今年の3月に北陸新幹線が開通し、大ブームである金沢の見所を「自称北陸ツウ」のAKIRAが紹介しよう。
今までは乗り換えとかめんどくさかったのに、わずか2時間半で東京から金沢に行けるなんて夢のような話だ。
新幹線は快適だが、喫煙ルームがないのが寂しい。
さて、金沢と言ったら兼六園である。
百万石前田家の庭園として造られた兼六園は、水戸の偕楽園、岡山の後楽園とともに、日本三名園の一つなのだ。
オレは未来に建てるアトリエのために建築物や庭園を研究中なので、あらためて日本庭園の美しさに息を飲む。
水をふんだんにとりいれた兼六園はゴージャス極まりないワビサビである。
ワビサビといえば、その近くに鈴木大拙館がある。
金沢が生んだ鈴木大拙は世界に禅を広めた偉大なる思想家だ。
もし大拙がいなければ、ビートジェネレーションもヒッピー文化もない。
ここの建物がすごいのよね。
ニューヨーク近代美術館を設計した建築家谷口吉生氏の作品で、大胆が出版を取り入れた建築は近代的な兼六園である。
もう一つ兼六園の近くにある「21世紀美術館」の目玉はアルゼンチンのアーティスト、レアンドロ・エルリッヒのプールだ。
上からプールを見下ろすと、あたかも深く水で満たされているかのように見えるが、透明のガラスの上に深さ約10センチの水が張られているだけである。
ガラスの下は水色の空間で鑑賞者はこの内部にも入ることができる。
内部から水面を見上げていると、不思議な安らぎと瞑想状態につつまれる。
これはぜひオレのアトリエにもパクりたいなあ。
もう神様、大サービスしすぎ!
美術館の地下で「しかけ絵本の世界展」をやっていた。
オレはスリランカで30冊の絵本を書いてきたし、数年後の肩書は「絵本作家」になるだろう。
世界中の代表的な飛び出す絵本がずらりと展示されている。
オレは子供のように大喜びしてたくさん買い込んでしまった。
これは将来オレが新しい絵本を生み出すために大活躍することだろう。
さらに奇跡は続く。
オバマ大統領が来日した時に日本の2大寿司を食べた。
「東の次郎、西の弥助」と呼ばれる東京の「すきやばし次郎」と金沢の「小松弥助」である。
http://tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17000055/
歴史的な寿司屋「銀座の久兵衛」先代に「日本一の寿司名人」といわしめた人間国宝級の森田一夫氏(84歳)が目の前で握ってくれるのだ。
当然全国から腰をする人で予約は取れない。
オレもすでに3回断られているのだが、今回は直前に1名キャンセルが出たと言うのだ。
またもや神様ありがとうだわ。
オレもニューヨークで寿司職人をやっていたからわかるのだが、森田名人の寿司は徹底的に手間ひまかけて素材の味を最大限に引き出す奇跡の技だった。
この芸術家の技を目の前で堪能できるのなら、コースで1万円。追加をいれて16,000円のお値段は絶対に安い。
小松弥助で大感動したあまり、リュックを忘れてきてしまった。
それがあとで絶妙の時間合わせだと気づく。
途中で引き返し、日本のデザイン界を牽引していきた柳 宗理(やなぎ そうり)デザイン研究所にむかう。
柳 宗理の包丁やまな板、ステンレスボールなどをオレは使っているが、美しいだけじゃなく非常につやいやすい。
おっとその裏に泉鏡花記念館があるではないか!
日本語代表する幻想文学作家、泉鏡花の『高野聖』、『化鳥』、『婦系図』、『歌行燈』などをオレはむさぼるように読んだ時期がある。
さらにさらに、神様の大サービスは続く。
泉鏡花記念館では今「澁澤龍彦」特集をやっていて、奥さんの龍子さんがギャラリートークできているとは!
マルキド・サドを翻訳した澁澤龍彦は世界の暗黒文学を日本に紹介した作家で、オレは彼のエッセイもほとんど読んでいる大ファンだ。
その裏話を奥さんの龍子さんから直接聞けるなんてありえない偶然だ。
この偶然が将来俺に幻想文学の傑作を書かせることになるだろう。
近江町市場は金沢観光の目玉スポットだ。
冬のカニシーズンは終わったが、ここでは立ち食いでカニやカキやウニが手軽に食べられる。
向かいの近鉄デパートの地下ではなんと醤油がけソフトクリームが食える。
「ヤマト醤油味噌」ではアイスにかける醤油を開発し、玄米ソフトクリームにかける。
これが絶妙にマッチして不思議な未体験ゾーンを生み出す。
雑貨屋「コニーズ・アイ」は柳 宗理の作品をはじめ、世界中からおもしろい雑貨がせいぞろいしている。
ラストの奇跡は、北陸ナンバーワンのイタリアン、「ボッティガ・ディ・タカマッツォ」だ。
http://tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17006804/
ここも人気すぎて予約が取れないのだが、またしても偶然に空席が出た。(ここも2回ほど断られている)
今日一日で昼飯は小松弥助、夕飯はタカマッツォとは、天にも昇る幸せだ。
犀川にかかる新橋のたもとにある一軒家のイタリアンレストランで、2011年3月に開店し、瞬く間に超人気店となった。
オーナーシェフの高嶋英樹さんは、イタリア政府が公式に認めるイタリア国外におけるイタリア政府公認レストランに選ばれた「ラ・ビスボッチャ」などで腕を振るっていた実力派で、味もボリュームも一流で値段も安い。(ランチは1500円。ディナーで約5000円)
アートと食の街、金沢を満喫した一日だった。
それにしても大盤振る舞いのサービスをしてくれた神様に感謝だわ。
最後に神様にえこひいきされるコツを伝授しておこう。
オレはなにもお願いしない。
ひたすら感謝するだけだ。
神様だって、お願いばっかする欲深なやつより、なんでも喜んでくれるやつと遊びたいはずだ。
世界というのは君の前に開かれたテキストだ。
それを無邪気な子供のように遊びまくればいい。
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