Vol.877-3/5に続けてご覧ください。
<2.豊稔池遊水公園探訪メモ・ルポ>
豊稔池遊水公園は平成7年に完成し、豊稔池に隣接して、芝生広場や東屋で心穏やかに水のせせらぎを楽しめます。
重要文化財に指定されている「豊稔池堰堤」は、5個のアーチで組み合わされたダムで、珍しい形であることはもちろん、石積みの造りは壮大で風格が感じられます。貯水量は約160万トンで、観音寺市一帯の水源となっています。
上から見下ろすよりも、下から仰ぎ見るほうがその壮大さを一層感じることができる。
初夏には蛍も見ることができ、毎年7月下旬~8月上旬頃には豊稔池のゆる抜きが行われ、大勢の観光客が訪れる。
▼各種の案内板、重要文化財・豊稔池堰堤の説明板
▼豊稔池堰堤説明板、豊稔池の案内板
▼豊稔橋を渡る
▼公園銘碑、豊稔池堰堤-1
それぞれのアーチを繋ぐ扶壁(ふへき)と呼ばれる支柱に開いている四角い穴は、洪水吐(こうずいばき)という放水口で、ここから水が流れ出る様子がまた美しいのだが、この日は残念ながら一か所しか出ていなかった。
豊稔池堰堤は、通常の取水施設以外にサイフォンの原理を利用して、通常の洪水吐よりも低めの水位で放水される。
このサイフォンの排水能力を超える場合は、他の一般的なダムと同様に、通常の洪水吐からも水が流れるのだが、例年の夏に行われるユル抜き式(貯まった水を抜くこと)以外は、降雨によって放水されるので、いつ放水されるかは誰にも分からず、見ることができたらかなりラッキーである。
▼豊稔池堰堤-2
▼豊稔池堰堤-3
▼豊稔池堰堤-4
▼改修記念碑へ進む、改修記念碑
▼東屋、旧土砂吐樋門・旧中樋取水口
公園の東屋の近くに平成の補修工事の際に取り替えられた中樋(なかび)取水バルブと土砂吐樋(どしゃばき)門が保存されている。そのすぐ上には工事に使われた火薬を貯蔵していた火薬庫の壁が残っているが、この中樋取水バルブ、土砂吐樋門、火薬庫も、重要文化財に指定されているのそうだ。
▼火薬庫跡へ進む、火薬庫跡
▼豊稔池碑へ進む-1
ダムの上に続く階段を登る。
▼豊稔池碑へ進む-2
▼右奥に豊稔池堰堤、豊稔池碑へ進む-3
▼豊稔池碑へ進む-4
▼豊稔池碑に着いた、豊稔池碑
木々に囲まれた階段を登りきると、豊稔池を見渡せる場所に出る。
豊稔池築造の歴史が書かれた、豊稔池堰堤と共に重要文化財に指定されている「豊稔池碑」がある。
山々の間に広がる池の水は、建設から90年近く経った今も変わらず農業用水に利用されている。
ここはアーチ上部の構造をしっかり見ることができるビューポイントだが、堰堤の上部へは立ち入り禁止である。
▼豊稔池守護神、堰堤から見る豊稔池-1
ダムを護る水神宮である。
▼堰堤から見る豊稔池のパノラマ景
▼豊稔池堰堤、遊水公園へ下りる-1
▼堰堤から見る豊稔池-2、遊水公園へ下りる-2
▼遊水公園へ下りる-3
▼遊水公園へ下りる-4、左下に遊水公園芝生広場
▼遊水公園へ下りる-5、遊水公園に下りた(東屋で昼食休憩)
▼東屋から見る豊稔池堰堤、遊水公園芝生広場
<帰路メモ-1:バス停「谷上(教育センター)」まで>
▼帰路のバス停「谷上(教育センター)」へ向かう(約2.0Km)、豊稔橋渡る-1
▼豊稔橋渡る-2、豊稔池遊水公園を振り返る
▼豊稔橋の右(南-柞田川下流)方向、左(北-柞田川上流)方向
▼豊稔橋渡る-3、左上に豊稔大橋の橋桁が見える
▼県道9号線の交点へ上る-1
▼県道9号線の交点へ上る-2
▼県道9号線の交点へ上る-3、県道9号線の交点に戻った
▼県道9号線を北方向に下る-1、ミラーマーキング
▼県道9号線を北方向に下る-2
▼右下の渓谷、右後方の渓谷
▼県道9号線を北方向に下る-3、左脇に地蔵尊
▼地蔵尊、ミラーマーキング
▼県道9号線を北方向に下る-4
▼県道9号線を北方向に下る-5
▼県道9号線を北方向に下る-6、県道9号線を振り返る(↑ろう梅の里・まんさく)
▼県道9号線を北方向に下る-7
▼県道9号線を北方向に下る-8
引き続き、Vol.877-5/5をご覧ください。