ようやく読み終えました。
初めてのモーパッサン
ギ・ド・モーパッサン
『女の一生』です〜
モーパッサンは名前を聞いたことがあるくらい
「女の一生」は全く知りませんでしたが、モーパッサンの代表作にして世界的に有名な作品で、日本でも映画やドラマになったらしい
で、読んでみた
まさに希望に満ち溢れ、新鮮で、活発で、夢見る少女時代から始まる。
しかし段々と、現実的な、希望の無い雰囲気が充満し始め、やがて、失望、絶望、と変わっていく。
うーむ。
ろくでもない夫や神父、息子のせいで不幸になっていくわけですが………
遥か昔の物語とは言え、こんな生活力もなく、世間知らずで、血縁に対する愛情だけで生きている女性が不幸になるのは、半分以上この人自身のせいだと思えてしまう。
これが人生ということなんでしょうが。
私の好きな《どうしようもない話》に近いけど、こちらには男爵やピコ神父、ロザリのように暖かい人物もいるし、そもそも《特殊な》不幸ではない。
これが書かれた当時は、共感を呼んだのかしら。
でも、今読んでも、物語としてはとても面白い。
モーパッサン、なかなか良いな。
「脂肪の塊」も読んでみるか。
でも、お次は「クリスマス・キャロル」
サラッと読むか