Vol.946-2/3に続けてご覧ください。
さぬき歴史(観て歩き)フォトレポ-中讃編:33<ハカリゴーロ古墳>
<44.ハカリゴーロ古墳> <撮影:2014.09.15 and 2018.03.23>
ハカリゴーロ古墳は、金山の東南麓の丘陵頂上部に位置する。
ハカリゴーロの名称は古墳の前方部がハカリに似ていることと、この付近一帯に散布するサヌカイト石の集積をゴーロと呼ぶことに由来する。ハカリゴーロは積石塚の前方後円墳で、金山に産出するサヌカイトを用いて墳丘を築いている。前長45m、後円部径26m、高さ1mほどの規模をもち、後円部中央に竪穴式石室が設けられている。石室の蓋石は全部で8枚の安山岩を使用しているが、蓋石の裏にヘビ貝とカキ殻が付着しているの が確認されており、海浜付近から運ばれたものと推察されている。石室内から内行花文鏡と鉄鏃 11本が出土したことが記録されている。 (坂出市観光協会HP)
<所在地・外観>
▼ハカリゴーロ古墳-坂出市西庄町88
▼ハカリゴーロ古墳、爺ケ松古墳-石積みでできた積石塚古墳群
JR八十場駅から南下して、白峰宮の手前の角を左折、直ぐ右折して金山に向かい上って、三差路を左に折れて、国道11号線の西庄町交差点を目指して行く。その交差点を直進横断して県道189号線を南西に進み、農業共済中讃支所の角を右折して、国道11号線の高架橋を渡り、北(金山)へ坂道を約150m進んだ所で右折し更に北へ上がって行くと、突き当りにハカリゴーロ古墳の説明板がある。
<概 要>
その説明板に従いみかん畑を進むと丘陵上に、「ハカリゴーロ古墳」がある。
▼JR八十場駅を出発、南下し次の交点を右折
▼白峰宮の三ツ鳥居(三輪鳥居)が見えてきた、白峰宮の手前を左折
▼白峰宮の角を右折し金山へ向かい西進、三差路を左折する
▼右側に西国三十三所石仏観音・崇徳天皇彌蘇場道、正面の特老ウェストガーデン手前を左折
▼右上は廃墟と化した聖福院、国道11号線西庄町交差点が見えた
▼国道11号線西庄町交差点を直進横断、県道189号線を南西に進む-1
▼県道189号線を南西に進む-2、農業共済中讃支所の角を右折-1
▼農業共済中讃支所の角を右折-2、国道11号線の高架橋を渡る
▼奥池と飯野山(左は郷師山)、ハカリゴーロ遺跡へ向かう-1
▼ハカリゴーロ遺跡へ向かう-2
▼ハカリゴーロ遺跡へ向かう-3、ハカリゴーロ遺跡の方向表示板
▼ハカリゴーロ遺跡へ向かう-4
<歴史遺産>
ハカリゴーロ古墳は40mを超える全長をもつ前方後円墳で、人頭大のサヌカイト隗を積み上げて造った積石塚古墳である。竪穴式石室の蓋石にはヘビ貝や牡蠣殻が付着しているものがあり、石材が海岸部から搬入されたことを窺わせる。
▼遺跡に到着、説明板
▼前方部から後円部
▼後円部の開口部
▼石室内部-1
▼石室内部-2
▼石室内部-3
▼ハカリゴーロ遺跡-1
▼ハカリゴーロ遺跡-2
<関連遺産-1>
ハカリゴーロ古墳の南に約200mの所には前方部が盛土、後円部が積石で造られている「爺ケ松(じいがまつ)古墳」がある。全長約40mで、後円部中央には長さ5.6mの竪穴式石室を持ち、積石塚と盛土墳の関係を考える上で、興味深い古墳とされる。
▼遺跡に到着、説明板
▼爺ケ松遺跡-1
▼爺ケ松遺跡-2
▼爺ケ松遺跡-3
▼爺ケ松遺跡-4
<関連遺産-2>
ハカリゴーロ古墳・爺ケ松古墳のある丘陵から、東北へ約1km下ると八十蘇場の清水があるが、崇徳上皇の伝説の他にも、伝説を残す湧水である。
「やそば」の地名の由来は、讃留霊王(さるれおう)の悪魚退治に関係があり、悪魚を退治した讃留霊王と兵に元気を取り戻させたのが「やそば」の水だったと云う。
近くには今も冷水が湧く所があって、八十場の水を使った「ところてん」が名物になっている。
▼八十蘇場の清水-1
▼八十蘇場の清水-2
▼ことろてん本舗-清水屋
<文は現地説明板やWebなどより引用した>
▶▶▶▶▶▶ 今報了◀◀◀◀◀◀