新居宮池の動静
久し振りの早朝の宮池の姿。
沁みる言葉
生と死は対立しない
世界に冠たる長寿国の日本では、猛烈な勢いで高齢化が進んでいるが、老後のいい話は、あまり聞かない。これは依然として、私たちの社会は、若さということに価値をおいているというか、ここに来て未だ、老にシフト出来ないでいる。
その端的な例は、メディアが、「老」の文字を積極的に使いたがらないという。
老とは、単なる価値の喪失に過ぎないのだろうか。
「老」がそうであるのだから、「生」を否定する「死」は尚更だが、私たちはいずれ死ぬのだ。
もう少し、生と死の問題を考えてもいいのではないかと思う。
この時のテーマの立て方は、普通は「生と死」であろうが、仏教の捉え方は「生死(しょうじ)」と包括的だと聞く。「生と死」とした対立思考は、本質を見失わせる。
それは、死は否定できないが、まぁ~先のことだ。当面は、生を楽しもう、という魂胆に陥り易いのだ。そのどこが悪い、という声が聞こえるが、このような生活態度こそが、生まれてこの方、ひたすら死に向かって生きていること、生死が同時進行していることを忘れさせるのだ…と。
死を忘却した生がいかに傲慢か---- 胸に留めておいた方がいいと聞こてくる。
Walking & Potteringの風景
洲崎寺-全景、境内(高松市牟礼町)。
菊王丸の墓、安徳天皇社(高松市屋島東町)。
那須与一扇の的、景清の錣引きの伝説(高松市牟礼町)。
義経弓流跡、総門(高松市牟礼町)。
射落畠、神櫛王墓(高松市牟礼町)。
佐藤継信・太夫黒の墓所、瓜生ケ丘-鉄塔の礎(高松市牟礼町)。
長刀泉、菜切地蔵(高松市牟礼町)。
<Flower arrangement>
頭上に広がる空間、空(そら)
A sesonalflower
◇史跡巡りの道中で出会った山葡萄(やまぶどう)
原産地は日本・中国・朝鮮半島で、ブドウ科のつる性落葉低木樹で、果実を生食あるいは果実酒にしていたが、近年、ワイン、ジャム、ジュースの原料として活用する動きがある。
従来、野山で自生しているものを収穫することから、ほ場で栽培することを始める地域がみられ始めた。収穫期は9月中旬~10月上旬である。
◇ウォーキングコースに咲いていた野牡丹(のぼたん)
ブラジル地方が原産で夏から11月頃まで長いあいだ咲く。
紫色がきれいな花が牡丹のように美しいのでこの名になった。牡丹には似てはいないのだが。
色は紫の他、赤、白があるが、紫のものをよく見かける。
◇ウォーキングコースに咲いていた蔓穂(つるぼ)
秋の初め頃に、山野などに生える。突然茎を伸ばし始め、うす紫色の花を咲かせる。
咲き始めはツクシにそっくりである。
<akijiiの塗絵-(51)>
今報の塗り絵は和暦二十四節気の「澄み渡る夜空に名月浮ぶ-秋分 shu bun」です。
引き続き、Vol.493-2/2をご覧ください。