『フルコンタクト』の感想from映画生活 | アキラの映画感想日記

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映画を通した社会批判

2015-03-08の投稿

フル・コンタクト

 

 

 

リンゴラム×ユンファの十八番たるノワールアクション。パンクな感じの衣装でウォルターヒルの『ウォーリアーズ』や『ストリートオブファイア』等のストリートキッツ系を連想させる訳だが、それにしてはやたらとヴァイオレンスシーンも多く人が死ぬ。ユンファ演じる主人公はマッチョで強いが無敵ではない。ちゃんと撃たれれば痛がる。この手のマッチョヒーローにしては結構珍しい。それに対して悪役は気取ったゲイとヤリマン女と力自慢のデカブツというマンガのような三人組の強盗団。登場人物に愛嬌があるだけに、そいつらが次々に殺されるのは少々ショッキング。やたら早く人が死ぬという意味でアクションのスピーディーさが今見ても通用するレベルなのだが、それよりも当時としては割と斬新なのが弾道の見せ方。今でこそCG使いまくりの銃撃シーンではカメラが銃弾をフォローするなんて見せ方は普通にやっているが、この時代にCGを使わずにアナログでやっているのは今見ると斬新。