１１月２９日（土）益子「Café & ARTSpace１・１/２」ライブ
photo by SAKACCHI
午後１時にＪＲ宇都宮駅の改札を出ると、大荷物を抱えた男がいる。
北海道から今日やってきた必殺お助け人おがわとーるである。
お助け人の荷物はギター、カホン、コンデンサーマイク、音源データなど、レコーディングに必要なものがつめこまれている。
改札を出たオレの大荷物はギター、アンプ、ミニＰＡ、ショアのマイク、最軽量マイクスタンド、譜面立て、ＣＤ、著書など、ライブに必要なものがつめこまれている。
スタッフをやってくれる陶芸家ユカとノリの車で日本一うまいラーメン「どる屋」で腹ごしらえをし、１００号キャンバスを買い、修理に出していたプリンターを受け取り、益子にむかう。
Café & ARTSpace１・１/２は益子陶芸村のいちばん奥にある。
photo by MIYUKI
「冬の益子は人が歩いてないですよ」と言われるし、オーナーのマナブが風邪をひいて集客に当てるはずの１週間を休んでいたからどうなることかと思ったが、３０人ほどの観客が集まってくれた。
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とーるは去年の１１月にオレが喉を痛めたとき益子にかけつけてくれたので、２度目である。（2007.11/1のブログ）
「とーるさん、つかみの歌、期待してますよ！」
恒例のアドリブソングに観客は胸がふくらむ。
１、 つかみの歌
２、 My Sweet Days
３、 自己都合退社
４、 外神田
５、 明日の地図
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とーるが笑いをとって会場を暖めてくれたので、さあ号泣大会をはじめるか。
カフェのオーナー・マナブはアーティストである。シルクスクリーンや鉄をつかったオブジェや絵がならぶ。
photo by MIYUKI
マナブといえば、この歌しかないだろう。
「人はみな幸せのためじゃなく、学ぶために生まれてきたんだ」
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１、 Happiness
２、 パン工場の匂い
３、 パズル
４、 Be your self
５、 祝福の歌
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もう黄金率ともいうべき組み合わせで、とーるソロ＋AKIRAソロ＋コラボというステージングである。
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６、 Traveling man（とーる：カホン）
７、 ぼくの居場所（とーる：カホン）
８、 Brand new day（とーる：ギター）
９、 背中（とーる：ギター）
１０、 「神の肉」朗読 Life is beautiful（とーる：ギター）
１１、 家族（とーる：ギター）
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１２、 だいじょうぶマイフレンド（とーる：カホン アンコール）
１３、 サンガイジュウネコラギ（とーる：カホン アンコール）
１４、 Hello My Mom(とーる：ギター)
１５、 Happy Birthday（とーる：ギター）
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子供連れのお母さんがいたのでアンコールに「Hello My Moｍ」をバラードバージョンで歌う。
涙でぐしゃぐしゃになったお母さんは言った。
「ようせいは３年前の今日生まれたんです」
ええーっ、出た、恐怖の「誕生日を呼ぶ男」！！
オレととーるはすかざずステージにもどり、「Happy Birthday」を演奏した。
photo by MIYUKI
みんなほほを塗らしたまま笑顔を輝かせている。
「ようせい、いい名前だね。エイズ検査に気をつけないとね」
はっ、しまった！
何時間もかけていい人を作り上げてきたのに一瞬で崩壊する。口は災いの元である。
「言った本人がいちばん驚いてると思います」とすかさずとーるがフォローにはいり、オレは３歳のようせいに土下座をしてあやまる。ようせいはオレの鼻の穴に指を突っ込んで「許してやるよ」と無言で目配せした。
アンコール４曲の３時間にわたるライブである。
さらに打ち上げではとーるがＡＫＩＲＡ歌を熱唱し、撮影班のちゃ～兄が年末３０日におこなわれる「ＡＫＩＲＡ歌紅白歌合戦」の練習にと生伴奏つきのＡＫＩＲＡ歌カラオケ大会になる。
photo by MIYUKI
動画を撮ってくれたトシがミクシィに感想を書いてくれたので抜粋させてもらう。
それにしてもやっぱり ＡＫＩＲＡ＆とーる ライブは最高ですねぇ
笑いあり涙あり演歌ありボサノヴァありの怒涛の3時間弱。
やっぱり、ＡＫＩＲＡは生じゃないとね。
ほんと、不当に低く見積もってたり眉唾ものだと思ってる未生ＡＫＩＲＡな人片っ端から体験してもらいたいと痛感した。
やっぱり最高に美味い料理とか最高に綺麗な花火とか、間接的な言葉や絵や音だけじゃ無理なのと一緒ですわ。その場で味あわないと。
テーマを家族から、ソウルメイトだとか縁（えにし）で出会った仲間達をの欠片（ピース）を繋ぎあわせるべく壮大なパズルを完成させようとしているＡＫＩＲＡを垣間見れたのも今回の大きな 収穫でした。
プレイヤー 場所 オーディエンス どれひとつが 欠けても 完成 できないってあたりに 全部の 愛 が一つに 集約されていくあの感じ？
photo by MIYUKI