留学生日記2 | パリと音楽と大学と

パリと音楽と大学と

パリにて声楽、シャンソンを指導。パリの音楽学校在学中より、フランス各地・ヨーロッパで様々なコンサートを経験。フランス国家公認声楽講師資格。アラフィフの物語を振り返るつもりです。

ソウル乗り継ぎでパリ到着。(海外っていうけれど、実は日本と韓国の間しか海ってないんだよね)最後のほうでは、隣の席の女の子とおしゃべりに花も咲きましたが、あっさりさようなら。よたよたしている私を、友人が迎えてくれました。そして、まずは最初の仮の宿へ・・・それは、以前に友人が住んでいたアパート。今住んでいる人を知っていて、その人が日本へ一時帰国するのだが、その間の家賃がもったいないので貸したい、という「又貸し」でした。(ほんとは又貸しは禁止されておりますが、大家さんにも会いましたし、気にしていなかったようです。)


とりあえず、たしか日本の4階に当たるそのワンルームまで荷物をひっぱりあげ、


「夕ご飯食べに行こうか」


6月のパリ、日本に比べると、外はまだ明るい。


ゴハンって行っても・・・なんか、私、ハンバーガーでいいくらいの気分。マクド近くにないかな?


いやいやせっかくだから、ビストロにでも行こう、


と誘われて、歩いて数分のお店へ行きました。でも、日本で車およびケッタ(名古屋で言う自転車である)生活になれていたのでしょう・・・5分や8分歩くのが、つらくてしかたないのです。もちろん旅の疲れも重なって、しんどい。長時間の飛行機旅行の後は、体がぐるぐる回ってる。


ビストロにひょろひょろと入って、わけのわからないメニューを見る。(今でもメニューはよくわからない)メインのものなんか、おなかに入りそうもない小さな空腹で、うーむ、お値段も悪くない・・・・そこで、量が少なそうな前菜、アントレ、というものを選んでみました。それでも30フラン?なんだか、妙に高かった記憶があります。当時は、20円から30円の間をかけて計算していましたから、900円?うー、だからマク・・・

ま、いいや、フランス生活第一歩の記念に、しゃれたビストロってのも。と思い直し、ぼーっと運ばれてくるのをまちました。



・・・・これ、なあに?



お皿に、ふか緑の粒粒が山盛りいっぱいで、ベーコンが切れ切れ、とまざってる。




・・・・・・・「レンズ豆」を頼んだのは私だ。




それ以来、苦手な食べ物のひとつとなりました。