映画『リベリオンライズ』の感想 | アキラの映画感想日記

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映画を通した社会批判

リベリオン・ライズ

 

 

 

幼稚なる動員

 

メディアって奴は新聞もTVもラジオもネットも規模の違いこそあれ、それそれの企業の収益の為に情報にバイアスをかける。だからどのメディアが最も信頼できるって事はない。ただ個人的に付き合った限りで信用できる奴の話はどんなメディアを介しても聞くというだけの事。見ず知らずの相手からの一方的な発信には全く価値を感じないのが正常な人間の反応です。だから本当の事が知りたければ信用できるリア友との付き合いを怠らない事です。クリエイターとして私のように様々なメディアに関わってるとゴシップ誌をはじめとする多くのメディアが消費者の妄想に媚びるリップサービスでしかない事が分かります。この世には様々な価値観があり、その多くは卑しい損得勘定だけで生きてる大衆には理解し難いからこそ他人を自分と同レベルでしか考えられないバカでも理解できるよう脚色しているのです。だから実際に映画界にいない人間は事実とは程遠い脚色を施された芸能情報を拾って無意識にネットでデマを拡散しています。この手の連中は博識だと思い込んでいた自分の知識の多くがデマであるという事実を暴かれるのを恐れているので私のように本当の事を知っている層を発言封殺しようと誹謗中傷するが、そこに情報としての価値は皆無です。ところが隣人にすら相手にされないボッチ老害は他に信じるべき対象がないので妄信的にメディアの煽りで簡単にキチガイ老害になってしまう。ネットもTVも新聞も広告などで孤立したインセルを煽って動員によって金儲けをしています。

 

ただ、この物語の主人公たちの目的は金儲けではなく義憤です。デフレ状態で雇用率が下がり失業し妻に逃げられた男を中心に反政府的なTVプロデューサーと元警官と違法ハッカーが協力して情報操作のサイバーテロを仕掛ける。だがTV局をジャックしてフェイクニュースを流す事によりEU中に反政府デモを巻き起こすという彼らの発想は頭の悪いTV屋と同様に幼稚です。なぜなら視聴者を騙す形で嘘を本当するならば前提として誰もがメディアを信じてなければならない。そこまで愚昧な大衆はごく一部です。ほとんどの人間はメディアより隣人を信じます。そうでなくとも今の日本では特にTV等のマスメディアほど迷惑YOUTUBERレベルの乞食野郎の巣窟になっているので、ごく一部の世間から見捨てられたクズでなければ信じません。そのクズは残念ながら増加の一途を辿ってる訳だが。ちなみに長い事スペインの失業率は高くデモは動員せずともしょっちゅう起きています。