『異人たちとの夏』の感想from映画生活 | アキラの映画感想日記

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映画を通した社会批判

2005-01-06の投稿

異人たちとの夏

 

 

二つの愛の形

 

二つの亡霊による失われた愛と生まれ得なかった愛の物語。

無機質なビル郡の一室で男を誘う現代版『雨月物語』と

ノスタルジックな下町で触れる人情深い家族愛の幻想。

対比によって見せる「日本人が失いつつある愛の形」

という意味で『理由』に近いテーマがあると思う。

こちらの作品の方がより胸に染み入る悲哀を感じました。