Vol.832-2/5に続けてご覧ください。
<探訪メモ・ルポ>
與田寺は、天平年間(729~749)行基菩薩の開基と伝えられ、平安時代に嵯山我天皇により勅願所となり、鎌倉時代には讃岐七談所の1つとなりました。当初は医王山薬王寺薬師院と言われていました。室町時代には中興大師再来と言われる増吽僧正が再興の砌り、後小松天皇から虚空蔵院の院号を下賜せられました。近世に至りまして、與田郷の所在であることから與田寺とも称されて現在に至っています。こうしたところから與田寺のことを薬王寺とも虚空蔵院とも與田寺とも古来よりよばれて今に至ります。
▼與田寺(椋木)
本樹は「弘法大師の再来」とも評される與田寺中興の増吽僧正が正長年間(1428年頃)に與田寺再建の記念として植えたものと伝えられています。椋木は天然記念物で樹齢600年です。(與田寺HP引用-以下同様)
▼ムクの木の説明板、與田寺の説明板
▼さぬき七福神-寿老人、厄除の寺の石標
▼談議所-虚空蔵院の石標、四国八十八ケ所奥院の石標
▼四国のみち案内板、仁王門
仁王門は、両脇に仁王像を安置する。
▼仁王-阿形、仁王-吽形
▼仁王門を潜る、杉の木-古木のパワー
杉の木は、樹齢が380年余りになります。
古いだけではなく数度の落雷にも負けず風雨にも耐え、今日に至っております。
▼杉の木
▼烏枢沙摩明王、宝物館・大師堂(客殿)
烏枢沙摩明王は、トイレには神様がいる。便所神は目が見えない。安産の神でもあり、汚い場所にまつられながら美しい子を授けるところに由来する。便所につばを吐くと目を病む、なんて言い伝えが残る地域もある。
昔の人は便所掃除の意義を体験的に知り、便所神を信仰していた。
宝物館は、文化財を多く保存しております。
▼水子・子育地蔵
水子・子育地蔵は、子育のお地蔵さんで、皆さんの子供さんが無事に成長されますようにとお願いをされるお地蔵さんです。又、小さな命をなくした子供さんの供養をされるお地蔵さんです。
▼鐘楼堂、納経所・寺務所
鐘楼堂は、鐘を吊り下げて撞き鳴らすための建物。古代の寺院では伽藍を構成する主要な建物の一つです。
納経所・寺務所は、御朱印、お守りを受けることができます。御祈祷の受付もこちらでしております。
▼大師堂
大師堂(客殿)は、真言宗の開祖・空海(弘法大師)を祀るお堂。
▼大師堂と宝物館、大師堂と護摩堂
▼手水舎、修行大師像
手水舎は、参拝者が身と心を清める場所。
修行大師像は、諸国を巡歴された時のお姿です。
▼厄除不動尊、十二支御尊像
不動尊は、悪を断ち切って人々の煩悩を消し去るよう導いてくれる仏さまです。
十二支御尊像、十二支の御尊さまは各人それぞれの生まれ年による守仏さまです。
この御本尊は各人のもって生れた性質のよき点を伸ばし悪き点を抑えるよう護って頂ける有難いお守本尊です。
よくお参りの上天恵をお受けになるようお奨め致します。
▼多宝塔
多宝塔は、弘法大師御入定千百五十年の御遠忌の記念事業として建立されたこの塔は石山寺の国宝がモデル、四メートル四方、高さ十三メートルの規模でヒノキ材を使った二層造り。
塔内は住職が交流のあった、スリランカ仏教界の最長老ラブガマランカナンダマハーヤナ師から寄贈された釈迦如来の真骨仏舎利一粒が奉安されている。この塔は昭和五十九年十一月に完成。
▼護摩堂、護摩堂と本堂
護摩堂は、護摩を焚き修法を行うための仏堂。本尊は不動明王(重要文化財)。
▼七福神
さぬき七福神は、與田寺=寿老人、白鳥神社=恵比須神、法然寺=大黒天、田村神社=布袋尊、香西寺=毘沙門天、国分寺=弁財天、滝野宮天満宮=福緑寿である。
▼お願い地蔵、寿老人
お願い地蔵は、古くからおまつりされ霊験あらたかなお地蔵さんです。
よく願い(子授け・子供の無事成長など)を叶えてくれます。
寿老人は、右手に宝杖を持たれ「無病息災」「延命長寿」「ぼけ封じ」の神様であり、家族を病気やケガから守り開運長寿とぼけ封じに御利益があります。
▼蛙、福龍
この「蛙」は当院の境内に古来より守護仏としてお祭りされていたものを再現しました。カエルは吸い込む習性があるので、幸福を招き入れると信じられています。外出・旅行などに無事「カエル」の意味から蛙の信仰がでたもので、これを身につけて災難をのがれる身代わり蛙とも称され厄除・交通安全のお守りとして霊徳があります。
福龍は、邪念を払い水掛け観音に願いをかけて持ち上げます。
一、力が授かる 一、知恵が授かる 一、願い事がかなう
▼本堂-1
当本堂の御本尊は天平十一年行基菩薩の御作で、古来より全国に與田薬師と言われ厄を除き運を開いて諸々の病気を治すと言われています。そして、東向きの薬師如来で縁起がよく家内安全、交通安全のお願いを叶えて下さる仏さまです。
▼本堂-2
▼本堂-3
▼聖救世観音菩薩(水掛け観音)、厄除臼
聖救世観音菩薩(水掛け観音)は、「人々を世の苦しみから救う事」であり救世だけで観音の別名ともされる。
煩悩や苦しみを取り去り心の清争をもたらす御利益があります。
この臼は古来より当院に伝わる厄除臼です。厄の方は自分の年の数だけお金を臼の中に入れて厄の数だけ「おんころころせんだりまとうぎそわか」を唱えて杵で軽く搗いて下さい。忽ちにして厄が除かれます。
▼平和観音、石造宝篋印塔-1
平和観音は、世界平和・合格祈願・家庭円満・縁結びの御利益があります。
▼石造宝篋印塔-2
▼石造宝篋印塔-3
▼厄除石段-1、女三十三
厄除石段、はそれぞれ 三十三歳・四十二歳・六十一歳の厄除石段です。
石段の下にはアリガタイ厄除のお経がきざまれています。厄の方はその年の数だけ石段にお金を供えながら薬師如来の御真言「おんころころせんだりまとうぎそわか」を唱えつつお参り下さい。山上には「厄除薬師」の奥殿があります。
▼厄除石段-2、男四十二-1
▼男四十二-2、厄除石段-3
▼男女六十一、厄除石段-4
▼熱田神社-1
▼熱田神社-2
▼境内に戻る-1
▼境内に戻る-2
▼境内に戻る-3
▼境内に戻る-4、境内に戻った
引き続き、Vol.832-4/5をご覧ください。









































































