちらから 見られます。
トモヤ（岐阜）
「お腹の子どもを堕して下さい…」
蚊の鳴くような声で、三人の前で母親と2人で土下座をしてお願いをする。
詫びながらも頭の中で何かの声がグルグルと響く。
「これで良いのか？ 中絶だって殺人だぞ」
数日前に 付き合っていた織恵から、
「妊娠したよ」
と言われ、その時は心からうれしく思った。
そしてお互いの両親にその事を報告したが、織恵の父とワシの妹だけが賛成、後は猛反対！
まぁ当時、ワシがまだ当時 19歳の青二才で、今思えば反対されて当たり前だったのかな。
共働きだった両親だったので、親代わり祖母だけは賛成してくれるかと思ったけれど、やはり猛反対を食らった。
「世間体が」祖母もウチの両親もクチを揃えて、ワシに苦虫を噛み潰したような顔で言った。
うちは理髪店で、お客さんの手前もある。
その場に居たたまれなくなり、追い出される様に母親と家に帰る。
「でもね、お前 ここで織恵とお腹の赤ちゃんにサヨナラしていいの？」
誰かが 問い掛ける。
人生初の大博打！
織恵に「やっぱり 産んで下さい！ いっしょに生きましょう」って 電話してました。
あれから26年、子どもも5人、孫も6人恵まれました
織恵と共に笑い、喧嘩し、悩みました。
夜勤の仕事と子育て、子どもたちの警察沙汰、織恵の度重なる転職とその尻拭い、40歳を過ぎてから夫婦揃って発達障害が発覚したり、本当に色々あったけど、、、
詳しくは11月23日の織恵智也夫婦オペラに是非、愛知県まで来てください。
遠方でもライブ配信で、ぜひ、みてもらえたらうれしいです。
結婚前の直感通り 飽きる事の無い 四半世紀！
最近ではその時お腹に居た今年25才になる長女とメタルのライブにも頻繁に行く様になりました。
今 思うと、あの時頭に語りかけてきたのは長女だったのかなぁ？
それとも 未来の自分からの伝言だったのかなぁ？
少なくとも今、あの時の自分に伝えたい。
「おまえの半生、ヘヴィだけど最高だぜ！」
1.未来からの伝言(ボーカル：トモヤ。ギター：AKIRA )
りっちゃん（札幌）
私は東京都世田谷区で生まれ、半年もしないうちに父を亡くしました。
四つ年上の姉がいて、三人で東京で暮らすのは大変だと言う事で、母親の実家のある宮城県石巻市に2歳の時に引っ越しました。
その後、母親の女手ひとつで高校まで育ててもらいました。
母親はプライドが高く、気が強く、男勝りで、支配的で、母親が言った事は我が家では絶対です。
一度言った事はテコでも曲げない人で、厳しく育てられました。
姉が高校三年生の進路を決める頃に大学に進学したいと言うと、母親は「うちは子供が二人いて、自分で育てるには高校を出してあげる事までしかできないよ。女に学歴は必要ないし、就職してさっさと結婚しなさい」と言われました。
姉は高校を卒業して、徒歩五分で通えるところに就職しました。
私はと高校二年生の時から就職相談室に通いづめ、自分の将来の事を真剣に考えて、相談室の先生に相談もして、東京のある企業に見学にいき、就職することを決めました。
いよいよ高校三年生の進路を決める時期となり、母親にこの企業に就職したいので印鑑をもらおうとしたら、母親は一言。
「東京に行くのはだめだよ」
突然目の前が真っ暗になります。
「なんで東京に行ったらダメなの？」
「東京は怖いところだから、あんたなんか行ったら、ボロボロをなって帰って来るだけだから、やめておきなさい！」
「だったらどこならいいの？」
母親は少し考えて「仙台ならいいよ。」と言いました。
自分の気持ちは納得してなかったけど、急きょ就職先を仙台に変えて印鑑をもらって学校に行きました。
私はしかたなく仙台に就職しましたが、母の束縛から逃れた開放感にひたり、そこで今の夫と出会って結婚して、北海道に住むようになり、家族と幸せな日々を送ってます。
以上が私の“災い転じて福と成す“ですが、これは私の人生のほんのヒトコマです。
今までの人生の中で夫の両親との同居、その一ヶ月後に交通事故で車は大破し、
五年後にはリウマチとなり三十針近いオペをして、その後冬季うつとなり、突然浮上したトラウマと、母親との確執、そして今年の三月に糖尿病である事がわかり現在治療中です。
