卓球をするロボットを見て思ったこと | アキ子じゃない!

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YouTubeのおススメに卓球をするロボットが出てきた。

 

 

2足歩行で人間そのものの動きで驚いた。ここまで進化したか!と。

最後はしてやったりって態度が人間っぽい。

ただ、実際はCGによる偽物だった。映像をよく見ると、ロボットは床から宙に浮いているように見えるし、ロボットの影の処理が追い付かなかったのか、ノイズのようになっている。

この動画の別の動画を観ると一目でCGと分かるものもある。

 

しかし、日本にはもう10年前から卓球をするロボットを作っている会社があるのだ。

それはオムロン。

 

 

幕張メッセなどの大きなホールで開催されるビジネスショーを見に行くと、オムロンブースでは黒山の人だかりで大盛況だ。

卓球台を蜘蛛が足で捉えてるような格好のでかいロボット。

 

でもオレが観た頃は開発途上で、少し早い球とかはうまく打ち返せないことが多かった。

しかも冒頭のロボットのように走って球を追いかけることはできない。

温泉宿の卓球台で友達とラリーをするという程度のレベル。

それでもどこに飛んでくるか分からない球をカメラで捉え、瞬時に計算してアームを動かして打ち返すのだから、すごい技術だと思う。

 

かつて、2足歩行ロボットというと、本田技研工業のASIMO(アシモ)が思い浮かべると思う。

ASIO(アシモ)

 

 

それまでの2足歩行というと、ゆっくりと慎重に歩くイメージだったが、ASIMOは小走りで歩く。その姿にみんな驚いた。

もう22年前だそうだ。

しかし、ASIMOは2足歩行に特化したロボットのため、自立して歩き回ったり、人間と話しをしたりすることができない。確か、中の人が別に居てアフレコするように話していたと思う。

 

2年前にはアメリカボストンのダイナミクス社がバク宙をする2足歩行ロボットを公開している。何ともアメリカっぽい。日本ではこんなぶっ飛んだことはできないと思う。ASIMOのように上品な方向に向かう傾向がある。

 

 

本田技研工業はASIMOの開発を終えて今はその技術を応用して電動車いすを開発していた。昔、2輪の乗り物としてセグウェイというのがあったが、あの技術を応用しているようだ。ホンダ自体にこの技術を持っており、かつてはUNI-CUBという電動1輪車があった。

この車いすも体重の移動で前進したり後進したりする。この技術は画期的だと思う。

 

 

↓UNI-ONE基本動作の紹介

 

↓開発に携わった3人の技術者によるUNI-ONEの紹介

 

ところで街中で、高齢者が電動車いすに乗っているのをよく見る。

 

いつも行くイオンの店内をおじいちゃんが電動車いすを運転してきた。

すると、吹き抜けの広場の片隅に駐車し始めた。

買い物かごの置き場に置いてある積み重ねられた買い物かごの位置を移動させ、そこを電動車いすで通り抜け、買い物カゴ置き場の裏側、広場の片隅に電動車いすを移動させ、何度かバックや前進を繰り返して、一応誰にも迷惑のかからなそうな場所に駐車した。

その後、10分程でおじいちゃんは帰ってきた。持ってきた商品を車いすのカゴに入れるとシートに座り帰るために運転を始める。バックや切り返しもお手の物。壁や障害物もギリギリのところですり抜けていく。何ともうまい運転に見入ってしまった。

たぶん足腰が悪くて長距離は歩けないので電動車いすを使っているのだろう。イオン店内って広いから、駐輪場から歩くのも大変なのだろう。

でも食料品を扱うスーパー部分は通路も狭いので、その手前で降りたのだろう。

電動車いすは運転がしやすいポジションに座った姿勢がなっているから、棚の商品を取るのも一苦労だ。車いすから乗ったり下りたり。買い物かごも置く場所も無い。

そう考えると、店内に電動車いすの駐車スペースって必要じゃないかなと思ってきた。

おじいちゃんが買い物中、店内を見回っている社員や買い物カートを運んでいる係員、警備員が電動車いすが駐車されていることに気づいたが、撤去しようとかそういう動きは無かった。

 

運転免許証の返納なんかで、移動手段が電動車いすになる人も増えると思う。

さらに、歩行困難な高齢者も増えるだろう。そうなると、広い店内を歩いて回るのも大変だということもあると思う。

そこで、店内のあちこちに電動車いすの駐車スペースが必要になりそうだ。

 

ホンダの電動車いすは座っている人の目線も立っている人に近い位置。これは良いと思う。

今までの電動車いすで視線が高いタイプは、見たからに重心が高く不安定なイメージがあった。五体不満足で有名な乙武洋匡さんが使っている電動車いすは視線が高くなっているのだが、タイヤと座面の下がスカスカで簡単に転倒しそうな感じだ。しかし、ホンダのUNI-ONEは見たからに重そう。重心も低く安定している感じがある。

ただ、このUNI-ONE、電車やバスに乗れるのかは疑問。

しかもバッテリー切れや故障などで、人に押してもらうしかない場合の取っ手とかも無さそう。まだ開発中だからそういった装備品は付けてないだけだろうか。

あと、万が一の転倒に備えて、ヘッドレストもあればいいのに。今の背もたれの無いバージョンではちょっと危険なイメージがある。

 

それにしても、こういう先端技術ってワクワクします。

その内、冒頭の卓球をする人間みたいなロボットも誕生するのだろうか。