24-TWENTY FOUR-を久しぶりに観た | アキ子じゃない!

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YouTubeで『機動警察パトレイバー アーリーデイズ』第6話「二課の一番長い日(後編)」というのが、2023年8月11日まで期間限定で配信されている。

 

 

高校時代からの幼馴染の友達とはよくパトレイバーを観ていたので友人2人にLINEで教えてあげた。

第6話だけだし、後編だからストーリーの意味は分からなかった。しかし、制作年が1988年と35年前。作品上ででてくる備品に目が行った。テレビは当然ブラウン管。スマホは無く外からの連絡手段は公衆電話。隊長は車に電話がついていたけど特別な感じ。

事務所のデスクには一応パソコンは置いてあるが、こちらもブラウン管の箱型のモニターに分厚いキーボード。こういう時代背景がとても懐かしかった。

 

すると、友人の1人が、このアーリーデイズというシリーズをGEOでレンタルしてこようかなって言ってきた。興味が湧いたらしい。

確かにアマゾンプライムでは1話は無料だが、それ以降は有料だった。しかもAnime TimesかdAnimeというのに月額会員にならないといけないやつ。

こういう月額会員って解約が煩わしいからよっぽどじゃないと入りたくない。友人も同じで、いまだにDVDのレンタルをしてくることがあるという。

DVDレンタルって最近はしたことが無いなあって思っていたらもう一人の友人が「レンタルビデオとか借りるのじじいだな」って言ってきた。確かにそうかもって思ったのだが、そいつ、あえてDVDを月に40本程借りているという。お前も借りてるではないか。しかもかなりのヘビーユーザーだし。

理由を聞くと、外回りの仕事をしている友人は昼休憩とかを車の中で過ごすことが多いらしい。で、暇だから車のナビのモニターでDVDを観ているという。なので映画ではなくバラエティ番組なんかを借りているのだという。

 

確かにアマゾンプライムは有料で観たいのが観れないこともあるが、そもそも配信していないものも多い。

昔流行った『24-TWENTY FOUR-』はアマゾンプライムでの配信は有料だが、無性に観たいと思っていた。レンタルビデオで借りてみようかな。

そう思ったが、シーズン1だけでも24話ある。それがシーズン8まで。

どっちにしろお金がかかるならアマプラで1話150円払った方が店に行ったり返却が無い分楽だ。

でも24話で3600円は高い。

で、色々調べてみたら『Disney+』という有料動画配信があり『24-TWENTY FOUR-』が観れる。

月額990円のところ、ドコモから入会すると、最大4か月~6カ月間無料というのがあった。

オレはドコモユーザーだからこのキャンペーンの対象者だ。

契約しているプランによって無料期間が変わりオレだと4か月だった。

この期間に24を一気見してしまえばタダで観ることができる。

これは良いと思い契約した。

 

 

昨日の時点でシーズン1、2を見終えた。

昔、観たのだけどシーズン何まで観たか思い出せず、せっかくなら最初から観てみようかと思った。

で、シーズン1から観たのだが、ほとんどストーリーを覚えていなかったので新鮮な気持ちで最後まで観ることができた。

ところどころは覚えているがストーリーとしてどういう結末だったかは覚えてなかった。

 

あらすじは、主人公のテロ対策ユニット(CTU)の捜査官ジャックが国を揺るがす非常事態(次期大統領の暗殺計画や核爆弾投下、戦争勃発危機)に直面するが、手段を問わず何とかするというもの。画期的なのがリアルタイムに進行するシステム。1話60分なので1シーズンは24話。その日1日のできごとと言うこと。

 

シーズン1では、主人公ジャックの奥さんと娘が敵に人質として捕まってしまう。しかし、この二人はお騒がせな厄介者でストーリーはドタバタする。ジャックも秘密裏に作戦を遂行していてCTUの職員も精一杯仕事しているのに、この親子はことあるごとに「ジャックと話しをさせて」とか「ジャックはどこにいるのかちゃんと説明して」と言ってきて職員の手を煩わす。

前提として、ジャックと奥さんは過去に一時別居していてそれぞれ恋人を作っていたが、お互いがこれではダメだと悟り、よりを戻したということだった。

ジャックは正直に奥さんに別居中に付き合ってた人が居たことを告白するが奥さんは聞きたくないと話しを聞かなかった。しかし、誘拐騒動で、ジャックの元カノがCTUで働く部下でジャックの片腕だと分かると、その部下にきつく当たり、ジャックの元カノの部下が奥さんへの事情聴衆をするも無理だと拒否し、挙句の果てにはジャックと一緒の職場で働いてほしくないと本人に言い出す。

