NHKの番組収録の観覧なので、ニューイヤーオペラと同じく入場無料。
抽選に当たったので、喜び勇んで行きました。
そんなわけで霞ヶ関駅から内幸町のイイノホールへ
この日感じたのは………世代の差。
ダンス界よりも愛好家の平均年齢が高い浪曲界。
長い衰退期を経て、近年は若い浪曲師や曲師が続々と誕生してるそうですが、お客は高齢者ばかりのようで、私のような人間は数えるほど。
若い世代が若い観客を増やさないと未来がない。
そんなわけでスタート
最初は真山隼人さんと同じ若手の
◆国本はる乃《雷電初土俵》
番組だからマクラなしでいきなりスタート。
めっちゃパワフル。
テレビだからさらに気合いが入ってるのか、若いエネルギーが迸ってます。
そして中堅世代、とにかく面白い
◆玉川太福《祐子のスマホ》
新作浪曲で活躍している太福さん。
この日の曲師はなんと101歳の玉川祐子さん。
この歳になるともう何をやってもネタになる。
ここからはベテラン世代。
◆澤順子《鶴女房》
「夕鶴」のつう。
高校演劇部の先輩が演じていたなぁ。
にしても………如何にも昔の浪曲だなぁ。
現代の人間からすると、昭和歌謡を聴いてるような………
◆松浦四郎若《瞼の母》
関西から。
こちらはさらにお涙頂戴。
私の世代にはちょっと古過ぎる………
◆天中軒雲月《男一匹 天野屋利兵衛》
天野屋利兵衛は初めて。
曲師さんが男の人というのも初めて。
にしても………ベテラン世代の浪曲は古過ぎて入っていけない………
テレビ収録だからか、この日は声援が多く
「待ってました!」「たっぷり!」はもとより
「名調子!」
「名人!」
「日本一!」
一度叫んでみたい。
そして、同じ周波数のマイクに影響が出ないようにスマホの電源をオフにして下さい………と前説で注意されたにも関わらず、電源を切らない老人だらけ。
もちろんマナーモードや機内モードにすらしてない。
案の定、着信音が鳴り響く。
上演中も喋るし。
シニアはマナーが悪い。