月経前症候群 | New 天の邪鬼日記

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小説家、画家、ミュージシャンとして活躍するAKIRAの言葉が、君の人生を変える。

0505ギリシア蚤とり

ノミとり

 昨日書いたムーンタイムの反響が大きいのでびっくりした。
 布ナプ派って意外に多いのね。(とくにここに集まる女性たちかもしれないが)
 「なんで男のアキラさんが生理にくわしいの?」とか、「生理を男に肯定されてうれしい」とか、いろいろメールをもらった。なかでもすごくおもしろいMさんのメールを抜粋する。

  私も布ナプキンを使ってます。
 使い始めてそろそろ10年? それくらい経つと思う。
 布ナプはバケツにお水を入れて浸しておいて、それで手洗いすると血液はきれいに落ちるんだけど、その水が鮮やかな赤なんだな。
 で、それを庭に撒く(植物なんかにあげる)といいとかって聞いて。
 でも、その使い始めのいちばん最初、バケツはどこに置いとく?
 モチロン風呂場なんだけど、うちの連れ合いはビックリするんじゃないだろか?って、まあ、ふつうは考えますよね?
 バケツに浸された布と赤い水を見て、男はどう思うんだ?
 卒倒したり、気味悪がったりしないのか?
 それが一番心配でした。
 連れ合いの、女としての大切な時の、いのちにならなかったいのち(というのか)の最後の行き場を、見届けるのもパートナーだよね?と思い、
 でも、もとはと言えば赤の他人だし、バケツにフタとか、したほうがいいの?みたいな気遣いもアリかな・・・って思って聞いてみたら・・・
 私の連れ合いはあっぱれでした。
 「布ナプキン?それ、いいね。バケツに浸す?当然だよね。フタ?いらないよ」って、言ってくれました。
 友達で布ナプ派の女性が何人もいるけど、後処理というのか、夫や家族には気を遣うらしいです。

 で、細かいことなんだけど・・・
 ムーン・タイム、28日周期だとすると、1年に13回来ることになるよ。
 でも、周期が安定している人は少ないかも知れません。特に、働いている、20~30代の女性では。
 私はちなみにアキラさんと同い年だけど、私が20代の頃には企業にはまだ生理休暇があって、私は遊びに行きたい時に上手く利用してたけど、毎月同じ日(ずれても1日とか)に生理休暇をとらないと、人事から問い合わせがきたんだよ。
  「先月とずれてる」って。それも、男の上司を通してとか。
 信じられます?
 28日周期だとしたら、少しづつ前にずれるのが当たり前。
 また、超満員の通勤地獄、きつきつの仕事の中で、たくさんのストレスを抱えてて、ぴたり周期が安定しているなんて、有り得ない。
 生理休暇って、ホントになんだったんでしょうね・・・。

  で、私はと言えば・・・
 別に私のことをここで打ち明けたいわけじゃないけれど・・・
 年を重ねて、いよいよ閉経間近?って感じだけど、
 周期が24日くらいになってきてます。
 他の女の人がどうかはわからないんだけど、年とってから周期が短くなって、私の場合、短くなってはいるけど、その周期は安定してて、つまり排卵日も増えてるってことで、
 それだけ妊娠可能な日数が増えてるってことですよね?
 まあ、実際に妊娠する可能性っていうのか、それは若い時より少ないと思うけど。
 妊娠可能日が増えてるなんてね・・・。
 それって、最後の最後まで「産む」ってことを放棄しないっていうのか、すごいことだなぁ・・・!と、自分のからだで実感しています。

