Vol.486-1/3 地道さの積重ね。<JR沿線を歩く-34:讃岐牟礼駅~八栗口駅> | akijii(あきジイ)Walking & Potteringフォト日記

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「凡に中なる、これ非凡なり」(論語)、「何事も自分に始まり、自分に終わる。自分を救う道は自分以外ない」(夏目漱石の言葉)を座右の銘に、我流(感性だけ)の写真を添えて日記を綴る。

 

新居宮池の動静

宮池の北に位置する袋山に架かる雲。

 

 

沁みる言葉

地道さの積重ね

 

アサンガ(310-390年頃)という学僧は、西北インドのガンダーラ地方のプルシャブラ(現在のパキスタンのペシャワール)の生まれで、日本では無著(むじゃく)菩薩と崇(あが)める。

 

そのアサンガの主著「摂大乗論(しょうだいじょうろん)(5世紀頃に執筆した唯識の論書10)に、

---- 願自在は、精進波羅密多(しょうじんはらみた)円満するがゆえにという一文があるという。

精進とは、いくらノウハウを伝授されても、地道にこつこつやらねば、成功はおぼつかない。

まさにその地道な努力の継続のことで、波羅密多はサンスクリット語のパーラミターの音写で、理想に近づく方法の意味だと識者は解説している。

そうした地道さの積重ねによってこそ、願いも自在に叶えられる----

 

当たり前だが、いつの世にも変わらぬ普遍の道理だ。

「理(ことわり)」というのは、いつだって当たり前のスガタで立ち現われるのだ。

近年、一途(いちず)・直向き(ひたむき)・地道(じみち)は、暗いイメージだというが、悪い冗談だろう。

理をなめてはいけない。

 

 

Walking & Potteringの風景

男山神社(さぬき市寒川町)

 

神前神社(さぬき市寒川町)

 

 

 

Flower arrangement

 

 

頭上に広がる空間、空(そら)

 

 

A seasonal flower 

史跡巡りの道中出会った芙蓉(ふよう)

開花時期は8月上旬~10月上旬頃。大型の花で、昔から、「美しい人のたとえ」に用いられている花で、美しくしとやかな顔立ちのことを「芙蓉の顔」という。

どこに咲く

 

 

史跡巡りの道中出会った浜木綿(はまゆう)

開花時期は7月上旬~9月末頃、海岸近くに植えられる。

浜辺に生え、白色の花を「木綿」(コウゾの皮から採った繊維で、神事のとき榊につけて垂れ下げたもの)に見立てたことからこの名がついた。

おもしろい咲きかたをするが、実の形もユニークである。

 

 

小生いている熱帯スイレン

原産地は主に熱帯アフリカで、南米などの熱帯地域にも分布している。

 

熱帯スイレンは花茎を水面より上に伸ばして大きな花を咲かせ、花色は温帯スイレンにはない青や紫色があり多彩で、エキゾチックな雰囲気がある。花は朝開いて夕方まで咲き続けるが、昼咲きのほか夜咲き性の種類もある。開花期間も710月中旬までと長い。

 

 

akijiiの塗絵-(44)

今報四万十川です。

高知県の西部を流れる四国最長の川で、日本三大清流のひとつに選ばれている。

欄干のない沈下橋は有名で、旅情をかき立てられる。

生き生きとした緑に包まれた初夏の四万十川が、ゆったりと流れている。

 

引き続き、Vol.486-2/3をご覧ください。