新居宮池の動静
宮池の遊歩道の桜の葉っぱを透し抜ける陽光。
沁みる言葉
冥の照覧(みょうのしょうらん)
五感で感じ取れるものは、何といってもリアルである。一方、心で感じ取らなければならないものは、そう簡単ではない。肝心の人の心のヒダなどは容易に見えないから、つい通り過ぎてしまう。
後で気がつく何とかだ。
文化も蓄積できないことはないけれど、ウッカリすると、あっという間に旧(もと)の木阿弥の様となる。近代以降、最も気を配らなくなったのは「冥の照覧(みょうのしょうらん)」だと云う。
冥とは、暗いとか目にみえない意味で、人間を超えたもののこと。
その視線が我が心に注がれている---、それが、冥の照覧である。
しかし、誰もが気になるのは人目で、それで人は皆、それなりに慎んだ自分になるが、人目のない時や人目の届かぬ心の内はどうか。やることは雑になり思いは乱れる。
そのことを、甘くみてはいけないのだ。
自己を大きく惑乱するものにもなる。我が心の内を照射するものに、改めて気掛けたい。
Walking & Potteringの風景
麻城-鳥瞰図、本丸跡(三豊市高瀬町上麻)。
麻部神社(三豊市高瀬町上麻)。
光照寺-大門、全景(三豊市高瀬町下麻)。
池八幡神社-鳥居と社号標、本殿(三豊市高瀬町下麻)。
歓喜院、高瀬七福堂(三豊市高瀬町下麻)。
<Flower arrangement>
頭上に広がる空間、空(そら)
A seasonal flower
◇ウォーキングコースに見るたんぽぽの種子の冠毛
どこででも見かけるポピュラーな花で、開花時期は3月上旬~5月末頃。種子の冠毛が丸く集まっているようすが「たんぽ」(綿を丸めて布などで包んだもの)に似ていることから「たんぽ穂」と名づけられ、「たんぽぽ」になった。
タネは風に乗って飛んでいく。耳の中に入れないように気をつけよう。
◇ウォーキングコースのお宅に咲いていたフレンチラベンダー
地中海沿岸原産、南ヨーロッパに多い。有名なハーブでいろんな品種がある。
晩春から夏にかけて、小さな花をたくさんつける。
北海道の富良野の「ラベンダー畑」が有名。花言葉は「繊細、優美」である。
◇ウォーキングコースに咲いている躑躅(つつじ)
ツツジ科ツツジ属の植物の総称で、常緑または落葉性の低木。山地に自生し、公園や庭園に広く栽植される。花期は4~5月で、枝先に先端が五裂した漏斗形の美しい花を数個つける。
園芸品種が多い。ヤマツツジ・ミヤマキリシマ・サツキなど。
◇史跡巡りの道中で出会ったシラー・ペルビアナ
星型の小花をたくさんつけた花序がよく目立ち、花色はポピュラーな青紫のほか、白花もある。
葉はやや肉厚の幅広葉で長く伸び、とても強健なので植え込みなどに何気なく咲いていることが多い。ヨーロッパ、北アフリカが原産地である。
<akijiiの塗絵-(96)>
写仏-16.十一面観音立像(じゅういちめんかんのんりゅうぞう)
光明皇后(こうみょうこうごう)がモデルの 女子力が高い、美人観音
法華寺(ほっけじ)(奈良県)-1951年・国宝指定
引き続き、Vol.538-2/5をご覧ください。