ゴボウ茶が「若い腸」をつくる
「ゴポウは食材としての利用の歴史が古い野菜で、江戸時代の書物を調べると50例におよぶ薬効が紹介されています。
ゴボウは老衰を防ぐといった健康増進のための保健食としての役割があったようです」。こう話すのは、ゴボウの食文化と栄養に詳しい近畿大学非常勤講師の冨岡典子さん。実はゴポウを野菜として食すのは日本発の食文化。中国では漢方素材として扱われています。
ゴボウの健康効果は、科学的にも明らかになりつつあります。家庭でよく使う野菜の中で、ポリフェノール量、抗酸化カともにトップクラスでした。さらに食物繊錐は100g中5.7gと豊富。しかも、2.3g(約40%)は、腸内の善玉菌を増やしたり、免疫力を高める作用のある水溶性植物繊維です。
最近、人気を集めている“ゴボウ茶”にも、この水溶性食物繊維がたっぷり溶け込んでいることが分かりました。ゴボウ茶は生のゴボウを薄く切って天日などで乾燥し、焙煎後にお湯でいれて飲むもので、香ばしい香りとほのかな甘みが魅力です。
食品の栄養機能と腸内環境に詳しい広島大学教授の加藤範久さんは、「ゴボウ茶は、水溶性食物繊維のイヌリンや腸の健康に役立つオリゴ糖を多く含みます。ポリフェノール含量も烏龍茶や杜仲茶と肩を並べるほど多い」と言います。実際に、加藤さんがラットにゴボウ茶を与える試験を行ったところ、腸のバリア機能を高めて免疫力をアップさせたり、大腸がんの危険因子である2次胆汁酸を抑えることも分かりました。
ゴボウは食物繊維を多く含む野菜の代表格ですが、その働きなどでメタボ予防にも効果が期待できるかもしれません。ごはんなど炭水化物食とゴボウを一緒に食べると、食後の血糖値の上昇が抑制されることを、冨岡さんらがヒト試験で確認しています。多彩な働きをもつゴボウやゴボウ茶を毎日の食生活に取り入れて、腸から若々しさを保ちましょう。
この記事は日経ウーマンオンラインに帰属しています
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/special/20110308/110339/?ref=health-top-shin
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