映画『ポストモーテム』の感想 | アキラの映画感想日記

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映画を通した社会批判

亡骸を弄ぶな
 

 

ポスト・モーテム

遺体写真家トーマス


"死の向こう側"を意味するタイトルが意味深なハンガリーの幽霊系ホラー映画。舞台設定は第一次大戦直後。戦争と疫病で多くの人間が命を失い道端にゴロゴロ死体が転がっている。いわゆるスペイン風邪って奴は米国発祥の疫病な訳だが戦後スペインに罪を押し付けた。もしかするとコロナも武漢に罪を押し付けたのかも。どちらにせよファイザーだのモデルナだの白人用のワクチンを売り付けられて有難がってる似非白人ジャップはアジアから出て行って欲しい訳だが。とにかく西欧や米国のような自称自由民主主義圏はその欺瞞のツケを常に利権の外側に押し付け続けた。クズの分際でテメーが主権を持ち自由である為にはいくらでも女性や有色人種や経済弱者を収奪しても迫害しても強姦しても虐殺しても構わないという薄汚いレイシズムが少なくとも今の西側自由民主主義です。そいつらの強欲過ぎる金儲けの都合に合わせて教育しない自由も報道しない自由も行使されているからアジアで唯一不勉強なジャップだけが東欧や中東や中央アジアやアフリカ等ユーラシア大陸全般=世界の事情を異常なまでに理解していません。その欺瞞に近いので語られる事が少ない東欧事情が背景って事で何かしら発見があるかもしれないと拝見。

 

私の期待は見事に裏切られて普通によくあるホラー映画でした。それも安いCG効果をやたら使っているが陳腐過ぎてあまり怖くありません。とある村を訪れた葬儀屋を襲う怨霊。死体を生きているかのように加工して写真を撮る彼の行為はどうも幽霊たちを怒らせたようで村全体が怨霊に襲われて大パニックに発展。序盤は伊藤計劃原作の『屍者の帝国』やロシア映画『ゴーズトブライド』等を思わせる死体写真撮影の件があってなかなかに不気味な訳だが後半は無駄に派手なハリウッド風パニックホラー状態って感じです。むしろ村人内に犯人がいるような横溝正史的展開の方が疑心暗鬼なギミックが効いて怖く面白くなりそうだが村人たちは襲われ役に徹してます。この主人公は大戦で爆発に巻き込まれ死にかけた後に謎の少女に呼ばれて村を訪れる。ここら辺もなかなかに意味深で主人公や少女も実は幽霊なのではないかと思わせる所が結構あります。そんな訳でガッツリとオカルト路線に留まったお陰で西側に嫌われずアカデミー外国語映画賞にもノミネートされてるようだが、むしろデルトロの『パンズラビリンス』的な告発を期待していた私にとっては完全に期待外れで退屈でした。