そのすべてを来年の４月にセルフストーリーオペラと言う形でAKIRAさんとライブをしますので、是非見に来てください。
2.これはあなたの人生
ヨウコ（東京）
自分で自分の太ももを切り、頭を打ちつけ、49歳の今でも自傷行為をくり返しています。
こんな歳になる前に、自分に向き合ったり、やりたいこととか、実行に移すべきだった。
子供の頃から私のやることすべてに母がガーガー文句を言い、当たり障りなく、学校行ったり、就職したりしてきました。
私は何回も就職と退職をくり返し、うつ病になりました。
今年の2月末に仕事をやめて、無職です。神戸のミラーさんのライブが初AKIRA ライブでした。今年4月のAKIRA ライブも行けた。
「よく思い切って合宿にきたね。ヨウコがここにいる時点で、すばらしいよ。だいじょうぶ、明日には自分の人生を誇りに思うヨウコがいるから」
3.コトバノナイフ(歌：AKIRA)
トモエ（新潟）
私はADHDでやらかし人生を送ってきました。
うちはコンビニを2軒やっていて、5個でいい食パンを90個もオーダーしてしまったとさっき電話がかかってきました。（爆）
子どもが3人いて、去年の4/1にパパ（夫）が亡くなりました。
白血病を11年患っていたのに、100パーセント前向きなパパでした。
パパがなくなって1年半、3年前くらいにADHDと診断されたのに生きてれたのもパパのおかげでした。
塞翁が馬レポを書いた後、自分が嘘つきでカッコつけてるって思った。みなさんのさらけ出し方に感動し、だめだめな自分をさらけ出すことにします。
人とのつき合いがチョー苦手です。
パパの49日、「バースカフェ」というイベントに行き、りえちゃん（長野合宿「みんなの家主催」）と会います。スリランカの高僧ラウラ僧侶がきてて、パパはラウラ僧侶にお経あげてもらいました。
スリランカのお寺に寄付した人の名前をいれてもらえるってきいて、6月に子ども3人つれてスリランカへ行ってきました。
夏休みも長野の「みんなの家」に子どもと遊びに行き、りえちゃんの夫キムちゃんのセッションも受け、もう3回目です。
私のやらかす性格をやらかさないためにはどうしたらいいか考える人生も、迷惑かけて笑い合う人生もあるよ。って言ってもらって、もがいてる途上です。
パパがオーナーだったコンビニ経営をみんなを笑顔にするお店にしたいなって初めて思えました。
トモエはアカペラで歌った。
マサエ（大阪）
今の準備してた話あったけど、みなさんのお話を聞いたら腑に落ちたので、ちがう話します。
16歳のとき父の仕事でアメリカに一年住みました。
帰国するとき1年留年しようって決めて、日本の高校を一年生からやり直しました。
同級生は二年生になっていましたが、腹をくくってやり直すって決めたら、昔のお友達も変わらずに親しくしてくれて、アメリカのお友達も増えて、学年下の友達もできたのです。
母がいつも「人生万事塞翁が馬」って言ってたので、アメリカいくって決めたから、お友達三倍になりました。
就職してから家庭をもってる上司に好かれてしまって、お断りしたら豹変した上司が怖くなって仕事をやめました。
相談したら「あなたに隙があったんじゃない？」って言われて、隙がないように生きていかなきゃって、トラウマになりました。
「隙がないって、ゴルゴ13みたいに壁にはりついて生きていかなきゃならないじゃん」オレが笑う。
父が、人に迷惑かけてもいいって言ってくれました。
手放せってAKIRA さんに言われて、今は笑って話せてびっくりしてます。
5.愛することをやめないで(ボーカル：まさえ）
ゆうこりん（静岡）
学校が好きじゃなくて、人とつるんでいられないので、いつもひとりぼっちでした。
28歳の時、卵巣嚢腫の手術をし、全身麻酔で手術して失敗します。
うつも産後から始まり、前の夫に暴力、育児放棄して、7年くらいうつ状態でした。
母は毒親で、両親から殴られて鵜飼の鵜みたいでした。
育ってきた。母のコントロールも、2年前まで続いてた。
息子が不登校になり、体、心、家族の問題、合宿参加する前まで「私の人生不幸だらけ！」って思っていました。
去年の4月に静岡AKIRA ライブに初参加し、自分の人生を肯定していいんだと教わり、助産師なので人の話を聞くときそれらの体験が糧になってると気づいたんです。