しかし、この奥さんにも元カレが存在するのにジャックに言うことも無くこの件はだんまり。自分のことは棚に上げて何を考えているのか。

娘も難しいお年頃で、色々やらかす。誘拐される前は母親への態度は冷たく会話もない。誘拐後、誘拐犯の2人組の片割れ手下のイケメンに恋してしまう。この手下は先輩の男を手伝う形で誘拐をしたのだが、こいつもジャックの娘が好きになったのか脱走する手伝いをして本人はその場から逃げる。CTUの隠れ家にかくまわれ一安心だった親子だが、敵の襲撃を受け、2人は車で逃げた。しかし奥さんが車から出たところで車が崖から落ちて爆発。娘が死んだと思った奥さんはショックで記憶喪失になる。こうして親子は別々になる。意識を取り戻した娘は誘拐犯のイケメンの所に行く。誘拐犯のイケメンは誘拐犯の先輩の家に居たのだが、違法薬物の取引の現場で娘も一緒に警察に捕まる。

こんな感じで、次から次と事件や問題が起きて休まらない感じが好きだ。

 

同時進行で3つぐらいの話しが進行する。ジャックが犯人を突き止めるために動いている中、次期大統領の選挙事務所では次期大統領夫人や息子が問題を引き起こす。その間、ジャックの奥さんと娘さんも色々問題が起きる。何とも色々凝縮したドラマだ。

 

シーズン2では、次期大統領が、正式に大統領となる。この方がしっくりくる。大統領という絶対的な権力があってナンボな感じがする。シーズン1では次期大統領候補だが、ジャックの仕事をしやすくするためにジャックの上司との駆け引きをする際、「私は必ず大統領に就任する。その時にはもっと上のポストを与えよう。だから協力してくれ」となんとも心細い説得のしかただったが、今回は違う。大統領の命ずることは絶対だ。

ジャックの足を引っ張り邪魔をするジャックの上司を部下2人が苦肉の策で睡眠薬を注射して眠らせ尋問室に監禁。しかしバレてその部下2人が逆に監禁される。これではジャックの仕事が進まないので大統領がCTUの上司に大統領命令でジャックに全面的に協力するよう命令する。するとコロっと態度が変わる。

 

このドラマも2001年から2010年の作品だというので、20年前。携帯電話は使っているがガラケーだ。しかも電話するときは、いちいち番号を入力しているのだ。それも部下にかけるときはそれぞれその部下直通の番号に。そんなに番号を覚えてられるだろうか。

効果音も懐かしい。テンキーを手入力している音(ピポパポ・・・)の後に、電話をかけるボタンを押す。回線をオンフックしてプッシュ音を鳴らす音(オンフック後の音がプーとなって、早い音でピポパポ・・・)で相手につながる。この描写は今の人には伝わらないだろうな。今なら、掛けたい相手を選んでタップすると、「ポッポッポ」って鳴って相手の呼び出し音に変わるのだから。

手動でかけるのはメリットもあって、自分の携帯電話が使えない時には人に借りてかけたり、公衆電話もよく使っていたが、こういうことが可能になる。番号を覚えていなければかけられない技だ。

 

これだけタイムリーに緊迫感のあるドラマだが、今ならもっと違うなと思うことがあった。

敵の基地に乗り込むとき、敷地内の複数ある建物の位置を把握したくてジャックはCTUに電話して衛星画像を依頼する。これが、数分前とか数時間前の映像を入手して敵の位置を把握するとかなら分かるのだが、単純に敷地内の建物の位置を把握したいだけなのに頼むのだ。今ならスマホでgoogleマップ開いて簡単に把握できる。

誘拐されていた奥さんと娘を助け出しCTUのヘリコプターの来る場所に、奥さんと娘を先に行かせるためPDA(スマホのような形の情報端末)を渡して別れる。奥さんは衛星画像の画面を見ながら山を進むが案の定迷子になる。スマホならGPS付いてるから迷子にはならないだろうに。

車で移動中もCTUの部下がパソコンを操作して遠隔でナビしていた。この先は渋滞が激しいから下道の方が良いとかって。

この20年でスマホが登場したことで、このドラマを現代版に作り直したらもっとスムーズに事が運びそうだ。

 

