Vol.889-2/3 R巻頭-01。歴史(観て歩き)レポ-東讃編:01<引田城・雨滝城跡> | akijii(あきジイ)Walking & Potteringフォト日記

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「凡に中なる、これ非凡なり」(論語)、「何事も自分に始まり、自分に終わる。自分を救う道は自分以外ない」(夏目漱石の言葉)を座右の銘に、我流(感性だけ)の写真を添えて日記を綴る。

Vol.889-1/3に続けてご覧ください。

 

さぬき歴(き)フォトレポ-東讃編:01<引田城城跡>

 

<01.引田城跡> <撮影:2012.04.10 and 2015.11.13>

引田城は城山と言われる山にある平山城で、初期の頃は尾根伝いにコの字型に展開し、四隅には櫓を備えていた。

現在の遺構は、四隅の櫓の内、北と西の2つの櫓を中心に残っている。

引田城は高松城や丸亀城と同じく生駒時代の城であるが、その後、香川の歴史上から消え去っている。

それは同じく高松城の支城であった丸亀城のように、その後、再築されなかった事も要因の一つだと言われている。

1615年の一国一城令で廃城になった後、城がいつ取り壊されたかは不明で、長らく忘れられた存在だった。

しかし近年、文化財として調査・保存の機運が高まっている。

沿革は、室町時代末期に寒川氏に属する四宮右近の居城に、元亀元年(1570年)三好氏に攻められ寒川氏は城を引き渡す。天正11年(1583年)仙石秀久が入城し、天正12年(1584年)秀久は長宗我部軍に引田城で敗れるが、羽柴秀吉の四国平定後に再び秀久が入城。天正18年(1587年)生駒親正が讃岐一国を得て入城するが、同年引田城が讃岐の東に偏っていたので聖通寺城に移る。元和元年(1615年)一国一城令で廃城。

平成29年(2017年)4月6日、続日本100名城(177番)に選定された。   (Wikipediaより)

 

<所在地・外観>

▼城山(引田城跡)-東かがわ市引田字宮の後

▼引田城跡-鳥瞰図(出典元:余湖くんのHP)

▼引田城跡-総石垣の城

 

JR引田駅から北方向に進み、御幸橋(小海川)を渡って直進し、誉田(ほんだ)八幡宮の横道を東北方向へ約400m行くと「引田城跡」の登山口に着く。

 

<概要>

▼引田港からの城山、翼山からの城山

 

▼御幸橋を渡る-八誉田幡神社へ、誉田八幡神社の鳥居と参道

 

▼誉田八幡神社に着いた、誉田八幡神社-1

 

▼誉田八幡神社-2

 

▼引田城跡へ向かう-1

 

▼引田城跡の登山口に着いた、引田城跡の登山口-1

 

▼引田城跡の登山口-2、引田城趾の説明

 

▼登山道-1

 

▼登山道-2

 

▼休憩用のイス、眼下に引田港

 

▼燈台への道標-1、狼煙台跡

 

▼石垣(櫓跡)のakijii、西の郭の石垣(櫓跡)

 

▼燈台への道標-2、南の郭の道標

 

▼祠

 

▼南の郭の四等三角点、三角点のakijii

 

▼北櫓跡の方向標識、引田港と街並み

 

 

城山の頂上(標高82.3m)に着いた後、下って行くと道は二手に分かれ、東へ進むと本丸跡(標高86m)と想定される東櫓(やぐら)に出る。その下方には引田鼻灯台が有る。

 

▼燈台への道標-3、引田鼻燈台

 

 

<歴史遺産>

西に進むと北櫓で、石垣がはっきり残る場所に出る。東櫓と北櫓の他に西櫓と南櫓があり、全部で4つの区域に分かれる。尾根の自然地形も生かして設計(縄張り)しているので、櫓が南-西-北-東とコの字状に配置されていて、中世から近世の城跡で石垣が多く見られる所に引田城の特徴がある。

 

▼東の郭への階段、東の郭の広場

 

▼案内板、安戸港の方向

 

▼引田港と町並みパノラマ景、西の眺望

 

<関連遺産-1>

1587年に生駒親正が讃岐へ入部した時、まず入ったのはこの引田城であったが、東に寄り過ぎているため、宇多津の「聖通寺(しょうつうじ)城」(現、宇多津町平山)へ移った。

 

▼聖通寺城址-1

 

▼聖通寺城址-2、通寺城趾に建つ電力鉄塔(宇多津町から見える)

 

 

その後、あらたに高松城を築いた。

 

▼高松城跡-西入口、高松城跡-天守閣跡

 

▼高松城跡-月見櫓・水手御門・渡櫓、高松城跡-艮(うしとら)

 

 

<関連遺産-2>

JR引田駅前から讃岐街道の交点を右折して東方向へ150mほど進むと「積善坊(しゃくぜんぼう)」(真言宗御室派)があるが、松平頼重が与治山(標高186.6m)に遊猟の折にこの寺を宿舎としている。

 

▼積善坊、由来

 

▼仁王門

 

▼境内、鎮座堂・安座所

 

 

引き続き、Vol.889-3/3をご覧ください。