New 天の邪鬼日記

小説家、画家、ミュージシャンとして活躍するAKIRAの言葉が、君の人生を変える。


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 今日は母親の13回忌である。
 身近な親戚10数名で墓参りをした。父は一人っ子だったため、残っている親戚はみな母方だ。母方のおじいちゃんが尺八職人であり先生だったので、母方の4人兄弟(オレにとって叔父叔母)は日本音楽を聴きながら育った。
 あとを継いだ叔父が墓のまえで、尺八を吹いた。
 風の音を思い出す。
 オレが子供のころおじいちゃんと竹林にはいったときのことだ。
「アキラ、ほら聞こえるか?」
 竹林を吹きぬける風の音がかすかに響いてくる。たしかこんな内容のことをおじいちゃんは言った。
「風は透明で見えないし、自分で音はない。だから竹や人をつかって音楽をつくる。静かに耳を澄まして風の歌を聴きなさい」
 そのおじいちゃん幸太郎はオレが21歳のとき、71歳で死んだ。
 思えば人の一生は風のようなものだ。
 自分ひとりでは音楽にならない。
 さまざまな人と響き合ってはじめて、豊かな人生を演奏できる。
 そして風とともに去っていくのだ。
 オレは今までたくさんの死を看取ってきた。
 オレが12歳のとき、69歳で死んだ父方の祖母、トヨ。
 オレが27歳のとき、91歳で死んだ父方の祖父、松吉。
 オレが33歳のとき、69歳で死んだ母方の祖母、フミ。
 オレが34歳のとき、62歳で死んだ母、美智子。
 オレが43歳のとき、72歳で死んだ父、文夫。
 事故や病気や自殺で死んでいった友人もたくさんいる。
 何歳まで生きるかじゃなくて、誰にとっても人生は短い。
 それぞれがささやかな人生をせいいっぱい生きた。
 ときには不協和音も必要だ。
 音をはずすことも大切だ。
 まちがった音があるから、和音がいっそう輝く。
 そして最後の息を終えたとき、
 人の一生は完璧なハーモニーとなる。

 謙虚に耳を澄まして、声なき声を聴く。
 墓場で目を閉じて、風の歌を聴く。
 風に呼吸を合わせて、地の鼓動を聴く。
 鼓動が骨を肉を血管を震わせ、
 内側から声帯をこじ開けて生まれ出る
 きみの歌。

「ノスタルヒア」

ふっと目を閉じれば
鮮やかに浮かぶよ
幼い日の自分
輝いてた日々よ

野原をかけ山を走り
川に石を投げれば
春の風がするりと
僕をさらった

Wow wow wow
泣いてる子は誰
Wow wow wow
泣いてる子は誰

じっと耳を澄ませば
世界は歌ってる
鳥も虫もカエルも
ここにいるよと

花に見とれ木々にのぼり
草に倒れ見あげる
夏の空は大きく
僕に落ちてく

Wow wow wow
泣いてる子は誰
Wow wow wow
泣いてる子は誰

なんの疑いもなく
自分を受け入れてた
誰かになろうともせず
なににでもなれたよ

そっと落ちる枯葉たちが
つぎの命育む
秋の森が燃え立ち
僕を焦がした

Wow wow wow
泣いてる子は誰
Wow wow wow
泣いてる子は誰

妖精もお化けも
みんな仲間だった
神様は笑って
僕と遊んだ

雪をつかみ手を開けば
涙残し消えてく
冬の夢がはじまる
永い眠りが

Wow wow wow
泣いてる子は誰
Wow wow wow
泣いてる子は誰
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