Vol.464-1/2 玉露はなぜ高い?<JR沿線を歩く-12:讃岐塩屋駅~丸亀駅> | akijii(あきジイ)Walking & Potteringフォト日記

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「凡に中なる、これ非凡なり」(論語)、「何事も自分に始まり、自分に終わる。自分を救う道は自分以外ない」(夏目漱石の言葉)を座右の銘に、我流(感性だけ)の写真を添えて日記を綴る。

 

新居宮池の動静

夕陽が降り注ぐ宮池の水上展望台と遊歩道。

 
 

そうだったんだ…

玉露(日本茶)はなぜ高い?  

 

玉露の生産量は日本茶の全体の1%にも満たないが、その量が少ないのは手間ひまが掛かるという事が最大の理由である。玉露は、茶の新芽が23枚開き始めた頃に、ヨシズやワラで20日ほど覆って、日光を遮った状態で育て、緑が濃く柔らかな芽だけを摘んで作ったお茶で、旨味成分のテアニンをたっぷり含み、独特の甘味を持っている。

 

この玉露が初めて作られたのは江戸時代・天保の頃で、江戸の茶商・山本山の主人が茶葉の産地である宇治で、碾茶(てんちゃ)(抹茶の原料。茶園をヨシズなどで覆って育てた一番茶で、摘まずにそのまま乾燥させる)を露のように丸く焙(あぶ)った。これを「玉露」と名付けたのが始まりとされる。

 

今では細くよれたものほど高品質と言われ、価格は煎茶の高級品の倍以上するものもある。

京都府・宇治の他、福岡県・八女(やめ)、静岡県・岡部などが産地として知られている。

 

茶畑は山間地に多いが、その斜面に棚を作り、ヨシズやワラで覆い、摘み取りも新芽の一つひとつを手で摘み取る。新芽は一斉に芽吹くため、その時期だけ多くの人手が必要になり、産地では昔は学校も休みにして家族総出どころか村総出で茶摘みをしたそうだが、今では後継者不足に悩む茶農家も少なくない。

高級品になるのも、もっともな事である。

 
 

Walking & Potteringの風景

金刀比羅宮北神苑-高灯籠(琴平町琴平)

 

金刀比羅宮北神苑-起点石・道標・橋桁、JR琴平駅構内の石灯籠(琴平町琴平)

 

 
 

Flower arrangement

 
 

頭上に広がる空間、空(そら)

 
 

A seasonal flower 

ウォキングコスにいているルピナス(昇藤のぼりふじ)

たくさん種類があるが、葉っぱは913枚で一律ではないようだ。

紫色、ピンクなどの色の小花をいっぱいつける。古代エジプト時代から栽培されている古参植物である。

 

 

ウォキングコスにいている草藤(くさふじ)

マメ科の蔓性(つるせい)の多年草で、山野の草むらに生える。葉は多数の小葉からなる羽状複葉で、先が巻きひげになる。夏、青紫色の花を総状につける。

 

 

ウォキングコスにいている木通(あけび)

つる性植物で開花時期は4月上旬~4月末頃。名前は実が熟して割れたさまが、人の「あくび」に似ていることから「あけび」に変化していった。また、実は熟してくるとぱっくり口をあけたように裂けることから、「開け実(あけみ)」→「あけび」になったという説もある。

 

 

JR引田駅構内

半年振りにJR引田駅に降りたが、いつもながら駅のホームは色々な花の寄せ植えが元気をくれる。

このように、駅ホームの美化と乗降客の気持ちを和らげ、気遣いが行き届いている駅はトイレも申し分なく清掃が出来ている。駅員の方の弁は、自分の意志で始めたので、もう止めようとしたが、お客さんが喜んでくれているので、止めることが出来ず今に至っているとのことであった。

感謝—頭が下がる、これが仕事というものだ。

 

 
 

akijiiの塗絵-(22)

今報の塗り絵ひろこの里(宮城県)です。

 

引き続き、Vol.464-1/2-2をご覧ください。