  それで、アキラさんが知っていたら教えてほしい(ブログ上でも)。
 ムーン・タイムの前って、西洋医学的には、「PMS~月経前症候群~」っていうんですか?
 腹痛、腰痛のような身体的な症状から、「イライラする」というような精神的な症状などなど、悩まされている女性も多いと思います。
 「女は子宮で考える」とかって言われるような状態?
 私は2年くらい前までは、「怒りっぽく」なっていました。
 でも、この2年くらいで変わったみたいなのです。
 「悲しくて悲しくて仕方ない」みたいな状況になっちゃうのです。ちょっとその悲しみの度合いは普通じゃないです。
 で・・・それとはちょっと違うけど、私は、なんていうのか、あっちの世界と繋がっちゃうというのか、亡くなった人がやってきて腰にしがみついたりとか、
 からだの中に入っちゃって、お腹の底に住み着いちゃったりとか、そういうことが時々起こっちゃう。
 また、電車脱線事故みたいな時、集合無意識というのか、そういうものにものすごく影響されちゃうのです。
 脱線した電車の中で亡くなった人の痛みやなにかが、自分のからだで再現されちゃう。(ムーン・タイムとは関係なく)
 で、生理前の「悲しくて悲しくて」の時期と、社会的な事件や事故とか、まあ、個人的な他者とのかかわりなどが合わさると、「死にたくなる」のです。
 自分の意志とは関係なく。
 きっと、こういうことって、昔からあるんじゃないかと思うんだけど、
 ネイティブの人たちの世界では、どう解釈されているんでしょう?
 焦点が「ムーン・タイム」その時のことが多く、こう解釈する、こう過ごす、みたいな話は聞くんだけど、
 その前の、いわゆる「月経前症候群」の話(解釈)を聞いたことがありません。
 ネイティブの叡智では、どう解釈し、どう過ごすように言われていたのかな?
 アキラさんは聞いたこと、ありませんか?
 知っていたら教えてほしい。
 ホント、切実なんです。私にとっては・・・。(抜粋ここまで)

 正直言ってオレもネイティブが月経前症候群(PMS=premenstrual syndrome)をどうすごしていたかはわからない。
 これはオレ個人の予想として聞いてほしい。
 ネイティブの社会では役割がしっかりしていて、世代間の対話がしっかりおこなわれる。年配の女性たちは先輩として、教師として若者たちに自分の体験や上の世代から教わった知恵を伝えなくてはならない。体験を語ることは自分を客観視できるし、社会からも必要な存在として認められている。
 個人主義に偏りすぎた現代社会では、「負け犬」とか、「オバタリアン」とか、独身や年配の女性を尊重しない傾向があるよね。こういう孤独感がPMSをバッドトリップに導くんじゃないかな。
 身体的には生理のあと比較的落ち着くよね。1週間がすぎると排卵期を迎え、胸が張ったり、体温も上がったり、気持ちも上り調子で異性に対して好意的になる。
 排卵期が終わると、少しずつ気分が沈み、自分や異性に対して否定的になる。
 漠然とした恐怖感ほど恐いものはないので、まず恐怖の正体を考えよう。
 基本的にPMSは病気じゃない。
 種の存続のために獲得したサバイバル設定なのだ。排卵期に受精できなかった悲しみをくりかえしたたきこまれることによって、人類は繁栄を極め、オレたちはここにいる。
 死んでいった受精卵に対して嘆きが高まり、生理というお葬式によってピークに達する。月経前からムーンタイムの女性が、月と対話しメッセージを受信しやすくなるのは、たぶんあちら側の世界に近づくからだ。
 Mさんが集合無意識とつながったり、悲しくなったり、死にたくなるというのは、自殺を促すメッセージじゃない。
 あくまでオレの独断だけど、逆のメッセージだ。
 PMSによって不安定になった精神のバランスを保たせるために、Mさんの無意識が、もしくはMさんの中に眠っているハイヤーセルフ(高次の存在)がMさんを救おうとしている。
 「あちら側の世界」といっても、ネガティブなものではない。アボリジニのドリームタイム、アイヌのカムイモシリ、物理学のゼロポイントフィールド、オレたちがやってきて帰っていく智恵の源だ。
 エベレストで遭難しかけたラインホルト・メスナーや素潜りで世界記録をつくったときのジャック・マイヨール、臨死体験者やアーティストなど、「あちら側の世界」から力を授かる。
 ムーンタイムの女性も、PMSの精神不安も、ふたたび自己治癒能力を発動させる機会に恵まれる。生と死の根元にふれることによって命のちからが再生するのだ。
 かなり強引な結論と批判されそうだが、生理痛も知らない男にはこんなことしか思い浮かばない。
 女性読者のほうがPMSにくわしいので、アドバイスしてあげて。

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