Vol.841-4/8 雑学44。かがわ探訪Akijii77撰-32<寺社:16>(金刀比羅) | akijii(あきジイ)Walking & Potteringフォト日記

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「凡に中なる、これ非凡なり」(論語)、「何事も自分に始まり、自分に終わる。自分を救う道は自分以外ない」(夏目漱石の言葉)を座右の銘に、我流(感性だけ)の写真を添えて日記を綴る。

Vol.841-3/8に続けてご覧ください。

 

▼桜馬場に戻る、桜馬場を進む-3

 

▼桜馬場を進む-4、表参道と下向道の分岐点へ進む-1

 

▼表参道と下向道の分岐点へ進む-2、右側に案内板が見えて来た

 

▼表参道と下向道の分岐点に着いた、後方を振り返る
 

▼御厩へ進む、御厩-1

御厩では神馬である月琴号・ルーチェ号の2頭の馬が飼われている。神馬は例大祭に随伴し、献馬式もおこなわれる。

 

▼御厩-2

 

▼アフリカ象、奉納プロペラ

 

▼こんぴら狗へ、こんぴら狗の銅像

こんぴら狗(いぬ)は飼い主に代わって代参した犬の像である。

江戸時代、犬が飼い主の代わりに金毘羅大権現(今の金刀比羅宮)へお参りする風習があり、「こんぴら狗」と呼ばれた。飼い主を記した木札、初穂料、道中の食費などが入った袋を首にかけた犬が、旅人から旅人へと連れられ、街道筋の人々に世話をされ、金毘羅大権現にたどり着いたのです。

▼御本宮まであと354段、上部右は社務所門(書院の入口)

社務所門は書院の入口で、社務所が書院に付属していた頃の名残で「社務所門」と呼ばれいる。

 

▼社務所門(書院の入口)

 

▼表書院-1

表書院(重要文化財)は万治2年(1659年)に建立された書院造りによる建物。

内部の五間には円山応挙が、邨田丹陵が二間、森寛斎が一間の障壁画が飾られている。

また前池躍魚と称される池泉鑑賞式庭園林泉や蹴鞠が催される前庭が鑑賞できる。

▼表書院-2

 

▼表書院-3、社務所門に戻る

 

▼社務所門を潜る、御本宮まであと308段

 

▼左側の木馬舎へ、木馬舎-1

木馬舎は慶安3年(1650)、讃岐国高松藩主 松平頼重から献納された。木馬は京師田中環中斎弘教宗圓の作である。

 

▼木馬舎-2

 

▼木馬舎の右下にカフェ&レストラン神椿、カフェ&レストラン神椿のメニュー

 

▼御本宮まであと285段(右側に重要文化財の掲示板)、重要文化財「金刀比羅宮表書院」

 

▼重要文化財掲示板、奥に表書院

 

▼旭社へ進む-1

 

▼旭社へ進む-2

 

▼右側に祓戸社(祭神-瀬織津姫ほか三柱)と火雷社、火雷社(祭神-火産霊神ほか五柱)

祓戸社の御祭神は、瀨織津姫神・速秋津姫神・気吹戸主神・速佐須良姫神で、罪穢を祓い清める神様である。

火雷社には、火産靈神・奥津比古神・奥津比賣神に座して、八衢比古神・八衢比賣神・來名戸神が合祀されていて鎮火・消防の神様、疫病を防ぎ止める神様である。

 

▼旭社が見えて来た(ここから御本宮まで一方通行)、旭社に着いた

 

▼旭社-1

社殿は40年の歳月をかけて天保8年(1837)に竣工した。上層の屋根裏には巻雲が、そして柱間・扉には人物・鳥獣・草花が彫刻されていてどれも稀に見る華麗な装飾で天保時代の芸術の精華を集めた建物である。

二万両の寄進で建てられた銅瓦葺の二層入母屋造の建物で高さ約18mである。

そのあまりの豪華さに江戸時代に参拝した森の石松は本殿へ行かず、ここへの参拝のみで帰ってしまったと伝えられる。

旭社に向かって右前にある雨水を溜める大きな鉄瓶に一円玉が浮かぶと願いが叶うという。

 

▼旭社-2

 

▼旭社-3

楼上に掲揚された「降神觀」の額は、清国の翰林院侍讀探花及第王文治の筆で、同国の劉雲臺の献納である。

 

▼旭社-4

 

▼旭社-5

 

▼賢木門へ進む

 

▼賢木門に着いた、賢木門-1

賢木門(さかきもん)は、唐破風と千鳥破風の棟が交錯する檜皮葺の屋根。天正12年(1584)長曽我部元親が寄進。

元親軍の往来の邪魔になるので火をつけると暴風が起こり木の葉が数千の蜂となり襲いかかる神罰にあい恐れをなし、神仏に詫びて、その夜のうちに再興したところ慌てて柱を逆に建ててしまったことから「長曽我部の逆木門」と呼ばれた。

しかし、この逸話は長曽我部を辱めるための創作で、それまでここに門は無かった。

万治3年(1660)京仏師弘教宗範咲の彫った持国・多門の二天が安置され、二天門となる。

明治12年(1879)の改築の際に逆木門の「逆」の字を嫌い「賢木門」と書くようになった。

 

▼賢木門-2

 

▼賢木門-3

 

 

引き続き、Vol.841-5/8をご覧ください。