スワロー:闇に吞まれて
セクハラ上司
あのナイジェリアの売れ筋アフォラヤンがネトフリ資本で新作を発表って事で今更ながらに新作を発表。今作は『アラロミレ』を思い出すような土着呪術要素のあるノワール系。都会でキモブタ上司にセクハラを受け退職に追い込まれた若い女性たちが違法な運び屋の仕事に手を染める。タイトルにある通り麻薬を包んだビニール袋を飲み込んで英国に渡り売人に渡すという仕事。袋が破れれば大量の麻薬で即死という危険な仕事です。ヒロインは躊躇し迷います。そんな彼女に職場で唯一優しく接してくれていた男はキリスト教徒。彼は彼女を信者に勧誘しようとする。だが異教徒の欺瞞に触れた事で逆に彼女は昔から地元に伝わる土着宗教の価値に気付き帰郷を決意する。
いわゆる耶蘇教って奴は心が弱く地に足が付いていない連中ほど騙され易いがカルト宗教と同様に様々な我田引水に利用され続けています。それに比べて土着宗教って奴はコミュニティの人間を守るために存在する共同体のカウンセラーみたいなものです。ヒロインは都会で一旗揚げようと地に足が付かない夢を見ていたが共同体の価値に気付いたって訳です。その意味でネオリベ的価値観に懐疑心を抱くという極めて現代的な正しい哲学を持った作品と呼べます。さすがアフリカのナイジェリアは低開発国日本と違って先進国なので知的にも進んでいます。この手の哲学を持てない知性も感情も劣化した土人蛮族が今の日本人。情けない事です。それこそギブミーチョコレートの精神で鬼畜米に甘え続けた乞食スポイルドチルドレンだから麻生太郎のように耶蘇教の偽善から飴玉だけを貰って育ち我がままエゴイストのクソガキ老害として地元インフラまで鬼畜米資本家に売り渡すのでしょう。