『烈火風雲』の感想from映画生活 | アキラの映画感想日記

アキラの映画感想日記

映画を通した社会批判

2017-08-20の投稿

ラスト・ヒーロー

イン・チャイナ

烈火風雲

 

 

人さらい退治

 

ジャッキーの『酔拳』は酔拳と見せかけて猫拳だったがリーリンチェイの今作はニワトリ拳と見せかけて酔拳。本編シリーズがスタッフキャストを一新して欧米人に挑む長編シリーズに入る一方でオリジナルキャストはパクリの帝王バリーウォン監督の元「こっちが本流だ」と云わんばかりに発表した一本。確かにこっちの方がツイハーク版の面白さをちゃんと継承しているように思える。

 

今回は少女を誘拐して人身売買している悪どい生臭坊主たちをとっちめる。地価の高騰で郊外に引っ越したら、そこは売春宿の隣だった。助平な弟子たちと娼婦たちによって珍騒動が巻き起こったりして飽きさせない内容。色々と話に穴があるのは相変わらずで毒を盛るのになぜわざわざ耳が聞こえなくなる薬なのかとか毒を盛られる前から耳が聞こえなくなる描写があったりもして構成を間違えたんじゃないかと思わせるいい加減っぷり。そんな細かい所は気にしない勢いこそが香港映画の魅力でもある訳だが。