先日は所属する鯖江ロータリークラブの例会に。毎週行われる同クラブ例会では、毎回多方面からゲストをお招きして卓話をお伺いしていますが、先日は、まちづくり福井株式会社 代表取締役 松尾大輔様をお迎えして「日常の中から地域の活力を創造する」をテーマにお話を頂きました。
松尾様は、2008年に総務省に入省。2014年から4年間、福井県に赴任され、観光振興課長として2015年3月の北陸新幹線金沢開業に伴う観光キャンペーンなどに従事。2021年に総務省を退職され、地域活性化に取り組む『株式会社松尾クリエイション』を鯖江出身の奥様と設立。東京で足揉み専門店、小料理屋。シェアハウスを、鯖江でコミュニティスペース＆ホステルの『LaTempo』を運営。本年6月に家族で鯖江に移住されて現職にご就任と、これまでのキャリアの中で地域活力創造のための様々な実績と経験を積んでこられています。
民間主導のまちづくり会社の「まちづくり福井株式会社」は、福井市の中心市街地の活性化を推進するための「福井市中心市街地活性化基本計画」を推進する機関で行政・民間双方からの出資による第3セクター。令和５年３月からは福井商工会議所が筆頭株主となり、駅前のまちなかエリア活性化のための「県都グランドデザイン」の実行役・エリアマネジメント組織として活動されています。
今回は同会社の現在の主な事業の中から、
・「県都まちなか再生ファンド」での、まちなかの魅力向上に寄与する店舗等の改修等に対して支援した件について。
・『足羽川周辺のにぎわい創出』について
・『浜町のにぎわい創出』について
・『中央公園の利活用』として、中央公園での『ONE PARK FESTIVAL』について
・『新栄地区エリアイノベーション』について
・駅前再開発事業について
などご説明頂きました。
今後人口減少が加速する中でハード整備だけでまちが活性化することはなく、提供するコンテンツやプレーヤーの方が重要だとのご意見もいただきました。
新幹線敦賀延伸や冠山峠道路開通などで県内のまちづくりの機運がまさに高まっている今、大変貴重なお話をいただき、会員一同、学びや気づきを深めることが出来た充実した時間でした。
松尾様、お忙しい中、本当にありがとうございました。ますますのご活躍ご発展を心からお祈りしています。