AKIRA歌のど自慢大会1 | New 天の邪鬼日記

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小説家、画家、ミュージシャンとして活躍するAKIRAの言葉が、君の人生を変える。

もうたまらん!
おかしくて、おかしくて、たまらないのである。
なんでこんなにも真剣に、青筋まで立てて、オレの歌を熱唱してくれるのか。しかも沖縄や北海道から飛行機代何万円もかけて、コスプレ衣装まで用意して、聴いてるあいだ笑いが止まらんかった。
東京の下町である北千住COSMIC SOULへ日本じゅうからAKIRA自慢が集まってくる。
080621観客photo by MAIKO

まずは前座でオレが歌う。
今日は夏至なので、メキシコではマヤ族のピラミッドでケツアルコアトル(羽の蛇)が降臨する祭りがある。1曲目はマヤの言葉で「あなたはもうひとりのわたしです」という意味の「インラケチ」からはじまる。しかも今日はありえない演歌特集を組んでみた。
080621アキラジョニーこのパーカッションは徐弟のほう。photo by MAIKO

1、インラケチ
2、雨ニモ負ケテ
3、人の一生屁のごとし
4、落涙
5、御徒町からきた女
6、祈りの歌

さあいよいよのど自慢がはじまる。
会場には採点表がくばられ、公平を期すためにあみだくじで出演順を決めた。
1番手はシュミーズ北千(東京)こと清水くだ。自分でギターを弾き、「レラ」を歌う。天性の声がむっちゃいいのよね。演劇をやっていたイケメンだが、「歌い出したら頭が真っ白になった」という。オレはとなりでおもしろがっていたが、やはり歌をつくった本人のまえで歌うのはすげー緊張するらしい。
080621清水君背後霊がついている。photo by MAIKO

2番手はたまむち(沖縄)こと、たまちゃんとむっちゃんの「キャラバン」である。ふたりとも宮古島養護学校の先生をやっているので、手話の振り付けがついている。これが80年代のアイドルみたくてかわいいの!
080621たまむち宮古島魂炸裂!photo by MAIKO

3番手の203こーち(岡山)は高熱をだして出場できなくなり、かわりに環樹さんとトモが参加した。更衣室がわりのトイレにこもり、登場したふたりに会場は爆笑する。マジックペンでひげを書いていたのだ。女性ふたりで歌う「家族」は新鮮で素敵だった。
080621とも環樹スナフキンとジャックスパロウ。photo by MAIKO

4番手はCOSMIC SOULのオーナーこうぢ(東京)である。もともと彼が歌ったオレの歌があまりによくてこの企画がはじまった。マイクもいらない声量で「今日は死ぬのにもってこいの日だ」を絶唱する。メロディーもかなりオリジナルで感動的だった。
トリは青空徐兄(北海道)ことジョニー兄貴である。アルミホイルの鉄仮面、黒い牧師の衣装に十字架をさげ、銀髪のかつらをかぶって登場に会場は大喜び。「天使のキス」も歌詞を変え、ボブマーリ-の歌まで挿入され、見事なエンターテイメントだった。
080621ジョニーこちらは徐兄のほう。photo by MAIKO

後半のライブは彼らが歌った歌をオレが5曲歌う。

採点表の集計がでた。AKIRA歌のど自慢大会一日目の結果を発表しよう。
銅メダル、「家族」を歌った環樹&トモ!(98点)
銀メダル、「レラ」を歌った清水くん!(100点)
そして金メダルは、「天使のキス」を歌った青空徐兄だあー!!(108点)
たまちゃんとむっちゃんも97点、こうぢも97点というすごい接戦だった。
出演者も楽しみ、観客も盛り上がり、なによりオレがいちばん楽しかった。終演後もみんな打ち解けて酒を飲んだし、こんなおもろいイベントなら定期的にやってもいいわ。
080621記念撮影
さあ、AKIRA歌のど自慢大会は今日のが最終日、ほんと楽しいからお見逃しなく。今からバイトすっぽかして北千住に集合!

6月22日(日)開場17:30。開演18:00
エントリー歌手(順不同)
夫婦茶碗(埼玉)「ぬちどぅ宝」
エスパー菊(群馬)「背中」
宮古島ネーネーズ(沖縄)「Hello my mom!」
ミスタースリム(東京)「マヨネーズと電話帳」

北千住「COSMIC SOUL」
東京都 足立区 千住1-22-9 Tel03-3882-7050
北千住駅西口(丸井があるほう)を出て、メインストリートをまっすぐ。ブックオフを左折。商店街を300メートルほどいった右手2階。