レストランへ行っても今ひとつレストレされず・・・restaurer=回復する、修復する、元気を補給するところがrestaurantなのに・・・・
そうしてふらふらと舞い戻った「仮の宿」。
そこには、まだ現(その時点での)住人さんが住んでいらっしゃいます。到着してしばらくしてから借りる予定だったんです。
とりあえず、到着した日はホテルでも・・・と思ってた、と思うのですが、レンズマメに負けた私は、もう何でもどーでもよくなっていた。別にいいよ~という、彼女の(彼ではない)声に甘え、ワンルームの彼女のところで、そのまま泊まることに。
私は大学生の時には、遠方で友人のところに泊めてもらったり、ぜんぜん知らない人のところにお邪魔したり、結構そういうことをしていましたから、今回も、そののりでいいかなあ、って感じでした。
しかし彼女は現役大学生。論文書いたり、記事を書いたり、パソコンはまだ普及しておらず、ワープロをかちゃかちゃ、夜遅くまで勉強してござっせる。当然です。大学生、日本の留学生が、パリで、夜に勉強する、普通のことです。
彼女がいつも使っているソファ兼ベッドをいただいて、先に「おやすみなさい」とは申しましたが、小さなランプがついて、ワープロカチャカチャが続いている・・・・
いいじゃないの、パリに来ていきなり泊まれるところがあるってのは、すごいラッキーなのよ。
と今なら自分に言い聞かせるところ。その夜は、なんと自分に言い聞かせたものやらさっぱり記憶にございませんが、これまた荷造り貫徹の影響もなく、やはり、眠れぬ一夜と相成ったのでした。友人が介入してくれたとはいえ、大学つながりでもなんでもなく、あまりにも、彼女は遠すぎる存在であったので、緊張したのです・・・・・・・