留学生日記5~ホテルへ~ | パリと音楽と大学と

パリと音楽と大学と

パリにて声楽、シャンソンを指導。パリの音楽学校在学中より、フランス各地・ヨーロッパで様々なコンサートを経験。フランス国家公認声楽講師資格。アラフィフの物語を振り返るつもりです。

友達に教えてもらった星がいっぱいのリッ・・・なわけはないが、台所つき自炊可、風呂付、を条件に、あとから思うと、顔が赤らむ見分不相応なホテルへ到着。

だいたい「風呂付」というだけで、おなじホテル内でも、自動的に高くなっていくのです。シャワーだったり、トイレのみという部屋だったら、もう少し安かったかもしれません。でも、1週間だけ・・・と思って。と、20代だった私。


部屋の中にはミニキッチンがついています。確か、なべもありました。食器もあったはずです。でも、何かが足らない。料理するには何かが足りなかった。(腕が足らない、というのは、今でも同じ)「そのために買い物しなきゃいけないの?もったいないなあ」何が足らなかったか思い出せないけれど、そうそう


「切るのが目的のナイフがない、はさみがないっ」という類。


キッチンつきっていうからここにしたのに・・・狭い部屋、折りたたみベッド。なんだか、アンバランスだな。

(と、あとでいろんなホテルに泊まり、余計に思います)


昼間は毎日何かしら用事があり歩き回っていました。学校登録という大切な用事もありました。


ホテルに戻るたび、何時だろうが、風呂に入りほーだい。どう考えても、ホテル代のもとはお湯でとった。

そんなに風呂が恋しかったということは、肩こりか、はたまたストレスのかたまりか・・・

たしかに肩で風切って歩いてたけど(?)本当は、 毎日が


「わたしはことばがわからない~迷子になったらどうしよう~」


の世界だったことは、否定しない。


ホテルの受付で、「部屋についてなくて、共同の風呂ありますか?」「長期滞在の割引とかあるんでしょうか?」とたずねる機転もなかったわけで。思い出してもちょっとつらい。ふう。

(でも今は、事情があって体力を使うので、お風呂に入るのは・・・めんどくさい・・・)