
北海道 霧が湧き立つ摩周湖
舟木一夫
浜田光夫ディナーショーに出演
―18日(月)の「徹子の部屋」にはゲスト―
本題に入る前に―。七十二候の39候、立秋の末候「蒙霧升降(ふかききりまとう)」の始まる頃です。「蒙霧(もうむ)」はもうもうと立ち込める濃霧、「升降」は昇降のこと。高温多湿の夏の大地が冷やされ、地上や水辺から深い霧がまとわりつくように立ち込める季節の意味です。残暑が厳しい中でも、朝晩の空気にひんやりとした涼しさを感じるようになります。北海道の釧路、摩周湖、広島県の霧の海、兵庫県の竹田城跡などは夏の霧がよく発生することで知られています。濃い霧の中を歩いていると、雨が降っていないのに木々の葉や枝に霧の粒があたり水滴が落ちてくることがあります。「樹雨(きさめ)」と言います。夏の季語です。
兵庫県 竹田城の雲海
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本題に入ります―。舟木一夫さんは8月17日(日)18時半から東京都千代田区大手町のKKRホテル東京の大宴会場「瑞宝」で行われるハマヤンこと浜田光夫さんの「サマー ディナーショー」に“友情出演”します。浜田さんは関係者に「これが最後のディナーショーになるかもしれない」と語っています。受付は16時半、食事は17時から、司会は俳優の村野武範さんです。参加された舟友さんからディナーショーの内容について、ご連絡があれば皆さんにもお伝えします。

ディナーショーのポスター
ディナーショーのチケット
浜田さんは1943年10月1日、東京・新宿の生まれ。本名・浜田斌(あきら)さん。舟木さんの1歳年上です。玉川学園高等部在学中の1960年に勧められて日活映画「ガラスの中の少女」のオーディションを受け、吉永小百合さんとの初共演を果たしました。日大芸術学部在学中に日活に入社し本格デビュー。劇団民芸の監督・若杉光夫さんから「光夫」をもらい「浜田光夫」が誕生しました。
浜田さんと舟木さんは1964年3月14日に公開された日活映画「仲間たち」(監督・柳瀬観)で初共演しました。舟木さんにとっては大映「高校三年生」、日活「学園広場」に続く映画で、松原智恵子さんらも出演しています。舟木さんは後に「この映画に参加したことで、モノ作りはスタッフに支えられてこそやっていられるんだということを最初に感じた作品でした」と話しています。二人はこの映画で意気投合しました。
映画のストーリーは、東北の田舎から出て来た運転手の光弘(浜田さん)が、バスの車掌・節子(松原さん)と知り合います。光弘は自分のトラックを持ちたいと思い、今まで以上に働いてお金を貯めようと頑張りますが、ある日事故を起こして入院。やけを起こしかけた光弘を、同郷の友人(舟木さん)が節子とともに温かく包み込む…。そんな爽やかな青春映画でした。
しかし、浜田さんは1964年3月14日の映画公開から2年後の1966年7月25日、日活の俳優仲間の葉山良二さんらと愛知県名古屋市内のサパークラブで飲んでいたところ、酔った客が絡みだし、突然、そばにあった電気スタンドで葉山さんに殴りつけました。その拍子に電気スタンドのガラスの破片が葉山さんの隣にいた浜田さんの右眼を直撃し、失明寸前の大けがをしました。
浜田さんは手術後、約8か月の入院生活を余儀なくされましたが、奇跡的にカムバック。舟木さんは浜田さんが退院した翌年の1968年11月3日に公開された復帰第1作「君は恋人」(監督・斎藤武市)に、石原裕次郎、小林旭、浅丘ルリ子、吉永小百合、和泉雅子さんら日活のオールスターとともに友情出演しました。浜田さんと舟木さんの共演作は、「花の恋人たち」(監督・斎藤武市。1968年1月3日公開)も含めると3作品になりますが、浜田さんのそんな災難もあって強い絆で結ばれました。
浜田さんは日活の俳優としては、吉永小百合さんらとともに「ガラスの中の少女」「非行少女」「キューポラのある街」「泥だらけの純情」「愛と死をみつめて」などに出演するとともに、歌手としてもテイチクレコード、東芝レコード、日本コロムビアなどから「草笛を吹こうよ」「青春ア・ゴーゴー」「君は恋人」など数多くのシングルをリリースしています。ディナーショーではこの中から選曲されるのでしょうか? あるいは「仲間たち」を一緒に歌われるのでしょうか?
💛
18日(月)の「徹子の部屋」でマコちゃん語る
今週の徹子の部屋
青春を共に過ごした和泉雅子さんの訃報に涙が…

☆舟木一夫シアターコンサート
8月27日(水)~30日(土) 新橋演舞場
18日放送の「徹子の部屋」に出演する舟木一夫=テレビ朝日提供
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8月21日発売の「歌の手帖」に舟木一夫登場
8月21日(木)発売の月刊「歌の手帖」10月号の「音ステージ」のコーナーに舟木一夫さんが真田ナオキさん、青山新さんとともに登場します。お楽しみに。















