パリ暮らしかばんのすり方 | パリと音楽と大学と

パリと音楽と大学と

パリにて声楽、シャンソンを指導。パリの音楽学校在学中より、フランス各地・ヨーロッパで様々なコンサートを経験。フランス国家公認声楽講師資格。アラフィフの物語を振り返るつもりです。

タイトルが悪いあせる日本でスリというと、こっそり人ごみの中で抜き取るイメージですが、パリはむしろひったくりかと思います。最近きいたひどい例では、日中どうどうとバイクで追いかけてきて鞄を引きずっていたもの。ななめがけの鞄だったので、人がひきずられてしまい、けがにつながりました。この場合は、少しのお金、鞄、持ってってもらった方が安全だった・・・ということにもなります。


この事件の場合、おそらくホテルから目をつけられ、狙われていたんだね、ということになります。日本人の集中するホテルもあることでしょうし、立地がよい、ということは・・・


ホテルの中も危ない。大きければ大きいほど、日雇いの清掃員がいて、もしかしたらものをとらえる可能性がないとも言えません。ホテルは責任をとりません。旅行保険をかけておくのをお忘れなく。もったいないようですが、何かあったら頼りになります。ちなみにすりだ、とさけんでも・・・なかなか助けてもらえません。(日本もかな?)


最近のすりの例、気になった例をあげましょう。


おしのアンケートの集団がいます。若い子供です。そんなおんなじような顔のおしが、何人もいるわけない~~。アンケート版に書いてくれ、と手振り身振りで頼んできます。何か書こうとすると、手元が隠れるので、するのに絶好調です。無視するに限ります。もちろん、しゃべれます。


ファスナーもないかばんを片手にさげたまま、お財布をごそごそさがす。みつかったら、財布をひらくと、札束がぎっしり。・・・・あなたもやってみませんか? だだっと全力でおそわれたら、かなり簡単にひったくれそうです。


自分たちの集団行動にご注意。ごへいもちになっていると、上にも書いたようなスリの手段も近寄ってきます。

メトロでは、あまりグループのままかたまらないように。動きが取れないし見えにくいのだから、すりだって仕事しやすいでしょう?


ここにあげたすりは、とある人種ばかり。よく見ていると「学校のある時間じゃないの?」というときにいる中学生くらいの若い子とか。何人もいて、フランス語ではない言葉です。かっこうは現代っ子なのでわかりにくいです。


逆に、シャトレの駅にはたいてい5人くらい、よー似たような恰好のわかめの女性がいます。休憩している時も多いのですが。髪は黒く長く、一つに束ねています。前髪は切っていません。スカートもロングで、たいていやせています。(でも最近は格好も現代化しているようです。)こういう人が数人いたらご注意。専門家。こちらが警戒していたら、しつこくはなく、スキのある人を探しているだけです。


一例、けがの例をあげました。が、すりというのは「とられたらつまらない」ことであっても、「あぶない」とは言えないのではないでしょうか。大事なものを取られたら非常に困りますが、「危険」とは言い難い。ガザでふつうにすんでいる方が危険な世の中です。


本当に大切なもの、パスポートなどは、よくあるハラマキで保護。”いくらかのお金”をいれたかばんの他に、何が必要なのか厳選して下さい。上手に隠していれば、日本のガイドの本をもっていても平気な場合もあります。逆に、多少暴力的にとられても「ざまあみろ、100円しか入ってないんだぜ」みたいなカバンがあるのもいいかも・・・でもそんな思いしたくはないですね。


危険意識というより自分のもちものは大切に、簡単に人の手がかけられないように・・・

そんな気持ちでいいのではないかと思います。そして、

友達に荷物をあずけないことです

ちょっとトイレに行ってくるから持ってて、とレストランや街で頼んだすきに、その友達が狙われたら、どうします?友情にもにひびが入りますよ。

自分の持ち物は自分で責任を持ちましょう。


日本でふつうにやっていることは、パリでは通用しませんから、カフェで携帯やパソコンやお財布やカバンをおきっぱなしというのも避けましょうね。


それにしてもどうしてこうちがうのか・・・やれやれ。日本が平和ということなんでしょうか。



クローバーオフィーリアの歌を辿って・・・イギリスバロック狂乱歌の歴史~ヘンデル没後250 年・パーセル生誕350周年記念

雑歌屋にてオンライン発売中


レッスンにつきましては詳細は未定です。名古屋のレッスンは19日を考えております。東京、関西につきましては、人数により開催を検討いたします。関心のある方はメールにて ご連絡くださいませ。zakkayamusic@live.jp

親子ユニット リム  ”Rhymes” ブログ     にほんブログ村 海外生活ブログ 海外留学へ


どっちかというと音楽の話はこちら パリ音楽日記 雑歌屋