昨日空港で塞翁が馬の原稿を書いてて気づいた。
お前消えろって母に言われたこと、息子がいじめられた時、鬱で死にたくてたまらなかった時などなど、辛かったけど乗り越えてきた。
未来に出会う誰かを救うために、つらい体験したんだ。
がんばったじゃん、私！
って泣きながら、空港に向かいました。もう不幸の海に溺れるのはやめようって決心したんです。
6.Life is perfect (ボーカル：ゆこりん)
ユカリ（神奈川）
私は障害をもつ家系に生まれ、双子の片割れが鬱、母の虐待や育児放棄の中で育ちました。
双子の妹が妊娠中に蜘蛛膜下出血になって、後遺症は残らなかったものの、そこからうつになりました。
私は日本で娘を産み、夫が中国に駐在になり、実家で子どもを育てました。
実家にいたくないと思ってたら、子宮系の病気になり、やったー！って逃げられると子ども連れて中国行って、今帰国して4歳の娘を育てています。
私は人と共感してしまう「エンパス」なので、娘を喜ばせるためにクックパッドとか見て毎日豪華なお弁当作ってたんです。
ある日冷蔵庫に食材がなくて、コンビニで買ってきたんですが自己採点30点だった。
娘に「どうだった？」って聞いたら。「クール、全部食べた」って。
ホットドックだけの子もいてかっこいいから、次はこれにしてって笑ってくれました。
エンパスな人は人になんかしてあげなきゃってばっかり、自己犠牲がいいことって思ってきた。
でも今は私が幸せで笑ってるだけで、子どもは幸せなんだなって価値観が変わってきました。
ヨガのインストラクターをしていて、ママさんたちとリラックスヨガしてます。
7、名もなき命（AKIRA）
ナナコ（栃木県）
先月、24歳になりました、屋久島のスーパーガイド鈴木ヒロミさんのとこや、夏にレラさんのところに行って、「AKIRAに会え」と言われ、 ライブ来たことないけど今ここにいます。
大学休学してバックパックでアフリカやアジア、25カ国くらい旅して今は日本全国をまわってます。
ああ、なんかここにいるべくして、ここにいる気がしてきました。
みなさんの話に感化されたので、ちがう話をします。
私はいわゆるマイノリティー、「変わってるよね」って言われ続けてきました。
親の転勤で、小学2年の7歳から9歳イギリスの現地校で3年過ごします。
イギリスでは差別されたり、日本では5年生から中3まで必死に人に合わせてきた。
完璧主義にならなきゃって思ってきた。 私は一人っ子で親は過干渉で常識や普通を押しつけてきて、できないことを責められて、ありのままの自分を認められたかった。
イギリスでも日本でもいじめられたってことを親に言えなかった。
大学でカンボジアに子供たちの学校をつくるボランティアサークルにはいり、はじめて「ナナコのままでいいよ」って言ってもらえてうれしかった。
「できないことはサポートするよ」って言ってもらえて、迷惑かけていんだって、受け止めてもらえるってことを初めて知りました。
変だねってとこも笑いに変えてくれたり、個性ととらえてもらえたんです。
それが自分の転機で安心して人を信頼できた。そのメンバーに会うだけで涙が止まらないくらいに。
今は自分が体験してきたことを表現したくて、歌を歌いたいんです。
AKIRA歌はまだ知らないんで、アカペラで自分の好きな歌を歌います。
ボーカル：ナナコ
チェリ（札幌）
私は三線を弾いてライブ活動をしていますが、極度の人見知りでトーク＆自己表現が苦手なので少しでも克服したいです。
パニック障害でほぼ寝たきりになっていた時期も過ごしました。
合宿申込み後に北海道地震があって、母も体調悪化して入院します。
母と長年のわだかまりがどうでもよくなって、そもそも自分には乗り越えなきゃいけない困難なんてあったんだろうか？
小さな箱の中で出してくれるのをただ待っていただけで、出してくれないと怒っていただけなんじゃないか？って思えました。
なんか地震のおかげで気持ちが変わって、悪い方に行くとは思えなかった。
今日と明日と、自己表現を勉強して帰ろうと思います。
9.雲のうえはいつも晴れだから (ボーカル：チェリ)
