My lifeを語ろう!@兵庫県神戸 | New 天の邪鬼日記

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小説家、画家、ミュージシャンとして活躍するAKIRAの言葉が、君の人生を変える。

6月26日(火)神戸「なんじゃ」
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徳島から神戸まではバスで約1時間45分(3200円)、せっかくの鳴門海峡も爆睡して見れんかったあ。
今日は、三宮の駅前に移転した新生「なんじゃ」でのライブである。
以前あったカフェスペースがなくなり、カウンターのみになり、15人限定のプレミアムライブとなった。
明るくて心やさしい敏子ママは、去年11月のライブでこんなことを言っていた。
「アキラちゃん、もう歌いすぎて体が悲鳴をあげてるよ。いつも人を喜ばせるためにがんばるのはいいけど、もっと自分自身をいたわらないとぶっ倒れるよ」
人間観察のプロである敏子ママの予言は的中した。
オレが入院しているときも、治療中も、神戸の仲間たちとずっと祈ってくれたのだ。
阪神淡路大震災をくぐりぬけた神戸は、オレたちの希望だ。
311のあとオレたちがどんな未来を創造していけるのかを、ここに集まってくれた15人が象徴しているように思った。
アイヌのチカルカル(半てん)を敏子ママに着てもらい、オレはマタンプシ(はちまき)をしめた。
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ひとりひとりが自分の人生の主人公であることを思い出してもらうために、「塞翁が馬」ライブをやろう。
アマちゃんは子供のいる女性と結婚し、いきなり10歳の男の子の父親になった。
「子育てはたいへんだけれど、家族がいるってすばらしいことですよ」
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東京の息子夫婦のもとに引っ越したジイジは、今日のために神戸まで出てきてくれた。
「今年は必ずUFOがあらわれますよ!」
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トシちゃんは言う。
「今まで自分があげた分を相手から返してもらわないと文句を言っていました。でもただひたすら与えつづけるともっと大きな愛が返ってくるんです。やっぱ無条件の愛ですよ!」
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ヨガのインストラクター、トモちゃんは徳島池田町ライブに来てくれたビーテンさんの妹だ。
「縁というのはDNAが引き合うと言われています。科学の世界でもサムシンググレート(見えない力)の存在を認めているんですね」
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もとやんちゃ坊主は言う。
「ぼくは今までいろんなトラブルを起こし、暴力で解決してきたんですが、今は相手を受け入れることを学んでいます。するとどんどん優しい仲間が集まってくるんです」
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もと役者で現在は教師をやっているブラザーは言う。
「ぼくの師匠だった役者の原田芳雄が去年亡くなりました。原田さんの弟子として働いていたときはたいへんでしたが、彼と出会えたからこそ今の自分があります。誰もがくぐる山あり谷ありの人生はどれひとつ無駄なものなどなく、すべてが自分を成長させてくれる贈り物なんです。またそう気づかせてくれた人々が宝物なんです」
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オレのライブを何度も企画してくれたリサとマサが結婚した。晴れ晴れとした顔でリサが言う。
「結婚してやっと仕事をやめられましたー。これからは自分の心が欲することをやっていきたい。まずは大好きな絵を描いていきたいと思っています」
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メガネ女子が言う。
「前世の夢を見たんです。それは自分の意見を言ってはいけない封建的な時代でした。本当のことを言ったら、自分の命や家族の意の命が危険にさらされる。だからじっと我慢をして沈黙を守っていました。今わたしはなんでも自分の思うことが言える幸せな時代に生きています。だから言葉を大切にして自分を表現していきたいと思います」
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言霊研究家で何冊も本を出している先生が言う。
「わたしは17回死ぬ様な目に遭い、50回お見合いをして全部断られました。ところが最近モテ期にはいったんです。もう何をやっても楽しい。あんなに死にたいと思ったのが嘘のようです。やっぱ生きていれば必ずいいことがある。必ずモテ期はやってきます!」
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大倉トモコもはじめての塞翁が馬ライブに登場した。オレはやつの才能を買っているので、修行のためにもシンガーとして参加してもらおう。どんな話が出てくるかわからないのにアドリブでそれに合った曲を選ぶというのはすごい難易度の高い修行なのだ。
さすがわしの高弟だけあって見事話にマッチしたオリジナル曲「冬の君」と「グズベリー」を歌いあげた。
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1、My life
2、H(叡智)
3、無条件の愛
4、ソウルメイト
5、パズル
6、だいじょうぶマイフレンド
7、ハイボクノウタ
8、○(えん)
9、Alone
10、祝福の歌
11、Believe
12、家族
13、The Profession
14、Happy Birthday(大倉朋子の誕生日)
15、MOVE! MOVE! MOVE!(アンコール)
16、空の約束(アンコール)
17、ありがとう(アンコール)

ぎゅうぎゅうの密室で肩を寄せ合いながら自分の人生を語った者たちは不思議な縁で結ばれた仲間だ。
敏子ママは自分の息子、自分の妹、妹の息子と抱き合いながら「家族」を聴いた。
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こうして人々のために歌えることは、オレにとって無上の喜びだ。
ひとりひとりが自分のすばらしさに目覚め、
家族や仲間たちの愛情に気づき、
つながっていく。
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歌は人と人とをつなぐ虹であり、
本当の自分に返る道しるべとなる。
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そのためなら「死んでもいい」じゃなくて、
そのために「生きよう」と思った。
大震災を生きのびた神戸のブレーブハート(魂の勇者)たちがそう教えてくれた。
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