映画『バットマンvsスーパーマン』の感想 | アキラの映画感想日記

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映画を通した社会批判

ケビンコスナーが良い

 

 

バットマン vs スーパーマン

ジャスティスの誕生

 

4DXにて

 

対決モノって事で肉弾戦シーンが多くなるだろうから、また4DXでは椅子をボコボコやられるかと思いきや、意外にもボコボコは少なく動きに合わせて上手く臨場感のある動きをしていました。コウモリの大群のシーンなど足バチバチやられるのはこそばゆかったけど。それと冬場は控えていたのか吹き付ける風には今回はミストが含まれた所もあって少々濡れたが、アミューズメント化するならば、もっと大胆に濡らして欲しい所。

 

で、内容の話だが、いわゆるDCコミックのスーパーヒーロー同士の対決モノだと思いきや、ほとんど"ジャスティスリーグ"になっていました。スーパーマン、バットマンと一緒にワンダーウーマンまで活躍して、その他のDCコミック系ヒーローの登場シーンまである。これはもうDCコミック版『アベンジャーズ』だ。個人的にはやりを拾いに行くシーンでフラッシュに活躍して欲しかった訳だが。足が速いという以外に何ら特徴のないヒーローだけに「ここだけが見せ場だろ」と活躍を待ちわびた訳だが残念。もし『フラッシュ』が大ヒットシリーズになっていたら、ルークしか当り役がなかったマークハミルも悪役トリックスターとして活躍できただろうに。

 

悪役といえば今回のレックスルーサー役はジーンハックマンより気に入った。ジョーカーは死んだというだけで話題になったヒースレジャーよりもジャックニコルソンの存在感が圧倒的だった訳だが、今回のアイゼンバーグは不気味なエキセントリックさ加減でオリジナルを凌駕していた。まあ前作『マンオブスチール』にしても一番カッコ良かったのは今は亡きスーパーマンの育ての父を演じたケビンコスナーだった訳だが。かつて『ポストマン』や『ウォーターワールド』等、巨額の製作費を通して自分がカッコつける事だけを目的としたクソ映画を連発したクソ俳優な訳だが、これが悔しいかな威厳ある良い面構えになっちゃってからに。