ジャックの行動は法を犯して殺人もする。あらゆる手段で国や大統領を守るため。上司のご機嫌取りをしている無能社員や、コンプライアンスとか言っていたら任務を果たせない。

昔、観ていた時に、シーズン何まで観たか忘れたのだが、第1話から拷問シーンが格段にひどくなってて、ドン引きして怖くなって観なくなった記憶がある。

シーズン2でも結構きつい拷問シーンがあった。ジャックが拷問され、腹を切り裂かれたり、半田ごてをその傷口に当てられ白い煙が出てきたり。気絶すると何かを嗅がせ目を覚ませる。その内、心臓が止まる。AEDで何度も電気を流し、血圧をあげる注射か何かをして強制的に息を吹き返させる。こんな拷問を受けた後にも隙をついて敵を皆殺しにして走ることもできるのは凄い。

だから、現代版を作るとしたらこういった暴力シーンはどうなるのだろうと思う。ゴールデンの時間帯にお茶の間(死語?)に放送していいのかと思ってしまう。

 

シーズン3以降で覚えているのは、ジャックの娘がジャックの部下としてCTUに来て働くが、やっぱりいざこざが起きる。例えるなら、社長の娘が職場に来た時のような感じ。職場は腫れ物を触るようなピリピリした雰囲気でうまくいかない。で、ジャックの部下と付き合い始めるが、ジャックからしたら若造の部下。その部下とぎくしゃくするが、何とかうまくいく。

クロエというCTUの女性職員はシーズン4で出てくるのか?クロエは好きだったな。眉間にしわを寄せて嫌々ジャックの無理難題をこなしていく感じが。

少なくともシーズン4までは観ていることになるが、1も2もストーリーを覚えていなかったから、時間はかかるけど、3、4と、少しずつ観ていこうと思う。

 

シーズン2は、敵は中東の国という設定で、イスラム教のアラブ人が多く登場した。アジア人もたまに出てくるけど、どう見ても中国人。

車はレクサス、テレビや情報端末PDAはSONY製。でも日本人って出てこないんだよな。日本人の役者が出てこないのがなんか気になる。

ハリウッド映画とか観ててもアジア人というと中国人ばかり。アメリカ人から見ると日本人なんて眼中にないんだろうな。

タトゥーに漢字が書かれていても細くてトゲトゲした明朝体で形が悪いことが多い。和室っぽい部屋に飾ってある掛け軸の漢字も同じようにダサい。雰囲気さえ伝われば良いというところか。こういうのは日本人スタッフが1人でも居ればなんてことないはず。だから、スタッフにすら日本人が居ないと言うことだろう。

昔、日本人役を中国人にやらすのは人件費が安いからと聞いたけど、こういうところにもクオリティを追い求めてもらいたい。

 

この前みた韓国ドラマで、弁護士さんの部屋に飾ってあった掛け軸に『定時退勤』って書いてあった。どういうこと?って思ったけど、笑えた。

 

24 JAPANというのが、2020年に放送されていたのを思い出した。唐沢寿明主演。

本家アメリカ版のシーズン1の完全再現だったが、1話で観るのをやめた記憶がある。舞台がアメリカの銃社会と違って平和な日本では設定に無理がある。

CTUのチーフの部屋で上司への攻撃(太もも部分に麻酔を打つだったかな?)に違和感というか緊張感の無さを感じて、「あ、これはアメリカ人がやるから様になるんだな」って思った。

ハリウッド映画の日本版って売れなそうでしょ。あんな規模の大きな映画を銃なんて使わない平和な日本では成立しない。

それを24 JAPANではやってしまったんだと思った。

 

でも、これを機にもう一度観たいと思った。

調べてみたら、リアルタイムで進むドラマだから、アメリカ版と日本版を並べて観たという記事があった。ストーリー展開はほとんど同じ。時間配分が同じだから並べて観てられるというのだ。

ジャックの奥さんと娘がヘリコプターで救出されるシーン。アメリカ版はベトナム戦争で敵地からの回収の様で緊張感に包まれていたが、日本版は「被災民の救助」に見えたという。

 

 

残念ながら今日現在は、ABEMAで月額会員じゃないと観れない。これは興味本位だったから観るのは断念しよう。

 

さて、これからシーズン3を観ようと思う。