先日20日は鯖江市役所にて「令和6年第2回公立丹南病院組合議会定例会」が開催。
同病院の管理運営は、鯖江市、越前市、池田町、南越前町、越前町の2市3町で構成する公立丹南病院組合が設置され、現在、公益社団法人・地域医療振興協会が、指定管理者として同院の管理・運営を行っています。
私も本日は同組合議員として定例会に出席、主に令和5年度事業会計決算認定等について審議しました。
公立丹南病院は旧国立鯖江病院の施設を移譲され、公設民営方式で平成12年2月に開院してから20年以上が経過。また改築して新病院となってからは10年あまりが経過。
この間、丹南医療圏の中核的な公立病院として、地域医療の確保について重要な課題である小児医療・産科医療・救急医療・へき地医療支援など重要な役割を担われてきています。
また、能登震災発生翌日には災害医療派遣チームを派遣され現地での医療支援に当たられ、また輪島市からの入院患者様の受け入れなど、災害拠点病院としての重責も果たされています。
同病院ではそれらと同時に安定期な病院運営を持続されており、指定管理者はじめ関係各位には敬意を表します。
ただ、地域医療を取り巻く状況は、人口減少・国民総医療費の削減など病院経営をめぐる環境の厳しさに加え、医師看護師の確保、高度医療への対応、収益の確保など課題も多い中で、地域医療の最後の砦としての公立病院は救急などの採算のとりにくい部門も抱えており、経営環境は今後厳しい状況にあります。
これからは、ますます時代に応じた体制・様式を計画的に取り入れ、財政基盤を安定し、地域の診療所や病院との連携を図り、患者様本位で質の高い地域医療提供体制が持続して確保されることが重要。組合議会の議員として、今後もしっかりと注視し取り組んでまいります。