パレルモ・マッシモ劇場『ラ・ボエーム』 | ダンス徒然草 〜千葉・社交ダンス教室のあれこれ〜

ダンス徒然草 〜千葉・社交ダンス教室のあれこれ〜

千葉駅徒歩8分。千葉中央駅前
社交ダンス教室
WAKA - Dance Passion
ホームページ
https://ameblo.jp/waka-dancepassion2011




今日から日本インターですな。


有明コロシアムは行ったことないけど、どうなんでしょうか。


智子先生はお手伝いで早朝から出掛けて行きました。


私はオペラがあるからと断りました。




そんなわけで、人生100回目のオペラ生鑑賞は


パレルモ・マッシモ劇場
『ラ・ボエーム』です〜


2020年に来日予定だったパレルモ・マッシモ劇場


コロナのせいで3年連続で公演延期を繰り返し、ようやくの来日



延期するたびに演目も変わりました


2020年「ナブッコ」「ノルマ」

↓延期

2021年「ラ・ボエーム」「仮面舞踏会」

↓延期

2022年「ラ・ボエーム」「シモン・ボッカネグラ」

↓延期

2023年「ラ・ボエーム」「椿姫」



3年前、ガザーレ、グレギーナ、カサロヴァ、の出演する「ナブッコ」の為に買ったチケット。


3年後に演目が変わっても、チケットが(値上げ無しで)そのまま使える


ちょっとラッキー。



そんなわけで上野は東京文化会館


いつものように自販機のココアを飲んで準備完了


2020年のチケットで来てる人はけっこういるんじゃないかな


会場の入りは満席かと思うほど入ってる。


私は1列目で、ステージはすぐそこ


プレトークはつまらないのであまり聞きませんでしたが、オーケストラからは「椿姫」のメロディーが聴こえてきた。


日替わりですからな。




で、開演




最前列なので、オーケストラの演奏はガンガン聴こえてよく分かりませんが、指揮者の声ともつかぬ息づかいや床を踏み鳴らす音、楽団員達が一斉に譜面を捲る音がよく聴こえる。


舞台セットはシンプルめ………というか、建物を絵で表している部分が多く、奥行きも狭い。

パレルモ・マッシモ劇場自体が狭いのか。


狭いからか演技しにくそうで、演出もとってつけた感が強く、指揮者の方を見ているのが丸分かりなのも如何にもオペラ感。



本公演の目玉、ロドルフォ役の

ヴィットリオ・グリゴーロ

のっけからパワー炸裂。

ロドルフォってこんなに元気な人なの?

もうまるきりイタリアの陽気な若者。

グリゴーロの歌声はとっっっっっっても明るく、なおかつ凄い声量。

でも、消え入るような繊細な歌唱も連発。

才能という言葉が似合うなー。

明るい歌声、圧倒的な声量、積極的な演技、イケメン、スタイル(太ってない、背高い)………非の打ち所がない。

あー、素晴らしい。

秋のローマ歌劇場来日公演ではカヴァラドッシを聴かせて頂きます。



もう1人の主役、ミミは

アンジェラ・ゲオルギュー

オペラ鑑賞2回目がパレルモ・マッシモ劇場「トスカ」でしたが、その時のトスカ役がゲオルギュー。
もうけっこうお年でしょうが、そんなことは全く感じさせない歌唱。
どことなく悲しげな、艶のある歌声。


その他のキャストは、コッリーネの声が小さかったくらいで、概ね悪くないなー。

ウェイターなどの黙役は日本人。
経費節減?

イタリアオペラらしく?要所要所で拍手の為に演奏をキッチリ止めるけど、半分は拍手無しで流される。
そんなしょっちゅう。

私的には1番大事なムゼッタのワルツ………
まあまあだったような気がしますが、肝心なところで私がむせて、我慢してるうちに終了。
クソー。

途中、オーケストラピットで漏電があったらしく、第4幕の開始が10〜15分くらい遅れるという珍しいハプニング。



なんだかんだで終了。



観客は日本人らしく歓迎のスタンディングオベーション。

まあ、半分以上はヴィットリオ・グリゴーロの力でしょうか。

私もグリゴーロに「ブラボー!」3連発
ゲオルギューにも「ブラヴァ!」


次は「椿姫」だ





パレルモ・マッシモ劇場「ラ・ボエーム」

指揮:フランチェスコ・イヴァン・チャンパ
演出:マリオ・ポンティッジャ
舞台:フランチェスコ・ジート&アントネッラ・コンテ
衣装:フランチェスコ・ジート

ミミ:アンジェラ・ゲオルギュー
ロドルフォ:ヴィットリオ・グリゴーロ
ムゼッタ:ジェッシカ・ヌッチオ
マルチェッロ:フランチェスコ・ヴルタッジョ
コッリーネ:ジョヴァンニ・アウジェッリ
ショナール:イタロ・プロフェリシェ
ブノワ/アルチンドーロ:ルチアーノ・ロベルティ

パレルモ・マッシモ劇場管弦楽団/合唱団
TOKYO FM 少年合唱団