2005-02-09の投稿
あずみ2 Death or Love
切先が震えている
前作に足りなかったドラマの部分を補うかのような続編。
さすがに北村監督と比べてしまうと明らかに殺陣シーンの
アクションセンスとしては劣る。動きのひとつひとつに
細かい配慮がなくなっていて、長く見れたものではない。
しかし金子監督も自分の才領の生かし方は良く知っている。
悪役に忍を出し、その忍術を持ち前の請った映像で見せる。
だが、前作の勢いはない。前作では上戸彩の演技下手は
勢いで誤魔化されていたが、ドラマ中心の今回は
そうもいかなかった様だ。北村氏と金子氏に共通して
言える事は、映像にばかりこだわってドラマとしては
演技指導が不充分という点です。『キルビル』の栗山等
せっかく面白い出演陣が集まっているというのに
それぞれの芝居がチグハグになっていてガックリした。
舞台挨拶での金子氏と役者人のやりとりを聞く限りでは
距離感等からしても、放任主義演出だなと思えた。
内容としては、恋あり、裏切りあり、苦悩ありと
金子作品らしい要素が満載のアクションドラマです。