ゆみこ（岩見沢）
塞翁が馬でみんなを最高に感動させたゆみこの人生物語は翌日のライブで発表します。お楽しみに〜。
10.千年桜 (デュエット：ゆみこ＆AKIRA)
みっち（札幌）
迷いに迷って、最後の一人で申し込みました。
平凡な家族、両親、姉、私、弟の五人家族です。
人前で涙流せなくて、AKIRAライブで涙ぐむけど泣けない、ひとりのときは泣けるんですけど人前では鎧を着ていて感情出せないんです。
みなさんの自己開示の話を聞いいて、子供の頃を思い出しました。
私は小学二年生まで活発な子でした。三年生から、私は橋の下で拾われたと思い込み自分を表現できなくなりました。
今54歳で離婚経験あり、在宅の訪問ヘルパーや、夕食の材料を運ぶ仕事をしていっます。仕事一筋で子供をかまってあげれなかったです。
現在下の子が23歳、上の子が27歳。ナナコちゃんの話きいて、子どもっていつも親を気づかっていじめられたとか言えないんだよなって思いました。
母が倒れ、右半身麻痺になります。
3年前から両親と同居して、父の対応に困っています。外面だけはいいががんこです。
職場で異動があり、腰を痛めたおかげでAKIRA ライブに出会えました。
笑いヨガのみゆきさんに出会って、大好きな人が増えて、みゆきさんがすすめるものは行くようにして、2年前のエルプラザのライブにいき衝撃を受けました。
9/6の震災があって、表現者として生きていきたいなって思い、そのためにきたんだなって思います。
11.Proud (ボーカル：みっち）
ラストはいかにもまじめそうなケイ（札幌。男性）である。
去年の8月にヒッチハイクする人を車に乗せたら、「アイヌモシリ一万年祭に行く」と言うので、自分もその祭に行くことにいってしまいました。
主催のレラさんにあい、AKIRA さんを知り、今年の4月大阪のAKIRA＆みかんライブに初参加します。
現在リース会社で、転勤が多いサラリーマンを24年くらいしていて、平社員です。
小学校高学年から自分の目標は「殻を破る」だったんです。
母は勉強しなさい、しっかりしなさいのみで、自分が何していいかわからず、主体性がなく、それが悩みだったんです。
大学ではアメリカンフットボールや軟式野球をやりましたが、人とのコミュニケーションが苦手なんです。
ショックだったのはも三十代後半で結婚して、わずか二年で「あなたといっしょにいたくない」と言われて離婚しました。
子供も家庭もないひとりものです。
このケイの話が笑いのツボにはまり、オレも参加者は大爆笑する。とくにゆみこは床をのたうちまわるほどのツボにはまった。
このキャラ最高！ 自分が気づいてないぶんよけいにおもろいわ。
12.永遠が終わる日 (ボーカル：ケイ)
すごい、すごい、またとんでもない12使徒が集まった。
こいつら今は自己否定の塊。
だからこそ蛹が最高美しい蝶になるのだ。
翌日のライブで12年ぶりに上演されるストーリーテリング「ピピルの魔法」を演出家のかおるさんが90分の脚本を20分のショートストーリーに書き直し、小道具まで作ってくれた。
かおるさんは「自分で演出したい」と言ってくれたが、今回は自分の舞台があってこれない。
12人に役を決めるためにセリフを読んでもらったが、今回はあまりに凄い役者ぞろいで配役が困難を極めた。
すごいわ、この12人。
喫煙所でみかんとあーでもない、こーでもないと議論しながら、直感でキャストを決めた。
これが明日の大感動を起こすことは神のみぞ知る。
「インシャラー」
16:00からネアリカ（メキシコウイチョル族の毛糸絵画）にみんな没頭した。
ネアリカは自分の無意識が表れてしまうので、すべての作品がすばらしかった。
今回の合宿メンバー、すげーわ。
17:00-19:00まで居酒屋で、「私、AKIRA と呑んじゃった！」懇親会である。
しかも公開マンツーマンセッションである。
ライブという集団セラピーしかしないオレは個人セラピーという効率の悪いことは絶対できない。
合宿だけ5分間のみ個人の人生相談を聞く。
これがむちゃ効くのよ。
内容は参加者だけのひ・み・つ。
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