鯖江ロータリークラブ例会卓話「ビジネスに活きる対話型鑑賞のススメ」 | 鯖江市議会議員 帰山明朗(かえりやま あきお)のブログ

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ふるさとの元気なまちづくりを目指し活動する、福井県 鯖江(さばえ)市議会議員 帰山明朗の活動報告&日記です

私の所属する鯖江ロータリークラブの毎週の例会では、毎回多方面からゲストをお招きして卓話をお伺いしていますが、先日は、和紙造形家 かとう こづえ 様をお迎えして「ビジネスに活きる対話型鑑賞のススメ」をテーマに対話型鑑賞会形式にてお話を頂きました。

 

「対話型鑑賞」とは?ニューヨーク近代美術館(MoMA)が教育プログラムとして開発した鑑賞法。

アートは作品の背景に注目されがち(特に日本人はその傾向が強い)。例えば、作家が誰だ、歴史はいつだ、どんな状態で描いた、とか。

そこで「アートの本質はそんなものでなく、知識を確認するだけで終わらせず、もっと多くのことを鑑賞から手に入れて欲しい」 という思いで作られたのが対話型鑑賞法。

 

内容は、参加者全員が一つの作品をじっくりと鑑賞し、その後、決められたテーマで自由に語り合うというもの。1人の学芸員(ファシリテーター)と10人未満の参加者で開催されることが多く、現在アメリカでは100以上の美術館と300以上の学校で実施。

 

ロータリークラブ会員は、掲げられた一枚の絵をじっくりと見ながら、それぞれが感じたことを話しました。同じ絵を見ていても色んな見え方、感じ方があることが分かります。

 

多様性を受け入れるということは「正解がない」 ということを受け入れること。それを実感できるのは、日常生活だけでなく、ビジネスでも役立つ。

 

対話型アート鑑賞を続けていくと、自分の感じたことを自由に発言することや、またそれを聞くことの体験を重ねて、自由に発言する姿勢が自然に身についていき、会議でも自由な発言を受け入れる土壌ができてくる。

 

「人はみんな感覚が違う」 ということを体験でき、多様性を受け入れるということがより深くわかる。

 

このように対話型アート鑑賞では「想像力」「観察力」「コミュニケーション力」「他者への理解力」などが楽しく身につくので、近年では日本の企業でも積極的に取り入れるようになってきた。

 

アートの本質的な価値や魅力を自分なりに作品を読み解いて楽しむこと、有名無名に関係なく、歴史や知識などにとらわれず、気軽にまっさらな状態で鑑賞し、自由に感じて楽しむこと。

 

今回、対話型鑑賞会という初めての経験を通じて、充実したときの中、多くの発見や気づきを得て精神的に豊かになれたような気がします。かとう様、お忙しい中、本当にありがとうございました。ますますのご活躍ご発展を心からお祈りしています。

 

1人、、「GIT以 Ααι 対話型鑑賞」 で得られる力は で役に立つ AOUNGA ROTARY」というテキストの画像のようです